「ちょうしょく」ってなんだ?塗料を混ぜ合わせて色を作るお話
塗料業界でいう「ちょうしょく」は朝ごはんの意味ではなく・・・業界での共通言語が一般に伝わらない好例
公開日 2018.07.20
更新日 2018.08.21
今日は塗料業界では当たり前に使われる「調色」という言葉と、DIYerにとって知ってることで大幅にモノづくりの幅が広がるその意味についてお話しようと思います。
「調色」は「ちょうしょく」と読みます
via takaratoryo.com
色見本帳と色を比べているところ
超のつくあるあるで、「ちょうしょくしてるんです」っていうと、「?あさごはん?朝ごはんだけしてるんですか?」と言われます。
「いや、調べる色と書いて調色で、色合わせすることです」とお答えしております。
なにを調色しているかというと、もちろん塗料です!
「いや、調べる色と書いて調色で、色合わせすることです」とお答えしております。
なにを調色しているかというと、もちろん塗料です!
塗料と塗料を混ぜ合わせて色を作るのです
ホームセンターに慣れ親しんだDIYerの皆さんでしたら、ホームセンターに塗料を買いに行かれましたらその品ぞろえと色を選びにいかれるでしょう。
「この塗料は7色か」「この塗料は20種類ぐらい選べるな」「でも容量が少ないな・・・」なんて自問自答しながら選ばれるかと思います。
しかも気に入った色や容量がなかったら塗料っていらないでしょう?
アイボリーが欲しいけど、このアイボリーって結構黄色いよなぁ、しかも5キロぐらいほしいのに1キロしかない。。なんてことなかったですか?
実はそんなときに調色ができるお店ですと必要な量を必要な色で作れるのです!
「この塗料は7色か」「この塗料は20種類ぐらい選べるな」「でも容量が少ないな・・・」なんて自問自答しながら選ばれるかと思います。
しかも気に入った色や容量がなかったら塗料っていらないでしょう?
アイボリーが欲しいけど、このアイボリーって結構黄色いよなぁ、しかも5キロぐらいほしいのに1キロしかない。。なんてことなかったですか?
実はそんなときに調色ができるお店ですと必要な量を必要な色で作れるのです!
調色の工程(当店における)
そんな時に登場しますのが塗料販売店です・・・ですが・・・
そんなときに塗料販売店をご利用いただければ解決します。
そして塗料販売店では調色をおこなっているところとおこなっていないところがあります!
「えぇ!このタイミングで調色をおこなっていない店も紹介する?!」
と思われるかもしれないのですが、実はメーカーで調色してくれるのです。
ちなみに僕の調べですと塗料店での調色対応は下記のような感じです。
そして塗料販売店では調色をおこなっているところとおこなっていないところがあります!
「えぇ!このタイミングで調色をおこなっていない店も紹介する?!」
と思われるかもしれないのですが、実はメーカーで調色してくれるのです。
ちなみに僕の調べですと塗料店での調色対応は下記のような感じです。
・調色なんてしない!メーカー調色だ!メーカーが近いから調色してもらった塗料が翌日か翌々日に塗料が届くからうちでしないんだというお店
物流の発達で手に入るのが早くなりまして困らないのです。ジャストオンタイムです。
大体朝早く注文すれば翌日に届く場合が多いです。
大体朝早く注文すれば翌日に届く場合が多いです。
・調色なんてしない!なんていわないよ絶対!の店
つまり店頭調色をしているお店です。まあ薄い色限定、なんて店もあります。
ちなみに関東やらに多いです。
そして沖縄とかは絶対やってくれます。
うちは淡彩色から濃彩色まで幅広く行っております。
ちなみに関東やらに多いです。
そして沖縄とかは絶対やってくれます。
うちは淡彩色から濃彩色まで幅広く行っております。
タカラ塗料調色師が調色しているところ
大阪は塗料メーカーのメッカ
理由はですね、塗料メーカーは大阪に集まっているのです。本社大阪って多いんです。
それはその昔大阪は造船で栄えまして、船によく塗料を使っておりましたのでメーカーがたくさんできました。
そこの近くの大阪の塗料販売店は調色しなくても成り立つため、調色はちょっとしたサービス的に行っている程度です。
東京は今では翌日商品が届きますが昔の名残でしっかり自社で店頭調色するところも多いですね。
沖縄は絶対やってくれます!の理由は沖縄は大阪から塗料を送ると、塗料は飛行機に乗れないので船で届ける必要があり1週間以上時間がかかってしまいます。
しかも沖縄の人から聞いた話では結構無茶な量をすぐにもってこい!的な注文が多いそうですぐに作らないといけないので、ものすごい量の調色材料の在庫があり、お店での調色が当たり前なんです。
また別の理由で沖縄は軍の関係でアメリカ人が多くって塗料を使う文化がしみ込んでいるんですね。
日本の中では塗料消費の先進国だと勝手に思っています。
ちなみに北海道も開拓者精神かよく塗料を使う印象です。雪のせいもあるかもしれませんが。
横道にまたそれまくりましたが、ホームセンターにほしい色がない場合は塗料販売店に行って、「色見本帳見せて!」というと700色以上掲載された色見本を見せてくれるので、その中から注文しましょう。
それはその昔大阪は造船で栄えまして、船によく塗料を使っておりましたのでメーカーがたくさんできました。
そこの近くの大阪の塗料販売店は調色しなくても成り立つため、調色はちょっとしたサービス的に行っている程度です。
東京は今では翌日商品が届きますが昔の名残でしっかり自社で店頭調色するところも多いですね。
沖縄は絶対やってくれます!の理由は沖縄は大阪から塗料を送ると、塗料は飛行機に乗れないので船で届ける必要があり1週間以上時間がかかってしまいます。
しかも沖縄の人から聞いた話では結構無茶な量をすぐにもってこい!的な注文が多いそうですぐに作らないといけないので、ものすごい量の調色材料の在庫があり、お店での調色が当たり前なんです。
また別の理由で沖縄は軍の関係でアメリカ人が多くって塗料を使う文化がしみ込んでいるんですね。
日本の中では塗料消費の先進国だと勝手に思っています。
ちなみに北海道も開拓者精神かよく塗料を使う印象です。雪のせいもあるかもしれませんが。
横道にまたそれまくりましたが、ホームセンターにほしい色がない場合は塗料販売店に行って、「色見本帳見せて!」というと700色以上掲載された色見本を見せてくれるので、その中から注文しましょう。
メーカー調色では4キロと一斗缶の入れ目が標準
メーカー調色の場合ではほとんどが4キロ、石油缶(一斗缶、15キロ~20キロぐらい)に限定されています。
そして店頭調色をやっているところでも同じに設定されている場合があります。
それより少量の調色は技術的にも難しく、色ブレが大きくなってしまいます。
お味噌汁4人前より1人前の方が味の調整が難しく、さらに4分の1人前はもっと難しいというイメージです。
塗料4キロといいますと車なら1台塗れてしまう量で、おおよそ2回塗りで12平米(2.4の高さを幅5メートルぐらい)塗れます。
ちょっと塗りたかったって時には多いかもしれないです。
そんなときには!(笑)
うちなら1キロから調色していますよ!
そして店頭調色をやっているところでも同じに設定されている場合があります。
それより少量の調色は技術的にも難しく、色ブレが大きくなってしまいます。
お味噌汁4人前より1人前の方が味の調整が難しく、さらに4分の1人前はもっと難しいというイメージです。
塗料4キロといいますと車なら1台塗れてしまう量で、おおよそ2回塗りで12平米(2.4の高さを幅5メートルぐらい)塗れます。
ちょっと塗りたかったって時には多いかもしれないです。
そんなときには!(笑)
うちなら1キロから調色していますよ!
WRITTEN BY
Japan
大阪市西成区で塗料屋をやっております。塗料を売っています。
オリジナルの塗料とかオリジナルの商品とか作ったり、車を刷毛とローラーで塗ったりすることを勧めたりしています。