内装壁材は何がおすすめ?壁材の種類とおしゃれ実例

内装壁材の種類はクロス・塗り壁・タイル・木質系などがあります。内装壁材にウッドタイルや木材を使用すると、リラックス効果や高級感、空間を広く見せるといった効果が得られます。 木質の内装壁材の使用例を通して、デザインの特徴やオシャレに見せるポイントなど木目調の魅力をご紹介します。

公開日 2020.03.06

更新日 2020.03.06

内装壁材は何がおすすめ?壁材の種類とおしゃれ実例

快適な住まいにするために大きな要素となるのが「内装壁材」です。
インテリアの印象を決めるだけでなく、暮らしの快適さにも密接な関わりがあるため、機能面も考慮する必要があります。
家を建てる時にはあまり意識しなかった内装壁材が、住み続けるうちに気になることもあるでしょう。
内装壁材にはクロスや塗り壁、タイル、木質系などの種類がありますが、オススメは木目調の壁材です。
今回は、内装に木材を使用するメリットや木質系壁材の特徴、具体的な施工例などをご紹介します。ナチュラルな内装リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

内装用の壁材は何がオススメ?

内装壁材を選ぶ時は、デザイン性だけでなく、その空間の用途や暮らし方に合わせる必要があります。リビングや寝室なら温かみを感じる素材、子供部屋には汚れがつきにくい素材、キッチンや洗面所など水回りには耐水性のある素材がよいでしょう。
内装用の壁材はクロス・塗り壁・タイル・木質系・パネルなど種類が豊富で、予算や好みに合わせて自由に選べます。まずは壁材の種類について詳しく見ていきましょう。

1.豊富なデザインが魅力のクロス(壁紙)

住宅内装で一般的に使われているのが、壁紙のクロスです。豊富なデザインの商品が揃い、価格が安く、比較的施工しやすいため工事も短くて済みます。
さらに掃除がしやすく、布で拭き取ることもできるので、お手入れも簡単。以下、代表的な素材ごとに特徴や具体例をご紹介します。

ビニールクロス

主に塩化ビニール樹脂を使用したシートに紙などを裏打ちしたクロスです。
最も普及しているタイプで、施工しやすく耐久性があり、掃除もしやすいことから、ハウスメーカーの標準仕様である場合が多いです。
安い価格から選べる上、色やデザインも多彩なバリエーションがありますが、結露しやすく剥がれるリスクがあるのがデメリットです。。
プリント加工や凸凹のエンボス加工、発砲加工など風合いはさまざまです。

紙クロス

パルプ洋紙を使用し、プリントやエンボス加工をしたクロスです。欧米の住宅で多く使用されており、日本では輸入住宅で使われたりします。
コウゾ・ミツマタが原料の和紙や、月桃の繊維から作った月桃紙、ケナフ原料の紙クロスなどもあります。紙クロスは風合いが魅力ですが、価格はやや高めで、強く擦ると剥がれるため注意が必要です。

織物クロス

合成繊維で織ったクロスで、平織りや不織布など温かみのある風合いが魅力です。
通気性・調湿性に優れますが、価格が高めでホコリを吸いやすいので、時々掃除機かはたきをかける必要があります。

2.塗り方次第で印象が変わる塗り壁

昔から使われている塗り壁は、日本の気候・風土から生まれた壁材で、調湿性や耐火性、断熱性、防音性にも優れた特性を持ちます。
クロスのような継ぎ目がなく、塗り方次第でさまざまな印象を作れます。ただし汚れが落ちにくく、施工費が高い点がネックです。仕上げに使う代表的な素材ごとに特徴や具体例をご紹介します。

漆喰

土壁の上から消石灰に砂と糊を混ぜて塗り上げる、日本独自の代表的な塗り壁です。耐久性・耐火性・断熱性・調湿性に優れます。基本は白ですが、顔料を加えることもあります。

珪藻土

植物プランクトンの堆積土から採取した多孔質の素材。通気性がよく調湿性・保温性・断熱性に優れ、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
色やデザイン、施工性を高め、石膏ボードやクロスの上から塗り替えできるタイプもあります。

プラスター

鉱物の粉末と水を混ぜた素材で、別名「西洋漆喰」とも呼ばれています。漆喰より安価で純白に仕上がりますが、防水性に劣るため水回りへの使用は避けたほうがよいでしょう。

数寄屋建築や茶室などで使用される、古くからある土の塗り壁です。柔らかい質感と上品さが魅力で、日本式家屋に最適ですが、高い塗装技術が求められます。

3.高級感を叶えるタイルの壁

内装壁材は何がおすすめ?壁材の種類とおしゃれ実例
タイルは外壁に使われるほど耐久性があり、耐水性にも優れるため、キッチンや浴室、トイレなど水回りで使用されます。汚れを落としやすいのもメリットです。
また、陶器や磁器など質感を楽しみ、豊富な種類のタイルを組み合わせてオリジナルのインテリアにすることも可能です。高級感を味わえますが、その分費用はかかります。
最近では調湿や消臭などの機能を持つ商品もあり、リビングや寝室、玄関などにしばしば用いられています。

4.ポイント使いにもオススメの木質系の壁

無垢材や化粧合板で仕上げた壁板で、化粧合板には天然木タイプや化粧シートなどがあります。天然木タイプは基材に天然木の薄い板を張り付け、化粧シートは樹脂や紙などのシートに木目などの柄を印刷して張り合わせます。高級感を演出したいなら、スギやヒノキなどの無垢材がオススメです。調湿性や保温性、吸音性に優れる上、木目や風合いの楽しみがあり、年数が経つごとに趣が生まれます。
もっと手軽にナチュラルな雰囲気を作るには、化粧合板を使用するとよいでしょう。
部屋全体を板張りにするのではなく、壁の一部にだけピンポイントに使用したり、下半分に張り付ける腰壁にしたりすると、インテリアのアクセントになります。
内装壁材は何がおすすめ?壁材の種類とおしゃれ実例
天然木や人工木のウッドタイルは、壁に張り付けるだけでナチュラルな雰囲気を作れるため、より手軽です。
DIYも可能ですがタイルをカットする必要があり、デザインが限られます。お好みのデザインにしたい場合は、リフォーム会社に相談するのがオススメです。

内装壁材にウッドタイルや木材を選ぶメリット

内装壁材といえばクロスが一般的で、木材はどちらかというと床材などのほうがイメージしやすいかもしれません。
木材を壁材として使用する場合、壁全面ではなく部分的にウッドタイルを用いるだけでも、お部屋の雰囲気がぐっとオシャレになります。
ほかにもウッド調デザインならではのさまざまなメリットがあります。

心落ち着くリラックス効果

人は、木材を使った空間で過ごすと心が落ち着き、自然と心にゆとりが生まれます。
木材が人をリラックスさせる理由を「視覚効果」「心理効果」の観点から解説します。

視覚効果

無垢材の木目は等間隔ではなく微妙なズレがあり、それが揺らぎとなって見る人を心地よくさせるといわれています。また木材から温もりを感じるのは、黄色や赤など暖色が基調であり、波長の長い成分が反射光に含まれているからです。紫外線の反射が少ないため目にやさしく、部屋全体が柔らかな光に包まれます。木材が放つ独特な光沢は、木材の細胞に細かな凸凹があり、光の方向によって反射が変わるためとされています。同時に光の反射を弱め、金属やプラスチックなどに比べてまぶしさを軽減する効果もあります。
内装壁材は何がおすすめ?壁材の種類とおしゃれ実例

心理効果

人は天井や壁、床が真っ白な部屋で過ごすと緊張し、疲労感が強まるとされます。
実際に木材の比率を変えた部屋で、人の快適性や脳血流量、脈拍数を調べた実験があります。30%・45%・90%で比較すると、どれも評価は快適で、特に45%における満足度が高くなりました。脳血流量に関しては30%が減少、45%は増加、90%は増加ののち減少しています。脈拍数も30%は減少、45%は増加しました。
脳血流量や脈拍数の減少はリラックス状態を、増加は活発な状態を表します。以上の結果から、快適性が同じであっても、木材の比率によって安静な状態と活動的な状態があることが分かります。現在、住宅に占める木材率は20%といわれているため、もっと積極的に木材を取り入れることでリラックス効果がより高まるはずです。

木目の壁面で高級感を演出

スギやヒノキなどの無垢材を壁面に使用すると、それだけで高級感を演出できます。特にヒノキは香りの楽しみもあり、ナチュラルで上質な空間作りに役立つでしょう。木目の違いや素材の風合いなど、年月が経つにつれて味わいが増すのも特徴です。腰壁に採用するとインテリアの重心が下がり、重厚感も生まれます。

広く感じる内装空間

壁材に木材を使用すると、木目や合板を張り合わせた線により、素材の存在感を強く主張できます。縦方向に木材を張り付けると部屋の高さが増したように感じ、横方向に張り付けると広さや奥行を感じる部屋になります。吹き抜け空間と組み合わせれば、さらに開放的な印象を作ることも可能です。
また壁材の延長として、一定の間隔を開けながら木材を並べるルーバー(間仕切り)があります。ルーバーは仕切りの圧迫感がなく、部屋全体を広く見せることが可能です。通気性や採光性を損なわず、明るく風通しのよいお部屋になります。

温もりが素敵!内装壁材に木材を使っている参考実例

お部屋をウッド調にリフォームしたい時、手軽に利用できる内装材がウッドタイルです。インテリアに関心の高い人がDIY修理で取り付けるケースもあります。
ウッドタイルを内装壁材に使用している参考実例から、デザインや特徴、オシャレに見せるポイントなどを分析してみましょう。

ニッチの後付けもできるウッドタイルを使った内装

Room Clipからピックアップしたhotaboさんの投稿では、玄関の壁面にウッドタイルを配置しています。色の濃いタイルや木目のあるタイルを組み合わせるなど、単調にならないように工夫が施され、個性的な壁面に仕上がっています。
アクセントを付けるために、同じ木製の飾りを中央の壁かけに採用したこともポイントです。棚を設置すれば、玄関周りの小物の片付けも簡単でしょう。ウッドタイルで玄関に温もりが感じられます。

縦張りで高さを感じるウッドタイルを使った内装

同じくRoom Clipのyannさんの投稿では、壁のアクセントとして縦方向にウッドタイルを配置しています。もとからある壁時計の幅に合わせているところがポイントです。
木目や色合いの異なるタイルを配置することで、手前の木製キャビネットや隣の木目調ドアとのバランスが取れています。同じ木質でもそれぞれ風合いを変えて、変化を見出している例です。

水回りにも活用したいウッドタイルを使った内装

ERI.Sさんは、洗面所の壁材にウッドタイルを使用し、洗面ボウルにも木目を使用して統一感を出しています。
洗面所は明るさや清潔感が大事なので、壁材のウッドタイルは白木を中心に配置しているところがポイントです。
木目調の陶器製洗面ボウルは、ホテルや店舗などで人気のデザイン。水回りに使える木質デザイン商品もよいアクセントになります。

自然光と調和するウッドタイルを使った内装

hotaboさんのキッチンには、窓周りにウッドタイルが配置されています。洗面所と同じく、キッチンも明るさや清潔感が大切です。
白木を多く使用することで自然光と調和し、キッチンに柔らかな光が差し込む空間を創造します。キッチンの棚も木製で、インテリアに統一感があります。

部分使いで温もりを演出するウッドタイルを使った内装

cocoさんのリビングの一角には、ウッドタイルがレンガ壁のように配置されています。ほかの壁面は白が基調ですが、色が濃いウッドタイルを配置することで、お部屋に温もりや落ち着きを演出できます。
ソファーのブラウンや木製家具とのさり気ないバランスもポイントです。


木材にはリラックス効果があり、壁材に使用すると温もりや高級感を演出します。配置を工夫すれば、お部屋を広く見せたりアクセントにもなったりするため、自分好みのオシャレな空間を作れるでしょう。
木材を壁材に使用する場合、ウッドタイルで手軽にDIYも可能ですが、リフォーム会社に依頼すれば、さらに満足度の高い仕上がりになります。ナチュラルな雰囲気の壁をお求めの際は、ぜひご検討ください。

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