空き家にアイランドキッチンが完成【耐震リノベ⑪】

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福井県にある旧耐震空き家を新耐震にフルリノベーションする過程をお届けします。

公開日 2023.11.17

更新日 2023.11.17

空き家にアイランドキッチンが完成【耐震リノベ⑪】

福井県の旧耐震空き家をリノベーション

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は壁と天井を完成させ、NODAのケーシングドア枠を取り付ける作業でした。今回は届いているキッチンを組み立ててキッチンを取り付ける作業です。

コンロ側の壁にキッチンパネルを貼る

キッチン横のパントリー側にコンロがくるので、キッチンを設置する前にキッチンパネルを貼ります。
キッチンパネル縦一枚で貼れれば楽でしたが、横幅が足りなかったので3枚のキッチンパネルを使うことにしました。勿体ないですが3分割して貼ります。
キッチンの背面に合わせて換気扇を取り付けたいので、キッチンパネルにも線を引いて基準を作ります。
キッチンパネル用の刃に変えて丸ノコでカットします。
今回の物件でいろいろな刃を使ってカットする事を覚えたので、自宅用の刃を揃えていきたいと思いました。
キッチンパネルの裏には専用の両面テープとボンドを付けます。
両面テープはボンドが固まるまでの仮止め用、ボンドは際までたっぷり付けておきます。
コーキングを打つのでスペーサーを挟んで2枚目を貼ります。
1度引っ付いてしまうと剥がれないので、端がしっかり合うか確認しながら慎重に貼ります。
キッチンパネルの両端に見切り材を取り付けます。
真っ直ぐになっているかレーザー墨出し器で確認したらキッチンパネルの設置は完了です。

換気扇を取り付ける

キッチンパネルを貼り終えたので、換気扇を取り付けていきます。
まずは背面に合わせて線を引いた位置を基準に、ビスで引っ掛ける位置に印を付けます。
印の位置に下穴を開け付属の金具を固定します。
上段は換気扇を引っ掛けるので、ビスを最後まで打ち込まず余裕をもたせています。
下の金具に差し込んで上の金具を引っ掛けます。
最後に上段4カ所にビス止めする位置があるので固定。
換気扇の取り付けが終わったらキッチンの取り付けに移ります。

「クリナップ」ラクエラのフラット対面型を設置

取り付けるキッチンは、ラクエラ フラット対面 I 型 ペールウッドC4V「クリナップ」
繋ぎ合わせる際、引き出しは邪魔になるので全て外しておきます。
キッチンは「コンロ」「食洗器」「流し台」の3つに分割されているので、それぞれの土台を1つに繋ぎ合わせて取り付けます。
この時の位置関係が大事で、床から持ってきている給水管や電気線がキッチンの背面にくるよう、壁からの距離を測り、線を引いて合わせています。
この位置と換気扇を合わせないと不格好になるので、取り付け作業を始める前の位置決めが大事です。
キッチンの位置が決まったら3分割されている状態から1つにまとめていきます。
下穴を開けたら付属のビスを打ち込んで固定。
(キッチンの付属品はいろいろな型のキッチンに対応できるよう余分なネジや固定金具も入っているので探すのが大変です)
寄り掛かった時などにキッチンが動かないよう土台と壁際も固定します。
コンロ側の土台は奥行きが無いので土台を追加で固定し天板を支えられるようにします。
これは対面I型のみの施工になります。
キッチンの背面は引き出しと同じ色のボードを取り付けます。
背面のボードは床とボードに付属金具を取り付け差し込むようにして固定。
土台の固定が全て終わったら天板を乗せて固定します。
(天板は重くてたわむので、左右をもって安全に運んでください。)
天板の出方を確認中。
位置が決まったら土台と天板をビスで止めます。

食洗器の表面は後付け

食洗器の表面は引き出しと同じように加工された状態かと思いきや、加工無しのプラスチック状で届きます。引き出しと同じ色のボードがついてくるので防水シールを貼ってから食洗器に取り付け。
防水シールが付属しているので、小口を巻き込むように貼ります。
(防水シールの貼り方は、付属の取り扱い説明書に記載されています。)
木目の向きを引き出しに合わせて食洗器に取り付けます。
左右下に固定枠があるので、ボードを覆うように固定します。

油跳ね防止パネルを取り付ける

コンロの前方に油跳ね防止パネルを取り付けます。
穴が空いている位置にゴムパッキンを挟んで土台を置いたら
刃が付いているネジ受けを下にまわして上からネジを締めます。
土台を固定したらガラスパネルをはめます。
今のままだとグラグラするのでビスで軽く留めます。(締めすぎると割れる可能性有)
ガラスと土台のまわりをカバーで覆ったらネジで固定、付属の六角レンチは細くて締めにくいです。

引き出しを戻して完成

水道やガスは内装作業後に設置するので、取り付けはここまでで完成です。
引き出しを元の位置に戻して開閉確認をしたら完了。
丸1日掛かってようやく終わりました。
憧れのアイランドキッチン、明るい色で良い感じです。
パントリーの丁度真ん中に設置できるか不安でしたが上手くいきました。
悩んでいた後ろの窓の高さも丁度良いです、夕方の時間でも天井から光が入るので電気を点けずに自然光で作業ができます。

※作業風景を動画にまとめています。

光が注ぐ対面キッチン完成!!2550mm幅「ラクエラ」のフラット対面I型ペールウッドC4Vを取り付ける【築55年の旧耐震空き家】#20

次回は幾何学模様の壁紙「リザーブ」を貼る作業です。
家一軒分のパテをしてからの壁紙貼りになるので、かなりの時間がかかりそう。
初めて使用する壁紙なので楽しみです。
このシリーズでは、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるよう、タグに「セーチの旧耐震リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。