DIYにチャレンジしたいけど、どうも踏ん切りがつかない方にオススメの、簡単で見た目もグッドなサイドテーブル作りをレクチャーします。スライスウッドを天板に使用し、脚は風合いの良いカッパー製。愛用するほどアンティーク感が出るのに、材料費はツール込みで1万円を大きく下回ります! 難しい計測も不要。時間だって1時間あれば十分です。なんとなくの感覚でイケますから、変に力まず試してみてください。きっと作る楽しさを満喫できると思いますよ。
まずは材料を……
・輪切り板
厚さ5cm、直径20cmほどの杉なら約3000円で購入できます。乾燥によるヒビ割れを防いだ加工品もありますが、非常に高価なためオススメしません。それに多少割れているほうがナチュラルで素敵!
・卓上万力
ベンチバイスとも呼ばれる小型万力。3000円前後のモデルが扱いやすいでしょう。大きめのクランプでも代用できますが、難易度は上がります。
・銅製の丸パイプ
望むテーブルの高さ次第とはいえ、1mくらいが現実的。太さ約1cmなら加工しやすく、価格も1本300円ほど。
・サドルクリップ
4個あれば十分ですが、ホームセンターでは10個前後の袋売が一般的です。単品なら20円くらいで購入可能。
・ビスとドライバー
ビスは最低でも8本用意しましょう。ねじ回しは若干力が必要とはいえ、電動じゃなくても平気です。
・スプリング
パイプに挿入して強度を高めるのに。マストではありませんから、特に意識しなくても大丈夫。
ステップ1
輪切り板の直径に合わせ、パイプをマスキングテープでマーク。切り株からはみ出る左右のパイプは、長さをなるべく揃えて。
ステップ2
もう一本のパイプも同様に。ただし、今度はマークを内側に約1.5cmズラします。
ステップ3
1本目のパイプ、マークした2箇所の中間にもう1つ目印を。可能な限り正確にすると仕上がりが美しくなります。ここまで5分あれば十分なハズ。
ステップ4
スプリングがあるなら差し込んでおきましょう。パイプの折り曲げを繰り返さない限りはそうそう折れないので、仕込まなくても心配ありません。
ステップ5
万力にパイプを固定し、両端のマーク外側から直角に折り曲げます。何度もやり直すと脆くなってしまいますからご注意を。
ステップ6
U字のパイプが1対できました。フラットになるよう、折リ曲げの際には向きを意識してください。自分の望むテーブル高を決め、直角部分から計測。4本が同じ長さになるようマークを。各先端を3cm以上余らせるのが理想的。この時点で約20分は必要です。
ステップ7
4つの先端、すべてをU字の内側へ、直角に折り曲げ。マスキングテープの内外、どちらから曲げるかは統一を。
ステップ8
1本目のU字の底にあたる、ステップ3でマークしたポイントを軽く内側に曲げます。目安程度に角度をつければ十分です。
ステップ9
2本目のパイプのの上に、1本目を交差させてセット。くぼみが上手くハマれば安定し、輪切り天板を置いても、さほどふらつきません。バランスが悪いなら、本組みの前に修正を。スタートからまだ35分ほどですね。
ステップ10
問題なければ脚と天板をサドルクリップで固定しましょう。1つめから思い切り固く締めず、調節しながら慎重に行うのが大切です。
ステップ11
脚がキレイにクロスしていて、ガタつかないのを確認したらキッチリ固定!
トータル1時間弱で完成です! カッパー素材の脚は経年変化すると輝きが鈍くなり、よりウッドの風合いにマッチしていきます。構造がシンプルな分、壊れにくくはありますが、重いものは苦手なので、くれぐれも腰を掛けることのないように!
via : FALL FOR DIY
WRITTEN BY
Japan
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