キッチンにコンセントは増設できるのか!?理想の数やオススメの場所とは?

生活していくうちにキッチンのコンセント不足にお悩みの人は少なくないでしょう。電源タップや延長コードばかりでつなぐのは安全とはいえません。コンセント不足の解消にはコンセントリフォームがオススメです。理想のコンセント数や快適に使える場所、コンセント増設のポイントをご紹介します。

公開日 2019.11.17

更新日 2019.11.17

キッチンにコンセントは増設できるのか!?理想の数やオススメの場所とは?

時代が進むにつれてキッチンで活躍する便利な家電や調理器具も増えてきました。それゆえキッチンに備え付けてあるコンセントでは数が足りない、使用したい場所とコンセントの位置が適していない、とお困りの人も多いかもしれません。その解消法のひとつとして挙げられるのがコンセントの増設です。そこで必要なコンセントの数がどのくらいなのか、増設する場所はどこがいいのかなどの疑問について解説します。

キッチンに必要なコンセントの数はいくつ?

キッチンにコンセントは増設できるのか!?理想の数やオススメの場所とは?
キッチンに必要なコンセント差し込み数は最低6つといわれています。コンセント増設を計画する際、まずは自身の生活スタイルに合わせて必要なコンセントの口数を決めます。キッチンで使う家電の数とコンセントへの抜き差しの頻度がどれくらいあるかを整理することがポイントです。常時コンセントに差しておくタイプの家電には必ず1口ずつ必要であり、使用時にその都度コンセント抜き差しする家電は複数同時使用がどれくらいあるかを考えましょう。

キッチンに必須のキッチン家電

コンセントの抜き差しを行わない、つまり常にコンセントを差したままの家電には冷蔵庫や電子レンジ、オーブン、炊飯器、ウォーターサーバーなどがあります。冷蔵庫やウォーターサーバー以外は使用しない時にコンセントを抜くこともできますが、使う頻度の高い家電であることから、使い勝手を考えるとコンセントに差しっぱなしにしておきたいところでしょう。

調理の際に必要になるキッチン家電

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続いては、必要な時だけコンセントを使用する家電について考えます。スムージーなどを作るジューサーや料理のメニューによって使うフードプロセッサー、電気ケトル、コーヒーメーカーなど、これらは必要な時だけ取り出して使う家電です。このように一時的に使用するキッチン家電は、どれくらい同時使用するかを考えて必要なコンセント数を考えるとよいでしょう。

例えばホットケーキを作りながらコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる場合、コンセントは2口必要になります。食卓などでホットプレートを囲む場合は届く位置にコンセントがあることも大切です。この時、電気ケトルでお湯を沸かすなどもすれば必要なコンセントはさらに増えるでしょう。

このようにコンセントの増設は、常時電源を差したままにしておきたい家電の数とその都度調理の際に電源コードを抜き差しするだろう家電の数、それに加えて食卓を囲むテーブルなど使用したい場所の近くに差し込み口が不足しているかどうかが増設を決めるポイントになってきます。

キッチンのコンセント、増設するオススメの場所は?

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コンセントの場所が集中していると電源コードが絡まったり、床の近くに複数コードがあると足に引っかかってしまったりなど、使い勝手も悪く安全とはいえません。そこで設置するのにオススメな場所をご紹介します。

常設の家電は背面がオススメ

冷蔵庫や電子レンジといった大型で消費電力の大きい家電は、ほとんどの場合あらかじめ使用を想定する場所に専用のコンセントが設置されています。増設を考えるならば、背面側の壁にコンセントを設置するとコードが隠れるため見た目も美しく、間違ってコードを抜いてしまうことも防げます。

抜き差しする家電は使い方を考慮する

一時的に使用する家電は抜き差しがしやすいように調理台付近の腰から胸の高さで設置するのがポイントです。調理台付近では調味料やほかの調理器具が抜き差しの邪魔にならないところを選ぶとよいでしょう。また使用中に電源コードが絡まない場所を選ぶことも重要です。ハンドブレンダーのように手に持って使うのか、コーヒーメーカーのように使用中は移動させないのかといった使い方も考慮して決めましょう。

カウンターテーブルにもあると便利

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対面キッチンカウンターのご家庭ならカウンターテーブルのそばにコンセントがあると便利でしょう。上部に設置してコーヒーメーカーを使ったり、床に埋め込んでホットプレートを使ったりと家電をスマートに使うことができます。スマートフォンの充電をしながら朝食を食べるといったことも可能です。

キッチンコンセント増設目安のリフォーム費用

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増設にかかる費用はコンセントの種類や住宅の環境によって変わります。一般的な費用の目安について見ていきましょう。

差し込み口の交換

差し込み口の多いコンセントに交換するだけでも口数不足を解消できます。この場合、既存の配線を利用するため費用は抑えられます。ただし電力量が許容を超えるとブレーカーが落ちる恐れがあります。キッチン家電は消費電力が大きいものが多いためコンセントの差し込み口は2口までにするのがよいでしょう。施工前には必ず消費電力の確認が必要です。費用の相場は大体5,000〜10,000円と考えておきましょう。

配線の変更

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近くの配線から分岐する方法と分電盤から配線を引き直す方法があります。配線からの分岐は照明器具のスイッチからも分岐できるので比較的簡単といえます。一方、分電盤から配線を行う場合は工事範囲が広がるため配線からの分岐よりも費用がかかります。ただし配線を流れる電流を分散できるため、ブレーカーが落ちにくくなるという利点もあります。費用は配線から分岐する場合は約12,000円、分電盤から新設する場合は16,000円くらいです。

配線変更の費用は、壁の中に配線用の管があるか、壁の加工が容易かといった元々の住宅環境や配線の距離によって変わります。また、冷蔵庫や電子レンジは漏電防止のためアース付きコンセントが必要です。アース線を新設する場合はやや費用が高くなることも覚えておきましょう。

電圧の切り替え

据え置き型やビルトイン型のIHクッキングヒーターや食器洗い機では、200Vの電圧を必要とするものもあります。100Vの家電製品が多い日本の住宅には一般的に100Vのコンセントが設置されています。200Vとはコンセント形状が異なりますので100V用コンセントを200V用に取り替える必要があります。費用の相場は約2,000〜5,000円です。

今はほとんどの住宅に単相3線式といわれる200Vまで使える電線が引き込まれていますが、もしも引き込まれていない場合は電力会社に相談しましょう。分電盤のブレーカーに200V(220V)の表示があれば200Vの家電を使用できます。

DIYで増設できる?

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テレビや雑誌でセルフリノベーションが紹介され、インスタグラムなどでもオシャレなDIY住宅が投稿されて一種のブームになっています。ホームセンターに行けばDIYの道具が簡単に手に入りインターネットで作業手順も調べられるため、費用を抑えたいと自分でコンセントを増設しようと考える人もいるでしょう。

しかし、コンセントの増設は「電気工事士」の有資格者でなければ実施できません。もしも資格を持たずにコンセント増設を行った場合、罰則の対象になります。コンセント増設には設置してよい場所、使用していいコンセントの種類など、電気を安全に使用するための知識が必要です。知識を持たずに行うと感電や火災を引き起こし、最悪の場合は人命にかかわる危険も考えられます。罰則もさることながら、安全を第一に考えてコンセント増設は電気工事士の資格を持つプロの業者に依頼しなければなりません。

キッチンコンセント増設の際の注意点

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続いては実際キッチンにコンセントを増設する際の注意点について確認しておきましょう。

賃貸でもコンセントは増設できる?

賃貸住宅では壁に穴を開けて配線するような大規模な増設は難しいでしょう。差し込み口を増やすだけの工事であれば管理会社の許可がおりる場合もあるので、まずは相談してみましょう。気を付けたいのは賃貸物件の場合、退去時には入居時の状態、つまり原状回復することが契約で定められています。原状回復にかかる費用についても事前に検討しておくとよいでしょう。

増設場所の注意点

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まず一番気を付けたいのが水まわりです。水は電気の天敵であり、コンセントに水滴がかかると漏電やショートから火災が発生する危険があります。ただ調理台とシンクが近いとどうしてもコンセントは水まわりに設置することになってしまいます。そんな時は防水のコンセントにするかカバーを付けると水滴による事故を防止できます。

また、ガスコンロ付近では火にかけた鍋から水蒸気が出ます。水まわりと同様にコンセントに水滴が付く危険があるため、コンセントはガスコンロ本体からは20cm以上離して設置しましょう。

高い場所に設置をする際は、お湯を沸かすと出てくる湯気などに注意しなければなりません。湯気も水分と同じです。ガスコンロ周辺では高い場所にコンセントを設置することは避けたほうがよいでしょう。

よい業者を選ぶ

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前述したようにコンセント増設は電気工事士の資格がないとできません。安全に工事を行うためにも資格を持ったプロの電気工事業者に依頼しましょう。プロの目線から最適なコンセント位置の提案や、漏電チェックをしてもらえるのでとても安心です。ただ、業者によって作業員の対応や技術には差がありますので、よい業者を選ぶことがポイントです。

まずは複数の会社から相見積もりを取るようにしましょう。単純な費用の比較のみではなく提案してくる作業の内容を比べることができます。また過去の施工実績などをインターネットなどで調べてから業者選定するのもオススメです。

依頼する業者の営業担当には事前に気になる点を細かく質問し、丁寧にわかりやすく答えられるかも見極めておきましょう。依頼する業者と信頼関係が築けるかも重要なポイントです。

コンセントの増設を業者に依頼すると時間も費用もかかるので、つい電源タップで口数を増やす「タコ足配線」でなんとかしようと思いがちです。ただタコ足配線は1つのコンセントでたくさんの電化製品を使用するため、電力の許容量を超えて火災が発生する危険があります。安全な暮らしを守るためにも、コンセント口数が足りずに悩んでいる人はこの記事を参考にして、コンセントの増設を検討してみてはいかがでしょうか。

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