小型ポータブルクーラー(エアコン)を自作!電源があればどこでも快適に
エアコンのない部屋で作業をしなければならない時や、扇風機じゃ全然涼しくない…という時にもってこいの、ポータブルエアコンをDIYしてみませんか?
公開日 2016.08.18
更新日 2022.01.07
エアコンのない部屋で作業をしなければならない時や、扇風機じゃ全然涼しくない…という時にもってこいの、ポータブルエアコンをDIYしてみませんか?
見た目はけっこうアナログですが、空気が狭いところを通る時、気圧が変わって温度が下がる原理を利用したもので、風を対流させるだけの扇風機と違い、かなりの室温ダウン効果が期待できます。
電気代もエアコンほどかからないのでちょっぴりエコにも貢献。
何より、電源があるところならどこでも持ち運んで使えるのがいいですよね。
では、早速作り方です。
材料
-
■プラスチックのフタ付きバケツ
-
■小型のファン
-
■ユーティリティナイフ
-
■ホールソーまたは電動ドリル&フォスナービット
-
■プラスチックのバケツに入る大きさの、発泡スチロールのバケツ
-
■塩ビパイプ
-
■糸のこ
-
■ペットボトル
作り方
STEP.01
バケツのフタにファンの表を下にして置き、アウトラインをトレースし、ナイフでくり抜きます。ナイフで切れない硬い素材だった場合は、糸のこなどを使うと○。
ここがきちんとフィットしているかが重要なので、慎重にカットしましょう!
STEP.02
スタンドなどが付いている場合はカットして、穴にピタッとはまるようにします。
こんな感じ。
STEP.03
側面に、ホールソーまたはフォスナービットを装着したドリルで、塩ビパイプがぴったり収まるサイズの穴を開けます。クランプなどで固定して、怪我に注意してくださいね。
STEP.04
内側に発泡スチロールのバケツを装着し、同じ位置に穴を開けます。
STEP.05
塩ビパイプをカットし、穴に差し込みます。隙間がないことが重要!
STEP.06
発泡スチロールバケツのフタにも、ファンが入る大きさの穴を開けます。ここはそれほどフィット感は重要ではないので、アバウトでOK。
STEP.07
水を入れて凍らせたペットボトルを入れ、発泡スチロールのフタをし、ファンを取り付けたプラスチックバケツをかぶせてしっかり閉めたら、完成!
5ガロンのバケツに、1ガロンのペットボトルを入れた写真のサイズだと、約6時間、約20度の風が出続けたとか!
相当涼しいですね。
これで、夏のガレージでのDIY作業も怖くない!
ぜひお試しください!!
この作り方を動画でご紹介した記事はこちら。
その他の「夏」のDIYはこちら。
作り方の決め手は空気の扱い
ファンを取り付けるのは、単に空気を取り入れるためだけではなく、中で冷たくなった空気を外に押し出すためでもあるのです。適度に空気を冷やしてから排出するというサイクルをスムーズに行えるようなバランスを見つけるのが大切です。
軽量、小型にする秘訣
キャンプでポータブルクーラーを使うには?
真夏のテント内は夜間もかなり蒸し暑くなりますが、ポータブルクーラーがあれば就寝中も涼しく快適に。発汗を抑えることにより、熱中症の主要因である脱水症状を防ぐ効果が期待できます。しかしキャンプサイトですから、電源の確保が課題になることも確か。そこで必要となるのが、大容量のポータブル電源です。
ポータブル電源の選び方
ポータブル電源を選ぶ際は、余裕を持ってポータブルクーラーを動かせるよう、一定以上の性能を持った製品を選ぶ必要があります。具体的には、400Wh以上の容量が望ましいでしょう。また、電流の波形については「正弦波」で出力されるものを選んでください。安価な商品の中には、波形が「矩形波」や「修正正弦波」のものもあります。これらの場合、一部の電気機器が使えなかったり、精密機器を繋いだ場合に故障の原因になったりする可能性があるためです。
また、信頼性に疑問がある無名メーカーの製品や、あまりに安い商品は避けたほうがいいでしょう。自社WEBサイトがあり、製品についての詳しい説明が確認できればより安心です。
おすすめのポータブル電源3選!
・Anker PowerHouse(434Wh)
・SmartTap PowerArQ(626Wh)
・cheero Energy Carry(500Wh)
自作したポータブルクーラーと大容量のポータブル電源を持参すれば、暑さ知らずでキャンプを楽しめるはず。今年の残暑を乗り切るためだけでなく、来夏にもぜひご活用くださいね。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!