横浜市民がつくる新たな情報拠点、「町カフェ城郷ノスタルジア」が誕生

 高齢者の交流の場や地域情報が集まる「町カフェ城郷ノスタルジア」が令和6年1月にオープンした。地域のイベント情報を掲示する「地域インフォメーションセンター」や、こだわりのコーヒーが楽しめる「カフェ」、サロンやイベントが開催される「交流スペース」、プライバシーを保ちながら相談できる「相談室」を完備し、地域連携の中心となることを目指す。

公開日 2024.02.01

更新日 2024.02.01

横浜市民がつくる新たな情報拠点、「町カフェ城郷ノスタルジア」が誕生

高齢者交流の場を運営する団体「居場所づくり濱なかま」と鳥山町周辺の住民からなる「町を故郷に・鳥山ノスタルジアプロジェクト」は、地域情報の集約地として「町カフェ城郷ノスタルジア」を整備し、令和6年1月にオープンしました。
「町カフェ城郷ノスタルジア」は、地域のイベント情報を掲示する「地域インフォメーションセンター」、こだわりのコーヒーが楽しめる「カフェ」、サロンやイベントが開催される畳敷きの「交流スペース」、プライバシーを保ちながら相談できる「相談室」を備えている。このカフェが地域連携の中心となり、地域の居場所同士の連携が生まれ、広がり、地域に新たな居場所が生まれるきっかけとなることを目指します。
 建築は、過去にまち普請事業での提案・整備に携わった建築士に依頼し、整備前の建物部材を再活用。地域の子供たちも壁の左官作業のDIYに参加するなど、地域の力を借りて完成しました。

壁の左官作業に参加する子どもたち

整備前の階段板を活用してカフェテーブルをDIY

 また、町に愛着を持ち、町に関わるきっかけとなるよう、イベントのチラシ等を掲示できる手作りのインフォメーションスペースを備えるとともに、町の歴史を知ってもらうきっかけとなるよう、壁面には地域の絵地図が描かれています。

 「町カフェ城郷ノスタルジア」の機能については、以下の通りです。

 ①地域インフォメーションセンター:建物入口には地域のイベント情報などを掲示し、地域情報が集まる場所を目指します。
②カフェ:建物1階のカフェでは、コーヒーの淹れ方を習ったボランティアメンバーがコーヒーを提供。豆にもこだわり、近隣の焙煎店と協力して、オリジナルブレンドを作っています。
 ③交流スペース:建物2階には、畳敷きの交流スペースを備えています。このスペースを利用して、サロンやイベントを開催するほか、レンタルルームとしても活用できます。
 ④相談室:個別の相談にも対応できるよう、プライバシーを保てる相談室を2階に整備。社会福祉士等のメンバーがお話を聞くことができます。
「町カフェ城郷ノスタルジア」の住所は、神奈川県横浜市港北区鳥山町1013。
JR横浜線小机駅南口より徒歩5分の場所に位置しています。
カフェの営業時間は金・土・日の13時~17時で、今後、営業日が増える可能性があります。またサロンやイベント等も開催予定で、詳細はInstagramを参照してください。
「ヨコハマ市民まち普請事業」については、市民の皆さんが主体となって行う、まちの魅力アップや地域の課題解決のための施設整備を伴うまちづくりに対し、支援や助成を行う横浜市独自の事業です。市民の皆さんの自由なアイディアで、今までに60を超える多くの施設が整備されてきました。2段階の公開コンテストを経て選考された提案に、最大500万円の整備助成金を交付し、地域のまちづくりを支援しています。ヨコハマ市民まち普請事業についての詳細は、下記HPをご覧ください。

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