窓の次はドア枠に挑戦!?DIYで超便利なドア枠もご紹介【耐震リノベ⑩】

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福井県にある旧耐震空き家を新耐震にフルリノベーションする過程をお届けします。

公開日 2023.11.16

更新日 2023.11.16

窓の次はドア枠に挑戦!?DIYで超便利なドア枠もご紹介【耐震リノベ⑩】

福井県の旧耐震空き家をリノベーション

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は玄関の交換とキッチン後ろの窓枠作りでした。
今回は全部屋に石膏ボードを張って壁と天井を完成させます。

天井に石膏ボードを張る

大工さんが合流するまで天井の石膏ボードを1人で張り進めます。
天井のサイズを測って1枚で張れる所から手をつけます。
丸ノコガイドエルアングルを使って石膏ボードをサイズに合わせてカットします。
いつもはカッターで切れ目を入れてカットしていましたが、今回は石膏ボード用の丸ノコ刃を使ってカットしました。(スピードが全然違いますね)
いつもは脚立を補助替わりにして張っていましたが、今回はビス打ち機があるので補助なしで張ります。(頭で支えつつ微調整や休憩をするのは変わらずでした)
ビス打ち機で片手でも打ち込めるので、左手で石膏ボードを支えながら固定できました。
片手で支えるのはキツイので取りあえず回りだけビス止め。

真ん中のビス止め位置が分からないので線を引きましたが、事前に野縁に合わせて線を引いておけばよかったです。
サイズが合わなかった場所は削って微調整、何度やっても天井のボード張りはキツイですね。
微妙にサイズが合わない箇所は、丸ノコガイドTスライドを使って石膏ボードを細くカットして調整します。
Tスライドは600mm、450mm、350mmと長さがあるので普段使う事が多い長さを持っていると便利です。
Tスライドをギリギリまで差し込めば600mmのTスライドでも910mm幅の石膏ボードを細くカットすることができます。
(石膏ボードを張る作業をする方は1つ持っておきたい道具です)
押し込む力が弱く、綺麗に入らなかったビス。
このままでは壁紙が貼れないので頭が隠れるまで締め直します。
少しでも出ていると壁紙が浮いてしまうので、頭が少し沈むくらい打ち込みます。(打ち込みすぎると石膏ボードを貫通してしまうので注意)
大工さんが合流したので、リビング側の天井を2人で張っていきます。
2人での作業はズレずに綺麗に張れるのでかなり楽です。

壁に石膏ボードを張る

天井が終わったので壁を張り進めます。
壁は天井のようにキツくは無いので張り初めだけしっかり合わせてあとは無心で張っていきます。
石膏ボードが重なる上部分は面取りをしてパテが入る状態にしておきます。
大工さんが石膏ボードをカットした物をひたすらビスを打って張っていきます。
釘打ち機にも慣れてきて綺麗に打ち込めるようになりました。
細かい調整はボードカンナを使って少しずつ削りながらサイズ調整をします。
ニッチの内側が少し出ていたので削って面を合わせています。
これでリビングキッチンは完了です。
2階も同じように全面に石膏ボードを張っていきます。
壁のサイズに合わせて丸ノコで石膏ボードをカットし、石膏ボードが通しが合わさる箇所は面取り。
ビス打ち機で打ち込んだら完了。

ドア枠を設置する

固定枠タイプを設置する場合、枠に石膏ボードをピッタリ付けることができないので、ドア枠を先に取り付けてから枠回りの石膏ボードを張るのが普通です。
枠をコの形に組んだら設置する場所にはめます。
フロアタイルを張るのでタイルの厚さ+1mm上に上げて枠を固定。
これで枠のまわりにピッタリ合わせるように石膏ボードを張って壁を完成させます。
ケーシングタイプのドアを取り付けていきます。
ケーシングとは、ドア枠などの枠材と壁の境目を隠すための部材で壁の厚さに応じて調節できるようになっています。

固定枠は壁厚に合わせて幅を決めて注文、ケーシング枠はL字型のケーシング枠を使って取り付け時に調整します。
ケーシング枠の場合、壁の上から被せるように仕上げるので、先にドア枠のまわりにも石膏ボードを張ります。
ケーシングタイプは枠の裏側に刃がついた金具があり、その金具で真っ直ぐ調整できるようになっています。(同じ位置にビスを打ち込める穴が空いています)
付属の専用金具を使って枠を沈めたり浮かせたりできるので、真っ直ぐに調整できます。
(レーザー墨出し器を使って垂直を確認しながら調整。)
枠を取り付けたら内側に戸当りを付けます。(戸当りはビスを隠す役割もあります。)
枠の外側にはケーシングを取り付けます。
壁の厚さを測り、厚みに合わせてケーシングに印を付けました。
印にあうようにケーシングをカット。
(この作業は丸ノコにTスライドが必要なので、ある程度道具の準備が必要です)
ケーシング枠の深さを合わせたらボンドを使って固定します。
ボード面と合うように確認しながら押し込むだけです。
これでドア枠の取り付けも完了です。
石膏ボードとドア枠の設置が完成しました。
ドアは汚れるので、ある程度内装作業が進んでから取り付ける予定です。
キッチン側のドアと脱衣所のドアは固定枠を使っています。
固定枠はケーシング部分が無いのでシンプルな仕上がり。
建具は全てNODAのスモークブラウンを使いました。

壁と天井完成!NODAのケーシングドア枠が便利!【築55年の旧耐震空き家】#19

次回は届いているキッチンを組み立てて設置したいと思います。
初めて対面型のキッチンを取り付けるので楽しみです。
コンロ前方に油跳ねや食洗器等、いままで取り付けたことのない作業もあるので詳しく記載していきます。
このシリーズでは、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるよう、タグに「セーチの旧耐震リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。