DIYペイントで壁面塗装!ニッペホームプロダクツがレクチャー
DIYやインテリアが好きな皆さんの中には、壁を塗ることに興味はあるけれどハードルを感じている方もいるのではないでしょうか?あるいは、壁を塗ったことはあるけれど単色のみにはもう飽きてしまった…という人もいるかもしれません。 そこで今回は、初心者でも使いやすく、ユニークな質感が表現できる塗料を扱っている「ニッペホームプロダクツ」へお邪魔してきました。
公開日 2017-11-22
更新日 2022-01-11
INDEX目次

洋服のように、壁も着替える!
「ニッペホームプロダクツ」とは?

今回取材にご協力いただいたニッペホームプロダクツの皆さん。塗料の塗り方について、実際に手を動かしながら教えてくださった伊藤さん(左)。シンプルで目を引く「STYLEシリーズ」のパッケージデザインを手がけられた岩切さん(中央)。ニッペホームプロダクツの特長や魅力、そしてDIY初心者向けのアドバイスをしてくれた西島さん(右)。

デコボコベース
平坦な壁に、細かな凹凸を表現することが可能な下塗りベース。ケーキホイップのように、自由に下地面を演出します。塗ったときの形状をそのまま記憶してくれる、優れものです。

ザラザラベース
ザラザラとした質感を表現できる下塗りです。上に塗る塗料の色を工夫すれば、金属素材のように仕上げることも可能。

パリパリベース
上に塗った塗料をひび割れさせる下塗り。年月を経たような、アンティーク調の仕上がりになります。

STYLEシリーズ「コットン」

STYLEシリーズ「アガート」
(取り扱い容量:2kg・4kg)

STYLEシリーズ「シルバーグレイ」
(取り扱い容量:2kg・4kg)

PALシリーズ「カッパーメタリック」

使用道具
出したい質感や塗る範囲にあわせ、刷毛(中央)やなぜバケ(左上,左下)、ローラー(右)をチョイスします。
初心者にもオススメの理由とは?
1. においがしない
2. 色ムラがほとんどできない「マットフィニッシュ」
3. 準備が簡単なパッケージも用意!

「マットフィニッシュ」の製品は、乾くとチョークボードにもなるそうです。アイデア次第で、おもしろい空間作りに役立ってくれそうですね。

ニッペホームプロダクツさまのスペースを使って、実際にDIYしていただきました!壁面、ドアの縁、そしてドア。この3ヶ所を、質感を変えて塗ってもらいます。
■下準備

まずは養生します。床にはテープとビニールがひとつになっているマスカーを使いましょう。ペンキが垂れても簡単に後片付けができます。

ビニールをしっかり広げておきます。

天井にも色がつかないよう、マスキングテープで養生します。壁を塗装する際に使う物のサイズに合わせ、天井までローラーが届いてしまってもカバーできるよう幅の広いテープを選んでください。
■ デコボコベースを使って、デニム風の壁に

使用する「デコボコベース」に対して30%の水で薄め、容器に入れておきます。

さっそく塗っていきましょう。塗料は上から塗ることが基本だそう。脚立を使い、高い位置から塗ります。壁のきわはローラーだと塗りづらいので、まずは刷毛で縁取りましょう。

次に、面積が広い箇所はローラーを使って塗り広げます。もったりとした塗料なのでムラができますが、気にせずにたっぷり使って良いそうです。

下地が乾いたら、STYLEシリーズの「アガート」を容器にあけ、塗り進めます。ベースと同じように、壁のきわを刷毛で先に塗ってしまいましょう。この際、ペンキを水で薄める必要はありません。

できた凸凹感が埋まらないよう、量を加減しながらペンキを塗ります。

続いて、ローラーで塗りつぶします。全面塗ったら、ここで一度乾かしましょう。

次に、デニムらしさを出すための一工夫。STYLEシリーズの「シルバーグレイ」をパレットに出しましょう。目が粗く大きめのなぜバケに軽く、まんべんなく塗料をつけます。つけすぎは禁物です!

上から下に向けてペンキを塗ります。まずはタテ方向になぜバケを動かしましょう。

塗料の量を調節し、バランスを見ながら全体に塗ります。

次に、横向きになぜバケを動かします。

全体に塗ったら完了です!塗料のみで仕上げたとは思えないほど、デニム生地のような横糸と縦糸の質感が表現されています。
■ パリパリベースを使って、味のあるドアに

ドアノブを先に外しておきます。

パリパリベースは、全体にしっかり塗りつけてしまうと不自然な仕上がりになってしまうそう。上から下にかけて、部分的に塗りましょう。また、パリパリベースのひび割れは、刷毛を動かした方向に表れます。木目に合わせて、縦に塗ると◎。なお、今回は地の木目を生かしましたが、別の色に変えることももちろん可能です。その場合は好みの色を地に塗り、乾かしてからパリパリベースを重ねます。その上からさらに被せる色との違いをしっかり見せるため、違いがハッキリしているx2色を選ぶことがオススメ。

続いて、使用する塗料に対して30%の水で薄めたSTYLEシリーズの「コットン」を上から下に向けて塗ります。薄めている分、塗料が垂れやすくなるので注意しながら進めましょう。

乾かすと、このようにすぐにひび割れはじめました。 地の木目に重ねた柔らかい白色がマッチし、アンティークのような風合いを表現しています。

ちなみに、今回はドアにあわせてドアノブの色も変えてくださいました。もともとはこのように、よくあるシルバーのノブでしたが…。

このように、錆びたような風合いに変身!

使用したのは、ラストオリウムの「エイジドメタリック(色:メタリックラスト)」。こちらの塗料はアンティークメタリックのような仕上げが可能であると同時に、防さび機能まで備えている優れものなんです。塗装したドアノブの取り付けは最後に行います。
■ ザラザラベースで鉄のような風合いを出してみる

まずはドア縁の養生を外しておきます。ドアの周りなどを養生するときは、このようにテープを切らずに一本で貼っておくと、剥がす時がとてもラクですよ。

せっかく完成したデニム風の壁が汚れないよう、再度養生します。

はみ出てもガードできるよう、しっかりと幅を取りましょう。

床の養生もお忘れなく!

ドアの縁に、コンパクトな刷毛でザラザラベースを塗ります。今回ももちろん、上の方から塗ってくださいね。

塗る範囲が小さいので、塗料は大きな容器にあけなくても大丈夫です。そのまま塗ってしまいましょう。

乾くとこのように、白いザラザラができます。

PALシリーズの「カッパーメタリック」を塗り、養生を外せばできあがり!まるでジーンズのボタンのような色合いで、デニム風の壁にもよく合いますね。最後に、ドアノブも取り付けましょう。
完成!

完成です!最初とはまったく印象が違う空間になりました。殺風景な部屋も、ペンキと刷毛さえあればアイデア次第で自分好みにガラリと変えることができそうですね。

一つは、ローラー。質の良いものを使わないと、すぐに毛が抜けてしまって仕上がりに影響するそうです。また、安いものだとローラー部分に復元力が足りず、固い棒で塗っているかのような塗りづらさを感じてしまいます。しっかりと塗料を吸い込み、吐き出してくれる、ふっくらと質の良いローラーを選びましょう。ちなみに、ニッペホームプロダクツさんが販売している「STYLE」のペイントツールキットは、株式会社ハンディ・クラウン製のもの。いくつもの製品から吟味した、とても使いやすいローラーだそうです。
次に、意外にも「マスキングテープにこだわってほしい」と西島さん。過度な粘着力を持つものを使ってしまうと、養生として使用したあと、外す際に壁の表面素材ごと剥がれてしまうこともあるそうです。それを避けるためにも、DIY用の良質なマスキングテープを選ぶことが大事になります。

使いやすく質の良い道具を揃えることで、効率的に、そして楽しく作業を進めることができますよ。
壁の色は、空間のBGM。とらわれずに自分らしい壁を見つけてみて

壁を塗りたいけどハードルが高すぎる。単色の表現ばかりで、空間のDIYに飽きてしまった。そんな方は、ぜひニッペホームプロダクツの製品を検討してみてはいかがでしょうか?
■ワークショップ情報
日程:2017年12月10日(日)
②12:00
③13:00
④14:00
⑤15:00
各回定員6名様(チョークボード、フォトフレーム各3名)
参加無料
※ニッペホームオンラインをタグ付けしてワークショップで作った作品をSNSにアップしてくださった方、Facebook、インスタグラムをフォローしてくださった方にお1人様1点限りPENCURE「TEGAKI de PAINT」をプレゼント。
※塗料がついてしまう場合がございます。汚れてもいい服装でいらしてください。
※フォトフレームのお客様にはオリジナルクリスマスカードをプレゼント。
詳しくは以下へお問い合わせください。
http://www.tokyoshinjuku.jp/
03-5351-6718
お問い合わせは、10:00~18:00 まで
※インフォメーションセンターは水曜定休
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Japan
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