これを読めばわかる!リノベーションの流れや工期・費用相場を解説

本記事では、中古住宅をリノベーションする流れや工期、費用などを紹介します。物件の購入から着工、引き渡しまでのスケジュールを解説しつつ、時期ごとの注意点や知っておくべきポイントなどをわかりやすくまとめました。現在リノベーションを検討されている人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2021.11.01

更新日 2023.04.15

これを読めばわかる!リノベーションの流れや工期・費用相場を解説

結婚や出産、子どもの成長など、ライフステージが変化すると自宅に必要な設備も変わってくるものです。自宅のリノベーションを検討しているものの、何から始めるべきかわからず、なかなか踏み切れない人は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、施工の種類ごとに必要な費用や工期、スケジュールの流れなどをまとめて紹介します。初めてリノベーションを行う人は、ぜひ参考にしてください。

リノベーションの工期目安

これを読めばわかる!リノベーションの流れや工期・費用相場を解説
一言でリノベーションといっても、住宅の状態によって施工内容はさまざまです。部分的な修繕なら1日で終わることもありますが、住宅全体を作り替えるような大規模な施工となると、工期も長引くケースが多いでしょう。場合によっては仮住まいや駐車場、家具を一時的に置いておく場所などを確保する必要があるため、リノベーションを行う際は、あらかじめ大まかな工期を頭に入れておくことが大切です。

住宅全体を作り替えるフルリノベーションを行う場合、住宅の広さや改修内容によって工期に幅があるものの、4〜6ヶ月ほどで引き渡しが完了するケースが多いようです。追加工事が発生したり、住宅の構造に問題があったりした場合は、工期が長引く恐れも。大規模な施工を行う時は、余裕を持ってスケジュールを組むとよいでしょう。

また「水回りの設備を一新する」「クロスや床材を張り替える」など、部分的な修繕を行う場合の工期は1〜10日前後が目安です。設備の入れ替えに伴い間取りを変更する場合は、2〜3週間ほどを目安とするとよいでしょう。キッチンや浴室は工期が長くなりやすく、既存の浴室が在来浴室の場合や、シンクの位置を変える場合などは半月ほどかかるケースも見られます。

リノベーションにかかる費用の相場

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そもそもリノベーションとは、間取りの変更や設備の一新、デザイン性の向上などによって、住宅そのものの価値を高めることです。古くなった設備を修繕する「リフォーム」とは違い、既存の住宅に付加価値をプラスするために、大掛かりな施工を行うことが少なくありません。そのため、費用相場も比較的高く、一軒家のフルリノベーションとなると1,000万〜2,000万円ほどかかることもあります。

また、水回りをすべて一新する費用は100万〜500万円ほど、壁を取り払い広いワンルームを作る費用は300万円ほど、そして、土間収納やシューズインクローゼットなど玄関周りを充実させる費用は100万円ほどが相場です。このように、施工内容によって費用は異なりますが、既存の建物を活かして部分的にリノベーションを行う場合は、大体300万〜750万円ほどを目安とするとよいでしょう。

ステップ別に考える!リノベーションのスケジュールと流れ

初めて住宅をリノベーションする時、何から始めるべきかわからず、迷ってしまう人は多いことでしょう。ここでは、中古物件の選定からリノベーションが完了するまでのスケジュールや流れについてわかりやすく解説します。

ステップ1:物件の選定・購入

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近年、中古住宅を新たに購入し、自分好みにリノベーションする人が増えています。結婚や出産などをきっかけにマイホームの購入を検討している場合は、新築を購入するのではなく、中古物件リノベーションを検討する人も多いようです。
中古物件は選択肢が豊富なため、希望の立地に家を建てやすいメリットがあります。子どもに通わせたい学校が決まっている場合や、住みたい地域にこだわりがある場合などは、中古物件のリノベーションが適しているかもしれません。

中古物件の選定や購入にかかる期間は、おおむね1〜3ヶ月ほどです。物件選びは施工費用に影響を与えるため、なるべく予算を抑えたい人は慎重に検討する必要があります。ポイントは、なるべく既存の建物を活かせる物件を選ぶことです。築年数が古く、建物の躯体まで劣化が進んでいる場合は避けるのが望ましいでしょう。修繕に相応の費用がかかってしまうためです。また、築40年以上の古民家などは強度が弱く、耐震工事が必要な場合もあるため、費用が膨らむケースも見られます。

ステップ2:リノベーションの計画を立てる

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物件選びが完了したら、リノベーションの計画を立てていきます。とはいえ、初めての際はデザインや間取り、設備などの選択肢が多く、イメージを絞り込むのは難しいことでしょう。後悔しないコツは、ライフスタイルを重視したうえで、施工の優先順位を決めることです。「子どもが成人したあとも使える一人部屋がほしい」「毎日料理をするため、キッチン周りの設備を充実させたい」など、施工後の生活を具体的に想像することが大切です。

また、改修する物件の特徴を洗い出し、どのような改修を行うべきか話し合う必要もあります。「扉や柱などが印象的な古民家なので、それらを活かしてフルリノベーションする」「リビングが狭いため、間取り変更で広さを変えたい」など、物件の状態を考慮しながら、施工内容を検討するとよいでしょう。

ステップ3:業者の選定・相見積もり

業者選びは、施工のクオリティを左右する大切なポイントです。リノベーションは新築と違い、物件の状態に合った施工が求められるため、職人の実力が満足度に影響を与えやすいと言われています。施工が完了するまでリノベーションの全容を確認できないため、万が一、希望のイメージが反映されていなかったり、想像していた仕上がりとは違っていたりしても、大幅な変更は難しいでしょう。後悔のないリノベーションを行うためには、しっかりと信頼できる業者を見極めることが大切です。

業者選びのポイントは、「3社ほどを目安に相見積もりを取り、複数の業者を比較しながら選ぶこと」です。最初から一つの業者に絞ると費用相場がわかりにくく、もし見積もりに疑問を感じても業者に伝えづらいかもしれません。それぞれの業者に具体的な施工イメージを伝え、同じ条件で見積もりを取れば、価格やスタッフの対応などを考慮したうえで、最適な業者を選べるでしょう。

ステップ4:リノベーション内容の相談・計画

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業者選びが完了したら、より具体的なリノベーション内容を打ち合わせしていきます。この時に大切なのは、希望の住宅イメージをしっかりと業者に伝えることです。認識の食い違いが発生すると、イメージ通りの住宅が作れないこともあるため、根気強くデザインや設計などの希望を説明するとよいでしょう。

とはいえ頭で思い描く住宅のイメージを、改めて口頭で詳しく説明することは、決して容易ではありません。失敗を防ぐためには、あらかじめ好みの内装や施工事例の写真などを持参し、それらを見せながら希望を伝えるとよいでしょう。満足度の高いリノベーションを行うには、業者とコミュニケーションを取りながら、丁寧に打ち合わせを重ねることが大切です。

また、銀行から資金を借り入れる場合は、ローンの審査を始める時期にも注意が必要です。仮審査は長くても1週間ほど、本審査は1〜2週間ほどかかるため、工事見積書の概算が出た時点で着手すると余裕を持って進められるでしょう。工事費用が確定し、今度のスケジュールが見えてきたらローンの本申し込みを開始します。

ステップ5:リノベーション工事の開始

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設計内容が決まったら、いよいよリノベーション工事が始まります。工事期間は施工内容によって異なります。例えば、建物の骨組み以外すべてを取り払って作り替えるスケルトンリノベーションの場合、3ヶ月ほどが目安です。着工してから初めてわかる劣化などもあるため、大掛かりな施工の場合は、何度か現場での打ち合わせを行いながら工事を進めていきます。

工事前に行うべきことは、近隣住民への挨拶です。施工中は大きな音や臭い、飛沫などが発生することもあるため、着工日と完了予定日をしっかりと伝え、汚れが付着してしまいそうな車や植木などがあれば、移動や養生をお願いしましょう。万が一、工期が延びる場合は、わかり次第その旨を伝えることも必要です。

工事中は、自分で施工の様子を見に行ったり、わからないことがあれば施工会社に質問したりと、現場を職人に任せきりにしないことが大切です。工事中は「時間をしっかりと守っているか」「養生を行うなど、工事外の部分の扱い方はどうか」などを確認し、工期通りに進んでいるのか自らもチェックするとよいでしょう。

ステップ6:施工内容の確認

工事が完了したら業者の立ち合いのもと、施工内容や仕上がりなどの確認を行います。この時に施工ミスや打ち合わせとは違う箇所などが見られたら、速やかに担当者に報告しましょう。保証の内容によっては再度施工してもらえるため、不安な点が見られたらすぐに確認を依頼してください。

また、打ち合わせとは違う仕上がりになっていても、そのことを証明できる書類がない場合は、うやむやになってしまうケースもあります。このような失敗をしないためにも、必ず打ち合わせの議事録を取り、決定したことをわかりやすく整理しておきましょう。物件の引き渡しが終わるまでそれらを保存しておけば、認識の食い違いを防止できます。

ステップ7:物件の引き渡し

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施工内容に問題がなければ、物件の引き渡しをもってリノベーションの完了です。住宅に住み始めたあとも、優良な業者なら定期的に点検やアフターフォローのお知らせを送付してくれます。期間や内容などは業者によって異なるため、あらかじめそれらの条件を確認するとよいでしょう。

万が一、引渡しから間もない期間に設備が壊れたり、使っていない場所に傷が見られたりした場合は、業者の施工ミスかもしれません。瑕疵保険に加入している業者なら、引き渡しから10年の間に見つかった瑕疵を無償で修繕してくれるため、大掛かりなリノベーションを行う場合も安心して任せられるでしょう。アフターフォローや保険加入の有無などを参考に業者選びを行うのもオススメです。
これを読めばわかる!リノベーションの流れや工期・費用相場を解説
初めてリノベーションを行う時、何から始めるべきかわからず、なかなか段取りが決まらない人は少なくありません。フルリノベーションを行う場合は、4〜6ヶ月ほどの期間が必要なので、それを見越したうえでライフプランを立てられれば理想的です。子どもの入学や結婚、出産などを機に中古住宅のリノベーションを行う場合は、余裕を持ってスケジュールを立てるとよいでしょう。
より具体的な工期や費用などを知りたい人は、中古物件のリノベーション実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。

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