オシャレなトイレは手洗いカウンターが主役!参考実例5選!

トイレに手洗いカウンターを導入すると、ちょっとしたディスプレイや収納スペースとして利用できるため、機能性が格段に向上します。当記事では、そんな手洗いカウンターの特徴や設置するメリットについてご紹介します。この機会にぜひ、ご自宅のトイレを見直してみてはいかがでしょうか。

公開日 2020.02.07

更新日 2022.01.07

オシャレなトイレは手洗いカウンターが主役!参考実例5選!

昨今では、トイレをオシャレで快適に使いたいという需要から、自宅のトイレに手洗いカウンターを導入するご家庭が増えてきています。
一般的な手洗い場と比べて使用性・デザイン性に優れるため、手洗いカウンターの導入にはさまざまなメリットがあります。また、手洗いカウンターは種類が豊富で後付け可能なものもあるため、ディテールにこだわることで自分好みのトイレにすることも可能です。
この記事では、手洗いカウンターに関する基礎知識や導入のメリット、実際の導入例などをご紹介します。トイレのリフォームを検討されている人は、ぜひご一読ください。

開けた瞬間のインパクトが違う!手洗いカウンターがあるトイレの魅力

手洗いカウンターとは、その名の通り手洗い場が付いたカウンターのことです。一般的には棚と一体化されたデザインのものが多く、雑誌やトイレットペーパー、観葉植物などが置けます。また、収納スペースとしても活躍できるため、導入するのとしないのとでは、トイレの使い勝手が大きく変わります。手始めに、手洗いカウンターのメリットについて詳しく見ていきましょう。

すぐに手洗いができる

オシャレなトイレは手洗いカウンターが主役!参考実例5選!
手洗いカウンターのメリットの一つに、その場ですぐに手を洗えることが挙げられます。用を足したあと、わざわざ洗面所まで移動する必要がないため、トイレを出たまま手洗いを忘れるといったことも防げます。

子どもやお年寄りでも使いやすい

トイレと一体型の手洗い場の場合、小さな子どもでは手が届かないことがあります。仮に届いたとしても、無理な体勢になることも多く使いにくいでしょう。お年寄りの場合も同様に、用を足したあと振り向いて前かがみになりながら手を洗うという一連の動作が、体への負担となりかねません。
一方、手洗いカウンターは子どもやお年寄りでも無理なく届く高さに設置でき、自然な体勢で使用できるため体への負担にもなりにくいです。

ゲストにも好印象

家庭に来客がある場合、ゲスト側からすればトイレ使用後にしっかり手を洗いたくても洗面所まで移動するのは気を遣いますし、ホスト側からすればきちんと手を洗わないままにされるのも不潔に感じます。トイレ内に洗い場があれば、そうしたジレンマの解消につながります。また、手洗いカウンターがあるとトイレが華やかに見えるため、ゲストに気持ちよくトイレを使ってもらえるでしょう。

収納性に優れる

先述の通り、手洗いカウンターは収納面でも優れています。
一般的な吊り下げ棚では、視線が棚全体に届かないため、手前側にものが集中しがちです。いざ取ろうとしても手を伸ばしたり背伸びしたりする必要があるため、使い勝手もやや劣ります。手洗いカウンターの場合、ものの出し入れが簡単なので、トイレットペーパーの補充もしやすいでしょう。また、手が届きやすいので掃除もしやすいという利点もあります。

後付けもOK!トイレ手洗いカウンターの基礎知識

手洗いカウンターにはさまざまなタイプや材質があります。ご自宅のトイレに導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

どんな種類がある?

一口に手洗いカウンターといっても、手洗いボウルのみのタイプもあれば、カウンター・キャビネット・手洗いボウルなどを自由に組み合わせられるタイプなど、さまざまな種類があります。
主な3タイプを取り上げましたので、一つずつ見ていきましょう。

○手洗いボウル

小型の手洗いボウルを設置するスタイルです。壁に埋め込むスタイル、半埋め込みスタイル、据え置きスタイルなどトイレのスペースに合わせて自由に選べます。あまりスペースを取らないため、トイレが狭くなる心配はありません。手洗いカウンターのほかにも、チェストやキャビネットのような家具を取り入れることも可能です。
蛇口・タオル掛け・トイレットペーパーホルダーなどの種類も豊富で、自分好みの雰囲気にコーディネートできます。

○システムタイプ

こちらは半オーダータイプでトイレのサイズに合わせてセレクトすることができます。徹底して理想のトイレを追求したい人にオススメです。蛇口や鏡、手すりや収納スペース、タオル掛けに至るまでセレクトできるため、自分のイメージ通りのトイレを実現できます。また、トイレ自体もトイレリモコンを組み込むなどのカスタマイズが可能です。

○キャビネットタイプ

こちらは収納スペースと手洗いボウルを組み合わせたタイプです。トイレのスペースに応じて設置できるよう、比較的コンパクトなものから十分な収納スペースを確保したものまで、多彩なバリエーションがあります。あらゆるトイレの雰囲気・スペースにマッチできるため、人気の高いスタイルです。

スペースに余裕がない場合は、トイレのコーナーに設置するタイプや壁に埋め込むタイプがオススメです。その分、手洗いボウルはコンパクトになりますが、ボウルの形状や蛇口の高さといったディテールにこだわることで、使いやすさを向上できます。
中には壁への水はねを防ぐようなデザインもあり、人気があります。家族構成によっては鏡や手すりを組み合わせてもよいかもしれません。

失敗しない高さは何cm?

手洗いカウンターを設置するに際は高さが重要です。どのくらいの高さに設置するかによって、使いやすさが大きく変わります。

一般的な手洗いカウンターの高さは75〜80cm程度ですが、小さな子どものいるご家庭なら75cm程度がよいでしょう。家族の身長や年齢によって使いやすい高さは異なります。自分の家族に合わせて高さを選びましょう。

どんな材質がオススメ?

主な材質としては陶器・磁器・ガラス・焼き物などがありますが、どのようなトイレにしたいのかを明確にしてから材質を検討するほうが効率的です。

○陶器製

スタンダードな陶器の手洗いボウルならさまざまな、素朴な見た目で温かみがある雰囲気を演出できるでしょう。アンティーク調の蛇口や木目のあるカウンターと合わせれば、カントリー調のオシャレなトイレに変身します。また、レトロなシェルフとの組み合わせもマッチします。陶器製はコンパクトサイズのものが多く、トイレのスペースを気にせず設置できるのも嬉しいポイントです。

○ガラス製

ガラス製は、見た目の華やかさが特徴です。光の加減によって表情を変え、キラキラと輝きます。トイレを華やかな雰囲気にしたいならうってつけでしょう。フィージング技法を用いたボウルを選べば、ガラスの二層構造により、立体感のある模様や優れた耐久性を実現できます。

○磁器製

磁器製は、綺麗な発色の白地が特徴です。トイレに取り入れるものなので、清潔感を大事にしたい人にオススメの素材です。
シンプルながら上品で華やかなデザインのものが多く、陶器と比べると頑丈で耐久性に優れます。また、吸水性に乏しいため滑らかに水が流れ、水垢が付きにくいので掃除が楽になるというメリットも。サッと一拭きするだけで表面の汚れを落とせるでしょう。

○焼き物製

オシャレなトイレは手洗いカウンターが主役!参考実例5選!
焼き物製は、1000度超の高温で焼かれることによって生じる、美しい土のラインが特徴で、見れば見るほど深い表情を与えてくれる素材です。意外にも豊富なカラーが取り揃えられており、模様も数多くあります。上品な和風のトイレやモダンな雰囲気のトイレにしたい人にオススメです。

迷うほど素敵!手洗いカウンターがあるトイレの参考実例

手洗いカウンターの導入例をそれぞれの特徴や魅力と共に紹介します。

段差はアクセントカラーで映える!手洗いカウンターがあるトイレ

天井や壁など、トイレ空間で段差のある箇所をアクセントカラーにする方法があります。これにより、見た目がオシャレになります。トイレは白を基調としたシンプルな空間になりがちですが、アクセントカラーを取り入れることで、トイレの雰囲気が一気に華やぎます。また、段差にアクセントカラーを取り入れると奥行きを強調し、トイレの空間を広く見せられる点もポイントです。華やかな雰囲気にするためには、ライトブルーなどの明るいアクセントカラーがオススメです。画像は、Room Clipで見つけたArchi-spaceさんの投稿です。

快適なスペースを確保!手洗いカウンターがあるトイレ

トイレはある意味、自分だけのホッと一息つける空間でもあります。だからこそ、自分が快適に過ごせるために、ディテールへのこだわりが大切といえます。
Room Clipで見つけたe-plannningさんの例では、暖色や木目を基調とした空間に、寒色系のコラベルタイルを張り、ナチュラルで落ち着いた雰囲気のトイレが実現しています。手洗いカウンターのディテールにもこだわり、高級感を漂わせつつも全体の統一感を損ねていない、バランスの取れた仕上がりになっています。細部にこだわりすぎて全体のバランスを崩してしまうと本末転倒ですので、完成図をイメージしながらアイテムを選ぶようにしましょう。

コーナーを有効活用した手洗いカウンターがあるトイレ

同じくRoom ClipからピックアップしたTommyさんのトイレでは、コーナーを有効活用して手洗いカウンターを設置しています。コーナーに手洗いカウンターを設置すれば、動線を遮ることがなく、トイレが手狭に感じることもありません。また、後付けでも比較的容易に取り付けられるため、専門の業者に相談してみるとよいでしょう。

こだわりアイテムありきで作った手洗いカウンターがあるトイレ

こだわりアイテムを使って個性的に空間を彩るのもよいでしょう。遊び心があるアイテムをチョイスしてみると、ゲストも楽しい気持ちでトイレを使えるはずです。例えばRoom Clipで見つけたM-A.12さんのトイレのように、手洗いボウルを大きなマグカップ風デザインのものにして、その脇にインテリアとしてティーポットを添えておくと、思わずゲストも笑みを浮かべることでしょう。

光の演出で素敵度をアップした手洗いカウンターがあるトイレ

光の加減によってトイレを彩る方法もオススメです。
Room Clip からピックアップしたsonaさんのトイレでは、あえて全体をモノトーン調に抑え、デザインの凹凸と電灯により陰影を作ることで、大人びた空間を演出しています。手洗いカウンターそのものは至ってシンプルですが、光の演出により奥深い趣が生まれています。電灯の明度や自分の立つ位置、見る角度などによって、違った表情を見せてくれることでしょう。

トイレは毎日使うものですので、トイレが快適だと毎日の生活が一層豊かになるでしょう。手洗いボウルをはじめ、手洗いカウンターのディテールにはさまざまな種類があり、またその多くが後付け可能です。ご自宅のトイレをオシャレに変身させたい人は、ぜひリフォームを検討してはいかがでしょうか。

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