超大判カメラをDIYして、写真撮影をする 〜vol.2〜

カメラ、フィルム、移動暗室。写真に関するいろいろをDIYで整え、作品作りに挑戦しています。

公開日 2018.10.05

更新日 2018.10.05

超大判カメラをDIYして、写真撮影をする 〜vol.2〜

vol.1でお話しした、アンブロタイプという写真技法。
実はとても面倒な技法なのです。

暗室内でガラスに薬品を塗布し、それが湿っているうちに撮影・現像までしなければなりません。
外で撮影をするには、移動式の暗室を用意しなければいけないのです。
昔の写真師は、馬車に暗室をくっつけていたそうです。
なので、DIYします。
50x60cmのガラスを扱えるだけの広いスペースが必要なので、1,5tのオンボロトラックを購入しました。

この車がなかなかやっかいで。。。中古車屋から走り出してすぐに、車内にちょっとキュル、、、キュルと音が響きます。
「トラックってやっぱりうるさいんだなぁ、、」程度に考えていました。が、その音が距離を追うごとにだんだん大きくなっていきます。
中古車屋に電話しました。
「あー、ベルトの音ですね。でも走行には問題ありませんよ。」
しかし、走っていくごとに、その音はギュルギュルとかなり大きな不快音に変わっていきました。
中古車屋からはすでにだいぶ離れてしまいました。もうこのまま東京に戻るしかありません。が、これはちょっと普通じゃない音です。
その日は40度近くまであった暑い日。環八は渋滞。座席の下にあるエンジンがものすごい熱を発し、車内は灼熱地獄。そして不快音。
なんなんだこれは。。。
中古車屋に電話すると「家のそばのディーラーに持って行ってください。おかしいなぁ、点検もしてあるんですけどねぇ。」
「・・・」
渋滞を避けて住宅街を走っていくと、より一層異音が響き渡ります。歩道を走る小学生たちが、この車を見て笑いながら追いかけてきます。「すごい音してるよ!!笑」異音でかき消されて聞こえませんでしたが、口がそう言っていました。
僕も「わかってる!」と口をパクパクさせました。
道行く人みんなが振り返ります。
申し訳なさと憤りと、いろいろな感情を抱きながら、そのままいすゞに乗り入れ、買ったばかりの車は入院しました。

可愛い子ほど手がかかる、と思うことにしました。
退院してきた車の荷室を黒く塗っていきます。
続いて作業台を設置。走行中に動かないように、床に固定。細かく仕切って、機材が移動しないようにしました。
こんな感じです。
この車を使って、全国各地の工芸の職人さんたちを撮影し、作品にします。
北は青森、南は鹿児島まで。
その制作費用を、現在CAMPFIREにてクラウドファンディング中です。
作品の詳しい内容、想いなどをプロジェクトページに綴っています。
是非一度ご覧いただければ幸いです。
すでに撮影はスタートしています。
移動初日、高速を走っていると、ミラーが風圧に負けていました。
気づくと地面を写しているミラー。
ちょっといじったらダラーん。
このままじゃまずいので、SAのガソリンスタンドでテープを貰うと、よりによって青の養生テープ。
オンボロ度ましましで、撮影をスタートさせました。
次の日、白ガムテープと黒ガムテープをゲットし、DIY!
vol.3に続きます。