あの人気DIYキットから、暮らしに寄り添うカスタム包丁シリーズが新登場!
持ち手を削って作るカスタム包丁キット『It’s my knife for kitchen』の作り方をご紹介します!
公開日 2018.01.29
更新日 2018.01.29
金物の街として知られる兵庫県は播州三木で、120年以上の歴史を誇る老舗道工具メーカーの神沢鉄工が贈るDIYキット『It’s my knife』シリーズ。持ち手を削って作るこのナイフキットの新しいラインナップとして、ペティナイフと三徳包丁が登場しました。
It’s my knife PETIT(ペティ) ビルマチークモデル
今までの「It’s my knife」と同様、ものづくりに馴染みのない方でも数時間で完成させられる手軽さが売りのひとつ。
柄の材料には、耐久性・耐水性が高く、削りやすく加工もしやすいビルマチークとサーモアッシュを選定。構造はいたってシンプルで、キットに入っている六角レンチ一本で組み立てることができます。
柄の材料には、耐久性・耐水性が高く、削りやすく加工もしやすいビルマチークとサーモアッシュを選定。構造はいたってシンプルで、キットに入っている六角レンチ一本で組み立てることができます。
工程も今まで同様 ①削って②サンドペーパーで仕上げ③オイルを塗って④組み立てて完成と、とってもわかりやすくなっています。早速、作り方をご紹介したいと思います!
1、持ち手を削る
持ち手の削り方は、以前ご紹介したフォールディングナイフとほとんど一緒。ポイントも詳細に解説してますので以下のリンクをご参照ください。
削る前に、目安となるガイドラインを引きます。外郭線から5~8㎜くらい内側にガイドラインを引いて、そこを削る目安としていきます。分かりやすいように、下の写真では完成した持ち手を横に並べてみました。
今回の包丁には、持ち手の上と下に鍔とエンドプレートがはまります。持ち手をそれらの形状に合わせて削る必要があるため、はまる位置に線を引いていきます。
最終的にはこんな感じになります。
では、削っていきます。まずはガイドラインに従って角を斜め45度の角度で削っていきます。
角を削ったら、さらに角を落として丸みをつけていきます。
あとはお好みで、自分の手にフィットするようにアレンジを加えてみてください。
2、サンドペーパーをかける
次は付属のサンドペーパーで表面を平滑にしていきます。
木目に沿って、#120のサンド―ペーパーで表面の凹凸を平滑に、凹凸が無くなったら、#240で表面をすべすべに磨いていきます。
今回はあえて表面の凹凸を残して仕上げるので、サンドペーパーは仕上げの#240だけにします。
木目に沿って、#120のサンド―ペーパーで表面の凹凸を平滑に、凹凸が無くなったら、#240で表面をすべすべに磨いていきます。
今回はあえて表面の凹凸を残して仕上げるので、サンドペーパーは仕上げの#240だけにします。
3、オイルを塗る
表面の仕上げとして今回はクルミオイルを塗っていきます。
個人的に、木の質感が好きなので植物系のオイルで仕上げることが多いのですが、もちろんニスや漆などで仕上げてもOKです。
植物系のオイルの中でも、クルミオイル、エゴマ油、亜麻仁油といった乾性油という種類のオイルがおすすめです。乾燥すると固まる性質をもっているため、木材表面の保護効果をもたらします。
個人的に、木の質感が好きなので植物系のオイルで仕上げることが多いのですが、もちろんニスや漆などで仕上げてもOKです。
植物系のオイルの中でも、クルミオイル、エゴマ油、亜麻仁油といった乾性油という種類のオイルがおすすめです。乾燥すると固まる性質をもっているため、木材表面の保護効果をもたらします。
4、組み立てる
構造はいたってシンプルで、キットに入っている六角レンチ一本で組み立てることができます。
まず、刃の根元に鍔を装着し、芯棒と刃をネジで固定します。
まず、刃の根元に鍔を装着し、芯棒と刃をネジで固定します。
削った持ち手に芯棒を挿入します。
持ち手の下にエンドプレートをかぶせて、ネジ止めして完成。
5、完成
ナイフの削り跡の凹凸を残すことで、既製品にはない味のある包丁が完成しました。
今回作り方を紹介したのはペティナイフになりますが、その他に刃渡りの長い三徳包丁のモデルも同時発売しております。持ち手はペティ・三徳で共用可能で、刃を付け替えることができます。気分に応じて持ち手の着せ替えを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
上:三徳包丁×サーモアッシュ、下:ペティナイフ×ビルマチーク
暮らしに溶け込む存在に
歴史ある「金物の町・播州三木」の知名度を上げ、地場産業の活性化に結びつけたい。
そんな思いで生み出した「It’s my knife」シリーズ。「削るは楽しい」をコンセプトに、木を削るためのクラフトナイフや料理用のフォールディングナイフといったラインナップを展開してきました。
そのIt’s my knifeの製作ワークショップに参加された方から、「ふだん使っている既製品の木べらを、使いやすいように削ってアレンジした」との報告をいただきました。趣味の範疇にあった「削るDIY」が、生活の不便を解決する手段として、暮らしの中に溶け込んでいったと感じた瞬間でした。
今回の包丁はまさに、「暮らしに溶け込む存在へ」というビジョンを実現させるべく生まれたもの。ナイフよりも日常に踏み込んだ道具として、この包丁がよい切れ味、よい持ち味を発揮する、皆さんの相棒になることを願っております。
そんな思いで生み出した「It’s my knife」シリーズ。「削るは楽しい」をコンセプトに、木を削るためのクラフトナイフや料理用のフォールディングナイフといったラインナップを展開してきました。
そのIt’s my knifeの製作ワークショップに参加された方から、「ふだん使っている既製品の木べらを、使いやすいように削ってアレンジした」との報告をいただきました。趣味の範疇にあった「削るDIY」が、生活の不便を解決する手段として、暮らしの中に溶け込んでいったと感じた瞬間でした。
今回の包丁はまさに、「暮らしに溶け込む存在へ」というビジョンを実現させるべく生まれたもの。ナイフよりも日常に踏み込んだ道具として、この包丁がよい切れ味、よい持ち味を発揮する、皆さんの相棒になることを願っております。
今回ご紹介したペティナイフは、クラウドファンディングサイトMakuakeにて3月30日まで先行予約販売を受付中です!このほか、三徳包丁やダマスカス鋼を使用した数量限定のプレミアムモデルもございますので、是非ご覧ください!
WRITTEN BY
Japan
明治28年創業、播州三木の老舗金物メーカーが手がける刃物ブランド。 アウトドア、キャンプ、DIY、ステーショナリー、クッキングを軸としたライフスタイルを彩る新しい刃物製品を提案。 ハンドルを削って作る自作ナイフキットIt's my knifeシリーズ、ダマスカス鋼の高級ステーショナリーナイフNagel knifeシリーズを展開中。
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