洗面所は「照明」で差がつく!おしゃれ照明の選び方
洗面所は1日の中で何度も使う場所です。朝起きてからまず向かう人も多いでしょう。また、洗濯などの家事でもよく使います。 1日何度も目にするだからこそ、インテリアや照明などのデザインにはこだわりたいものです。しかし、一言で照明といっても、たくさんの種類があります。 この記事では、照明の基礎知識から選び方のコツまで、おしゃれな洗面所を目指すうえですぐに実践できるアイデアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
公開日 2019.08.20
更新日 2022.01.07
INDEX目次
照明の「色」基礎知識
照明の「色」には、「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類があります。その中でも一般的に広く販売されており、私たちの生活でもよく見かけるのは、「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類です。同じ空間でも、照明の色ひとつで雰囲気や人に与える効果は大きく変わります。色の特徴を知って、どれがどこに適しているのか、またどのような演出が可能になるのかを理解しましょう。
暖かく眩しすぎない電球色
電球色は、オレンジっぽい暖色系で、暖かみのある色をしています。
リラックスでき、落ち着ける空間を演出するので、リビングや寝室によく使われていますね。また料理を美味しく見せる色ともいわれているので、食事をする場所にもおすすめです。ただし、他の色と比べ明るさが抑えめになるため、細かい作業やデスクワークにはあまり向いていません。
リラックスでき、落ち着ける空間を演出するので、リビングや寝室によく使われていますね。また料理を美味しく見せる色ともいわれているので、食事をする場所にもおすすめです。ただし、他の色と比べ明るさが抑えめになるため、細かい作業やデスクワークにはあまり向いていません。
白く爽やかな昼白色
白くすっきりとしていて、爽やかな明るさを持つのが昼白色です。家の中で、一番多く使われている色なのではないでしょうか。
人に馴染み深く、太陽の明るさに近い自然な色といわれています。身だしなみを整える部屋に使えば、メイクや選んだ服の色をそのままの色味で確かめることができます。
人に馴染み深く、太陽の明るさに近い自然な色といわれています。身だしなみを整える部屋に使えば、メイクや選んだ服の色をそのままの色味で確かめることができます。
最も明るい昼光色
昼光色は、他と比べて白く青みがかっており、照明の色の中でも最も明るい色です。
青みがかった色は、脳を覚醒させ集中力を高める効果があります。また、ものをくっきりと見せてくれるので、作業スペースや勉強部屋などにぴったりです。しかし、明るすぎるがゆえに長時間その空間にいると、目が疲れやすくなる、というのも覚えておきたいポイントです。
青みがかった色は、脳を覚醒させ集中力を高める効果があります。また、ものをくっきりと見せてくれるので、作業スペースや勉強部屋などにぴったりです。しかし、明るすぎるがゆえに長時間その空間にいると、目が疲れやすくなる、というのも覚えておきたいポイントです。
洗面所の照明の選び方
では、洗面所には、どのような照明を合わせていけばよいのでしょうか。多くの家庭では、洗面台と天井の2ヵ所に照明が設置されているかと思います。洗濯などの家事で全体を照らしたいときには天井の照明。身だしなみを整えるときに自分を映したい場合は洗面台の照明、といったように、しっかりと場面ごとの役割が考えられているからです。ここで演出や雰囲気ばかりを優先してしまうと、実用性を失ってしまうことがあります。
例えば、暖かい雰囲気を優先して全てを電球色のみにしたり、光の少ないものを選んだりしてしまうと、メイクや選んだ服の色味が外へ出たとき違って見えたり、髭を剃ったときにムラが出てしまったりなど、生活の中で不便なことが起きる恐れがあります。また、逆に光が強く、明るすぎる空間にしてしまうと、寝る前に洗面所を使ったとき目が覚めてしまったり、目が疲れてしまったりする可能性もあります。
例えば、暖かい雰囲気を優先して全てを電球色のみにしたり、光の少ないものを選んだりしてしまうと、メイクや選んだ服の色味が外へ出たとき違って見えたり、髭を剃ったときにムラが出てしまったりなど、生活の中で不便なことが起きる恐れがあります。また、逆に光が強く、明るすぎる空間にしてしまうと、寝る前に洗面所を使ったとき目が覚めてしまったり、目が疲れてしまったりする可能性もあります。
メイクのときや髭を剃るときなど、身だしなみを整えるときに使う洗面台の照明には、細かい部分まで明るくはっきりと照らしてくれる昼白色のもの。そして、リラックスした空間を作ってくれる電球色を天井の照明に使うなど、用途に合った工夫も必要です。
少し手の込んだ工事が必要になりますが、スイッチで色を切り替える方法もあります。
また、もうひとつ注意しておきたいのが、湿度です。洗面所は浴室ほどではありませんが、多湿になりやすい場所です。デザインにこだわりすぎて湿度の対策を怠ると、とても危険です。故障で使えなくなる、といった事態にならないように、しっかりと防湿・防滴のことも考えて選びましょう。
少し手の込んだ工事が必要になりますが、スイッチで色を切り替える方法もあります。
また、もうひとつ注意しておきたいのが、湿度です。洗面所は浴室ほどではありませんが、多湿になりやすい場所です。デザインにこだわりすぎて湿度の対策を怠ると、とても危険です。故障で使えなくなる、といった事態にならないように、しっかりと防湿・防滴のことも考えて選びましょう。
洗面所のおしゃれな照明アイデア
照明にはさまざまなデザインがあります。次に、どんな照明を選べばどのような雰囲気になるのか、演出のポイントなどをご紹介します。
照明+ミラー
via roomclip.jp
ミラーにライトを設置して、顔や手元がはっきりと見えるようにしたものがミラーライトです。人は身だしなみを整えようとするときに、つい前のめりになりがちですが、ミラーライトは顔を明るく映し、肌の状態をしっかりとチェックすることができます。特に、女性の方は身支度をする際にとても役に立つのではないでしょうか。
ミラーのまわりにライトを設置したものや、上下または左右、裏側に設置したものもあります。ミラーにはっきりと映すのが目的なので、明るさを抑えた電球色よりは、自然色に近い昼白色のライトがおすすめです。しっかりと身だしなみに力を入れたい、という方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ミラーのまわりにライトを設置したものや、上下または左右、裏側に設置したものもあります。ミラーにはっきりと映すのが目的なので、明るさを抑えた電球色よりは、自然色に近い昼白色のライトがおすすめです。しっかりと身だしなみに力を入れたい、という方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ペンダントライト
お手軽な作業でおしゃれな空間を演出してくれるのがペンダントライトです。天井から、チェーンやコードで吊り下げることができます。コードの長さも、コードリールなどを使ってまとめれば洗面所の天井の高さに合わせることができます。設置する高さによって、照射範囲が変化するのも楽しめるポイントですね。天井から吊すだけなので、壁に施工スペースがなくても場所を選ばず、好きな場所に灯りを配置できます。
また、サイズも幅広くデザインも豊富で、可愛く仕上げたいとき、スタイリッシュにしたいときなど、自分好みの空間をつくりだすことができます。ひとつの電源から配線工事なしで多灯吊りができるのも嬉しいポイント。自分の理想の空間にとことんこだわりたい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし洗面所は多湿な部分なので、照明やコードが増える分だけ、漏電などに注意が必要です。
また、サイズも幅広くデザインも豊富で、可愛く仕上げたいとき、スタイリッシュにしたいときなど、自分好みの空間をつくりだすことができます。ひとつの電源から配線工事なしで多灯吊りができるのも嬉しいポイント。自分の理想の空間にとことんこだわりたい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし洗面所は多湿な部分なので、照明やコードが増える分だけ、漏電などに注意が必要です。
ランプシェード
ランプシェードとは、光をさえぎる「かさ」のことで、ランプをおおう素材やデザインによって、さまざまな空間を演出してくれます。たくさんの種類が販売されており、自分の好みにあったシェードを選ぶことが可能です。また、自分で手作りすることもできます。作業が比較的お手軽で、DIYの中でも挑戦しやすいものになっています。この世にひとつしかないランプシェードが欲しい、という方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
市販で売っている毛糸を格子状に巻いたり、ワイヤーを楕円形に組んだりなど、デザインは無限大。自分で細部までこだわることができます。光の出方がとてもおもしろく、例えば網目のかさでライトをおおえば、模様のキレイな影ができあがります。使用時に熱が高くなるので、DIYする際は布や和紙などの素材は控えるようにしましょう。
市販で売っている毛糸を格子状に巻いたり、ワイヤーを楕円形に組んだりなど、デザインは無限大。自分で細部までこだわることができます。光の出方がとてもおもしろく、例えば網目のかさでライトをおおえば、模様のキレイな影ができあがります。使用時に熱が高くなるので、DIYする際は布や和紙などの素材は控えるようにしましょう。
デザイナーズライト
via c.owned.letro.jp
有名なデザイナーが手がけた照明もおすすめです。特におすすめなのが、1874年に設立されたルイスポールセン社の照明。独特のカーブを採用しており、内部の反射板が不快なまぶしさを抑えつつ、爽やかさと暖かさを同時に演出してくれます。
また、ミッドセンチュリーと呼ばれていた1950年代にデザインされたバブルランプは、独特のフォルムと美しさを持ち、いまでも世界中にファンがいます。
デザイナーが手がけた照明には少し値の張るものが多いですが、配置するだけで一気に洗礼された上質な空間を演出することが可能です。いま人気の北欧テイストのものや、長く使えるシンプルで愛着の湧くものなど、その種類はさまざま。世界中で活躍しているデザイナーの作品の中から、ぜひ自分に合った照明を見つけてみてください。
また、ミッドセンチュリーと呼ばれていた1950年代にデザインされたバブルランプは、独特のフォルムと美しさを持ち、いまでも世界中にファンがいます。
デザイナーが手がけた照明には少し値の張るものが多いですが、配置するだけで一気に洗礼された上質な空間を演出することが可能です。いま人気の北欧テイストのものや、長く使えるシンプルで愛着の湧くものなど、その種類はさまざま。世界中で活躍しているデザイナーの作品の中から、ぜひ自分に合った照明を見つけてみてください。
失敗しない照明選びのコツ
照明選びといっても、これだけたくさんの種類があると目移りしてしまいますよね。失敗しないコツとして、まずは現状をしっかりと知ることが大切です。洗面所の広さはどのぐらいか、電源の数はいくつあるのか、誰が使うのかなど、情報を集めたうえで、自分に合った照明を選んでみてはいかがでしょうか。1日の中でも頻繁に、またさまざまな用途で使う場所なので、しっかりと下調べすることが大事です。
照明器具のお手入れ方法
照明は毎日使うものです。日々のお手入れを怠ると、ホコリがたまったり、汚れなどで明るさが低下したりしてしまいます。またショートなど故障の原因になったり、無駄に電気代がかかったりと、お手入れ不足はマイナスなことしかありません。しっかりと定期的にお手入れをしましょう。
お手入れの前に
照明をお手入れする前には、必ず電源を切りましょう。電源を切ってすぐは、照明器具や電球がとても熱くなっており、火傷の危険性があります。時間を置いて、熱がちゃんと取れたのを確認してからお手入れをしてください。また、コードや接続部分など、電気が通る部分は水に弱いので、濡らさないように注意が必要です。
ガラスやホーロー製のシェードのお手入れ
via www.receno.com
まずコードからシェードを取り外します。取り外したら、やわらかい布を水で濡らし、しっかりと絞ってから拭き掃除をします。しつこい汚れを落としたい場合は、中性洗剤を染み込ませた布で汚れを取り、最後に乾拭きをしましょう。研磨材の含まれているものや、たわしなどの硬く先の尖ったものを使って擦ると、表面が傷ついてしまうので注意が必要です。また、落とすと高確率で割れてしまいます。しっかりと手で支えて拭き上げましょう。拭き上げの際には指紋がつきやすいので、ゴム手袋などの使用がおすすめです。
電球のお手入れ
via www.receno.com
やわらかい布で軽く1~2回ほど拭き上げます。水拭きする場合は、必ず固く絞り水気が残らないようにしましょう。また、電球の口金部分は電気が通る部分です。絶対に濡らさないように注意しましょう。
光の演出でおしゃれな洗面所に
洗面所の照明選びは、デザインはもちろん使用感や湿度対策にも目を向けることが大事です。毎日頻繁に使うので、雰囲気だけにこだわってしまうと、失敗しやすいでしょう。また、壁に照明を配置する場合には大きな工事が必要になります。もし、自分の知識や技術でまかないきれないときは、業者に依頼するのもひとつの手段です。費用こそかかりますが、細かい部分まで注文することができて、理想どおりの仕上がりが期待できます。長く頻繁に使う場所だからこそ、洗面所の証明にもこだわって、居心地のよい空間を目指してみてはいかがでしょうか。
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