美容室を内装工事でおしゃれに!理想を形にするコツや費用感などをご紹介!

内装工事で美容室をおしゃれにするポイントをまとめています。美容室の内装工事で大切なコンセプトや、お店のイメージ・機能性など、内装工事前に考えなければならない点、内装工事にかかる費用の相場、内装業者の選び方まで解説します。

公開日 2023.03.19

更新日 2023.03.19

美容室を内装工事でおしゃれに!理想を形にするコツや費用感などをご紹介!

美容室をオープンするときに重要になるのが内装工事です。美容室の内装は経営にも大きく影響するため、客層に応じたイメージ作りなどさまざまなポイントに注意しなければなりません。訪れるのが嬉しくなるおしゃれな内装や、お客様が過ごしやすいと感じるリラックスできる造りは、集客にもつながりやすくなります。
この記事では、美容室の内装工事を行う流れやポイント、費用の相場や内装工事会社の選び方などを解説します。美容室の内装工事を検討している場合には、ぜひ参考にしてください。

美容室の内装にはコンセプトが大事

美容室を内装工事でおしゃれに!理想を形にするコツや費用感などをご紹介!
美容室の内装を決める際には、「全体を通して一貫した観方や考え方」を示すコンセプトを決めることが大事です。お客様の年齢や性別、会社員か主婦かなど、店舗のターゲット層を定めてコンセプトを詳しく決めていれば、お客様に店舗の魅力をアピールしやすくなります。

美容室の価格帯、力を入れるサービスといった店舗の方向性を経営者とスタッフが共有する目的でも、コンセプトの決定は重要です。スタッフの考え方が一貫していれば働きやすさがアップし、目的とする店舗作りもスムーズに行えます。
こうしたコンセプトの明確化によって美容室の個性を表現しやすくなり、他店との差別化につなげることも可能です。他店とは異なる独自の内装に仕上げるには、根本にあるコンセプトが大きく影響します。

美容室の内装を考える時のポイント

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美容室の内装を考える時には、どのようなイメージにしたいか、機能性のある空間が作られているかをポイントにすることが重要です。見た目と機能性、どちらも重要なポイントなので、おろそかには出来ません。

美容室をどのようなイメージにしたいか決める

お客様は内装のイメージから美容室のセンスを判断するため、店舗のイメージはとても重要です。美容室のイメージを決めることで、内装のデザインも決められます。内装のイメージには、「ナチュラル系」「アンティーク系」「ラグジュアリー系」「レトロ系」などさまざまなものがあるので、ターゲット層に合う雰囲気を考えましょう。

例えば、ターゲット層が20~30代の場合はナチュラル系などのイメージ作りが選択肢として考えられます。あたたかみのある木の素材を生かした内装は、リラックスできる雰囲気を生み出せます。
大人の女性がターゲットの場合にはラグジュアリー系などの内装が考えられます。質のよい材質の家具や照明の色味や当て方などを工夫すれば、高級感や贅沢な空間を演出できるでしょう。

美容室の内装デザインには、非日常感を高めたりトレンドを取り入れた空間を目指したりするケースも多くみられます。非日常空間を作り上げるのは、お客様に特別な時間を過ごしてもらうための重要なポイントです。トレンドを取り入れた空間により、流行に敏感な美容室のイメージを作ることができます。

機能性のある空間に仕上げることも重要

美容室の内装デザインでは、おしゃれなイメージだけでなく機能性も重要です。凹凸が少ない床を選ぶと、床に落ちている髪の毛の掃除も楽に行えます。

美容院の床には、汚れが落ちやすい素材を選ぶことが大切です。美容室の席周辺では髪の毛以外にも薬剤が落ちることがあり、シャンプー台まわりは水が床に飛び散ることも考慮しなくてはなりません。清潔感のある店内を維持するために、メンテナンス性の高さもチェックしましょう。内装に使用する素材は、メリットやデメリットをあらかじめ確認しておくことが大切です。
美容室の内装は、お客様の待合室・セット面・シャンプー台などへの移動、スタッフの移動・動きなども考えなければなりません。お客様とスタッフがストレスなくスムーズに動くために、店内の動線設計を考えて内装をデザインします。

美容室の内装工事にかかる費用相場

美容室を内装工事でおしゃれに!理想を形にするコツや費用感などをご紹介!
美容室の内装工事には、高額な工事費用がかかります。内装はどの程度の費用がかかるのかを確認して、予算内に抑えるように工夫することも大切です。ここからは、費用の相場について解説します。

新築の場合

新築の場合、内装工事にかかる費用の相場は坪単価で約30万~40万円です。坪単価40万円で10坪の美容室の内装工事をする場合、400万円の費用がかかります。新築では、何もない状態からこだわりのある店舗に仕上げることが可能です。
ただし、内装に使用する素材やデザインの違いなどによって、工事費用は大きく変わります。新築では仕上がりにこだわりたいところですが、改築などほかの工事を行うよりも高額の費用がかかるため、資金に余裕がある場合にオススメの方法です。

改築の場合

改築は、建物の一部などを取り壊して新しく店舗を造る工事のことです。改築は坪単価が25万~30万円ほどを目安にできます。坪単価30万円で10坪の美容室を改築するケースでは、かかる費用は300万円です。
新築よりも費用を抑えることが可能で、内装や設備が残ったままの物件を借りる居抜き物件よりも、デザインの自由度が高いなどのメリットがあります。造り直す箇所が多いケースと少ないケースがあるため、物件によって工事費用に差が生じる点には注意が必要です。
新築よりも工事費用を抑えたいけれど店舗の内装にはこだわりたいといった場合には、改築が適しています。

居抜き物件の場合

居抜き物件とは、前に使用していた水回りなどの設備や壁紙、床といった内装が残っている状態で引き渡しを受けた物件のことです。居抜き物件は工事費用があまりかからないので、坪単価は約15万~20万円に抑えられます。

改築の場合と同様に、物件によって工事する箇所が多い場合と少ない場合があり、工事費用に差が生じやすい方法です。設備や内装にそのまま使用する箇所が多いほど、費用はあまりかかりません。さらに、ほかの場合よりも比較的短期間で完成させることが可能なので、内装に強いこだわりがなく、費用や工事期間をなるべく抑えたい時に適した方法です。

費用や工事期間を抑えられるいっぽうで、ほとんどの設備や内装はすでにあるものを使用するため、自由度は高くありません。
また、居抜き物件は、設備などの造作物の耐用年数に注意しなければなりません。すでに設置されている設備の耐用年数を前の所有者に確認して、耐用年数の残り年数がある場合には減価償却を行います。居抜き物件は設備の購入費用が抑えられる上に、減価償却による所得税の節税も可能です。

内装業者を選ぶ時のポイント

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内装業者の選び方にはポイントがあります。ポイントを抑えて選ぶことで、希望通りの店舗イメージに近づけられます。他店と差別化できるデザイン力を持っているか、これまでにどんな施工実績があるかを確認し、相見積もりを取りましょう。
提示された工事期間がスケジュールに適しているかどうかのチェックも重要です。ここからは、内装業者を選ぶ時のポイントを解説します。

他店と差別化できるデザイン力を持っているか確認する

美容室の内装を他店と異なるデザインにすると、差別化を図ることが可能です。内装業者を選ぶ場合は、デザイン力のあるところを選びましょう。

内装工事には、美容室、飲食店、オフィスなどさまざまな分野があります。そのため、美容室の内装が得意なところ、もしくは美容室専門のところを選ぶと、安心して任せられます。
業者によって、得意とするデザインやテーマなどもそれぞれ異なります。ナチュラル、アンティーク、シンプルモダンなど、希望するデザインを得意としている業者に依頼するのがオススメです。
ホームページなどで施行事例の画像を確認し、画像だけではわかりにくいイメージをチェックするため実際の店舗にも訪問しましょう。実績やコンセプト、経営理念まで、内装業者に関する情報を集めて、自分のイメージに合うデザインを設計してもらえるか、よく確認してから選択します。

相見積もりをとる

内装業者をどこにするか迷った時には、1社だけでなく複数の業者を比較検討することも大事です。同じ条件で相見積もりを取ることにより、各社の提案内容や見積り額、工事期間などがわかります。複数社の内容を比較検討することで内装工事のイメージが具体化されるため、希望に合う業者を見つけやすいでしょう。
料金を比べて相場感がつかめるので、見積もり金額が妥当かどうかの把握も可能です。相見積もりをしていることを事前に伝えておくと、受注につなげるために各業者がよりよい条件を提示してくれる可能性が高まります。

施工実績などを加味して選ぶ

これまでに美容室の内装工事を請け負った実績がある業者を選択することにより、理想に近い店舗に仕上がりやすくなります。過去にさまざまな美容室を施工していた業者は、実績があり、その経験から美容室の設備に関する知識も豊富です。

照明や動線計画、素材など、知識がないと気づきにくい部分においても、実際に施行した事例を基によい提案を行ってくれる期待が持てます。施行に関して、注意が必要な条例や、業界のトレンドなどに対するノウハウがあるかどうかも、業者選びの際にチェックしたいポイントです。

工事期間にゆとりがあるか確認する

内装工事を依頼する場合、提示されたスケジュールもよく確認します。工事期間にゆとりがないと、打ち合わせの時間や作業時間が十分に取れなくなるケースがあるため注意が必要です。

万が一トラブルが発生した時には作業の進行が遅れてしまうため、時間に追われながら工事を進めなければなりません。時間にゆとりがないことから作業がずさんになってしまうと、内装工事のクオリティが下がる恐れもあります。
十分な時間が取れないと、打ち合わせで伝えたい要望を全て伝えるのが難しい場合もあるため、ゆとりあるスケジュールを組み、打ち合わせにも時間をかけてくれる業者を選びましょう。

美容室の内装工事は、最初にコンセプトを決めることが大事です。店舗のターゲットに合うイメージと、動線を損なわず作業を楽にする機能性の両方を備えたデザインを考えます。工事費用は、新築、改築、居抜きなどの選び方でも抑えられるため、比較的少ない費用で内装工事を行うことも可能です。
内装業者は、他店と差別化できるデザイン力、施工実績を確認し、複数の業者から相見積もりを取って比較してから選びましょう。

美容室の内装工事のDIYに自信がない場合は、リフォーム業者に相談してみるのもオススメです。プロ目線の効果的なアドバイスも期待できます。

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