注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!

この記事では、注文住宅でよくある間取りの失敗例を紹介します。住まいの希望を叶えやすい注文住宅ですが、生活導線や完成後の生活イメージを考慮できていないと、かえって暮らしづらい住宅になることもあります。これから注文住宅でマイホームを建てる人はぜひ参考にしてください。

公開日 2022.06.22

更新日 2022.06.22

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!

好みの間取りやデザインを叶えられる、憧れの注文住宅。住まいにこだわりたい人やほかとは違う住宅を作りたい人などに人気です。ただし、住宅設計の知識がないと、かえって暮らしづらい空間になってしまうこともあります。この記事では、注文住宅で多い間取りの失敗例を挙げながら、対策方法や満足度の高い住宅を作るポイントを解説します。これから注文住宅でマイホームを建てる人はぜひ参考にしてください。

注文住宅の間取りで多く見られる失敗とは?

注文住宅で多く見られる失敗とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、注文住宅の間取りでよくある見落としがちな失敗事例をまとめました。「におい・コンセントの配置・収納のレイアウト」などについて、具体的に見ていきましょう。

ニオイが広がりやすくなった

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
吹き抜けは、空間の開放感をアップしたり天井を高く見せたりする効果があるため、注文住宅でもよく用いられる人気の施工です。しかし、吹き抜けを作る場所によっては、家全体ににおいが広がりやすく、消臭に手間がかかる失敗事例も見られます。

吹き抜けを作る場所として人気なのは、玄関や階段です。それらは生活の中心となる空間ではなくにおいも発生しづらいため、吹き抜けを作るのに適しています。一方、リビングやキッチン付近、LDKを兼ねたワンルームなどに吹き抜けを作る場合は要注意です。料理のにおいが2階まで広がりやすいため、「吹き抜け付近に窓や強力な換気扇を設置する」など、換気しやすい構造にすることが大切です。

コンセントや配線の位置をもっと考慮すべきだった

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
分譲住宅などある程度間取りが決まっている住宅は、あらかじめ生活に不自由がないようにコンセントの位置や数などが設計されています。しかし、間取りや部屋の形などを自由に考案できる注文住宅は、空間の柔軟性が高い分「使いたい場所にコンセントがない」「コンセントの数は多いが使い勝手が悪い」などのトラブルも発生しやすいのです。

そのような不具合をなくすためには、「間取りを決める段階でおおまかな家具・電化製品の配置を考えておくこと」が大切です。家具ありきで間取りを検討すれば無駄なスペースも生まれづらく、時間をかけて最適なレイアウトを決定できるメリットもあります。業者との打ち合わせ段階で希望のレイアウトを提案し、併せてコンセントの数や配置を相談するとよいでしょう。

収納の位置やサイズが気になった

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
収納はただ数が多ければよいわけではなく、生活の中でスムーズに使える位置やサイズなども重要です。「メインの収納が生活の中心となる部屋から離れていて使いづらい」「一つひとつの収納が小さくて必要なものが入らない」など、生活に不具合が出てしまうケースも少なくありません。
収納については、生活導線を考慮した上で適切な位置・サイズを選ぶことを常に心掛けてください。デザインを優先し過ぎたり、デッドスペースを活用しようと後回しにしたりすると失敗の原因しやすくなるでしょう。

また、収納予定の物に合わせて、収納スペースの奥行きを考える必要があります。設計段階で「どの収納に何をしまうのか」「どの部屋にどれくらいの収納力がほしいのか」などを明確にするとよいでしょう。ライフステージによって収納の使い方が変わる場合は、可動式の棚や間仕切りとしても使えるクローゼットなど、柔軟性の高い家具を導入するのがオススメです。

注文住宅の間取りで失敗したと感じてしまった事例と対策

ここでは、注文住宅の間取りでの失敗を事例とともに解説します。落とし穴になりやすい「アイランドキッチン周りのレイアウト・導線設計・寝室の配置」などにフォーカスし、さまざまな事例を集め、失敗につながる原因を整理しました。失敗を避けるためのポイントも紹介するので、注文住宅の間取りや設備などで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

オシャレなアイランドキッチンを選んで後悔

こちらは「ハウスネットギャラリー」に掲載されている注文住宅の設計事例です。木目を基調とした落ち着いたインテリアにモダンな照明、ホワイトのオープンキッチンを配した明るくナチュラルな内装が印象的。オープンキッチンを採用したことで空間の開放感もアップし、部屋の奥まで視線が届きやすい、広々としたリビングになりました。

デザイン性が高くすっきりとした印象のオープンキッチンは、「ワンランク上の内装を目指したい」という人に特に人気です。リフォームで後付けする人も増えており、オープンキッチンのあるオシャレな住まいに憧れている人も多いのではないでしょうか。

しかしオープンキッチンでは、生活感が出やすいキッチン周りが丸見えになります。そのため、しっかりと掃除や整理整頓をしないとかえって雑然とした空間になりやすいデメリットがあります。調味料や調理器具、家電などが少ない場合はよいものの、キッチン周りの設備を充実させたい場合はそれらを隠す収納も併せて導入する必要があるでしょう。

寝室を道路に面した場所に配置して後悔

こちらは「ハウスネットギャラリー」に掲載されている注文住宅の設計事例です。住宅全体は自然素材をふんだんに使用した温かみのある内装に仕上げ、寝室は無駄のないシンプルなレイアウトに。平家でありながらスキップフロアを取り入れ、一段高い位置に書斎を配し、キッチンの上にはリビングを見下ろせるロフトまで作りました。段差を用いて視覚的に空間を区切ることで、家族のどこにいても気配を感じられる空間に仕上げています。

この事例のような、「間仕切りを取り払ったLDKに、水回り・寝室などがシンプルにつながっている」という構成にしようとすると、間取りの柔軟性が非常に高くなります。そのため逆に、水回りや寝室などをどこに配置するべきか悩む人も多いでしょう。立地や地域の特性にもよりますが、寝室を道路側に配置すると、外の音が気になって、日常的なストレスにつながる失敗例も少なくありません。寝室はなるべく道路側を避け、どうしても動かせない場合は防音性の高い壁材や窓などを併せて導入するとよいでしょう。

洗濯の動線をしっかりと考えずに後悔

「エイワングループ」より、家事負担を減らすために、ランドリールームを設置した事例を紹介します。多くの住宅は、脱衣所と洗面所を兼用しており、同じ空間に洗面台と洗濯機を設置しているでしょう。しかし、洗濯物を干すスペースを別で確保する必要があるため、洗面所とベランダなどが離れている場合はかえって家事負担が増えてしまいます。「屋上に洗濯物を干しているため、洗濯のたびに1階と2階の行き来が必要になる」など、洗濯の導線を考えずに間取りを設計して後悔するケースも多いようです。

どうしても洗面所と洗濯スペースが離れてしまう場合は、独立したランドリールームを作るのがオススメです。「外干しする場合は、テラスやベランダの近くに簡易的なランドリールームを置く」「室内干しの場合は、洗濯機と物干しを設置する」など、用途によって適切な設備や広さ、場所などを選ぶとよいでしょう。水回りは生活に欠かせない設備であるため、生活導線に配慮し、なるべく少ない労力で家事が行えるように配置することが大切です。

後悔しないマイホームを手に入れるには?

ここでは、注文住宅の設計で失敗しないために、事前に準備しておくポイントを紹介します。理想のマイホームづくりに欠かせない、「住宅イメージを洗い出す方法」や「優先順位の決め方」などをまとめました。

家族全員の希望を洗い出しておく

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
家族全員が住みやすいと感じる家を作るには、誰がどのような希望を持っているのかを、事前に洗い出ておくとよいでしょう。場合によってはすべての希望を叶えられないこともあるため、「どの希望を優先するか」「絶対に譲れないポイントはあるか」など、家族で話し合って間取りや設備、デザインなどの優先順位を決めることが大切です。家族全員で目指すべき住宅のイメージ像が固まっていれば、業者との打ち合わせもスムーズに進められ、満足度の高い仕上がりを目指しやすいでしょう。

生活をイメージして間取りを考える

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
注文住宅の間取りは、デザインや暮らしの理想を反映させるだけでは、かえって暮らしづらい住まいになることがあります。間取りはあくまで生活導線を優先し、暮らしの中でスムーズに使える配置・レイアウトなどを心掛けましょう。
また、置きたい家具が決まっている場合は、家具の配置を考えた間取りにすることで、生活スペースを確保しやすくなります。コンセントの数や位置なども決めやすく、完成後の不具合を減らせるため、なるべく具体的に生活をイメージした上で間取り設計を行うとよいでしょう。

要望書を出すと理想に近づける可能性も!

注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
注文住宅は、担当者と何度も打ち合わせを重ね、イメージのすり合わせやデザインの提案などを繰り返しながら完成図や見積書などを作っていきます。
しかし、初めて注文住宅を作る人にとって、思い描く住宅イメージを詳しく担当者に伝えるのは難しいものです。こだわるポイントが多いほど伝達ミスや伝え忘れなども発生しやすくなるでしょう。そこで、あらかじめ住宅イメージをまとめた要望書を用意することがオススメです。

要望書は、「住宅に求める設備・機能・デザイン・予算」などについて、ざっくりとした希望をまとめるだけでかまいません。箇条書きにするとよりわかりやすいでしょう。併せて、「その住宅で、どのような生活をしたいのか」というイメージを伝えることで、より具体的な提案を受けやすくなります。また、文章で伝えづらい内装デザインや素材感などは、インターネットで希望と近いデザイン事例を集め、担当者に見せるとよいでしょう。
注文住宅の間取りで多い失敗とは?事例を交えながら紹介!
注文住宅はアイデア次第でさまざまな住宅が作れるため、完成後の生活をイメージせずに希望を反映させると、かえって暮らしづらい住まいになってしまうこともあります。特に間取りは生活導線に関わる重要なポイントなので、収納や配線、そしてにおいの問題なども忘れず、理想的な条件を細かく設定しましょう。それら条件を具体的にクリアする設計を、探っていくことが大切です。

これからマイホームを建てたい人は、満足度の高い内装リフォーム・リノベーションを手がける「カシワバラ・コーポレーション」にお気軽にご相談ください。

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