上野に造船所が出現!?葦(アシ)の船をDIYするワークショップ開催!

東京のイーストサイドを代表する都市である上野。買い物ならアメ横、芸術鑑賞なら美術館、パンダを見るなら動物園と、1日まるっと楽しめる商業都市の一つ。そんな上野の地を舞台にした「TOKYO数寄フェス」が11月10日(金)〜11月19日(日)に開催です!

公開日 2017.10.27

更新日 2017.10.27

上野に造船所が出現!?葦(アシ)の船をDIYするワークショップ開催!

上野の街を舞台にアートの祭典が開催!

上野の森美術館や不忍池、上野動物園など、多くの施設が集まる上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)。1876(明治9)年5月に日本初の公園として開園以来、先述の施設のほかにも博物館や芸術大学、音楽ホールといった文化施設が公園一帯に立ち並び、世界でも類を見ない文化芸術拠点が集中するエリアとして国内外の多くの人々が行き交う場所に。
そして今回、日本文化と芸術を国内外へ発信する様々なプロジェクトを展開する上野「文化の杜」が、昨年に引き続き『TOKYO数寄フェス』を上野で11月10日(金)〜11月19日(日)にわたって開催!

不忍池に浮かべる葦舟(アシブネ)を作るワークショップ!

魅力的なアート作品やプログラムが多数展開される、「TOKYO数寄フェス」。その中でもDIYer(s)が特にオススメしたいのが、アーティストの日比野克彦さん、人類学者の海部陽介さん、探検家の⽯川仁さんによる「上野造船所 不忍池 葦舟プロジェクト」。なんと上野恩賜公園の不忍池に、造船所が出現します!日比野さんデザインの葦舟を石川さんと一緒に制作できるワークショップも開催。またとないこの機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

制作するのは、日比野克彦さんデザインの葦舟「TANeFUNe」。東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京都が推し進めるリーディングプロジェクトなども手がけるアーティストです。

DIYer(s)読者のみなさんであれば、葦舟が作れる!と聞いたら、ワクワクが止まらない方も多いのではないでしょうか?その会場となるのも、まさかの東京の主要部の一つである上野に構える上野恩賜公園!東京の真ん中で作る壮大な葦舟プロフェクトに、ぜひご参加くださいね。
※要事前申し込み。申し込み先へは下記リンクよりアクセスしてください。

過去の葦舟ワークショップの様子はこちら

「TOKYO数奇フェス」のほかに、石川人さんが過去に行った葦舟ワークショップの様子をご紹介。葦舟とは、葦や藺草(いぐさ)などを束ねて作る小型の船の名称です。最も原始的な舟と言われており、古代のエジプト・インド・中国などで使用されていました。日本でも、古事記の中で日本神話に登場する神・水蛭子(ひるこ)を葦舟に乗せて流したという記述が残っています。

過去のワークショップにも多くの方が参加しました。

葦舟の造形からは、古代のロマンを感じます。

もちろんしっかりと水に浮き、漕いで進むこともできる本格的なつくりに。

ほかにも魅力的なプログラム多数!

昨年よりもより規模の大きなものとなる、「TOKYO数奇フェス」。昨年メイン会場であった上野恩賜公園はもちろんのこと、今回は公園を飛び出して谷中も舞台に!
※写真はすべて昨年行われた「TOKYO数奇フェス」のものです。

PROGRAM:ミナモミラー

上野恩賜公園内にある不忍池で開催される、メディアアーティスト鈴木太朗さん( 空間演出研究所)によるプログラム。不忍池をキャンバスに光を投影することで水面にたゆたう反射光。その表情は時間・天候によって変化し、二度とない瞬間を演出します。

場所:不忍池(ボート池) 期間:11/17(金)〜11/19(日) 日没後 料金:無料

PROGRAM:伊藤園ティーテイスターフォレスト

芸術家、インテリアデザイナー橋本和幸さんによる、移動式茶室は上野公園噴水前広場にて開催。“素敵な景色を眺めながら美味しいお茶をいただく”。そんな夢のような時間が、伊藤園のお茶のスペシャリスト「ティーテイスター」たちが振る舞うお茶とこの空間によって現実に。

場所:上野公園噴水前広場 期間:11/10(金)〜11/19(日) 料金:無料

PROGRAM:プラネテス -私が生きたようにそれらも生き、私がいなくなったようにそれらもいなくなった-

大巻伸嗣さんによる大型インスタレーション、「プラネテス」。噴水前広場に設置されるこちらからは、寛永寺の山門「文殊楼」をモチーフに、かつてそこに存在したものや時間、空間、記憶の連鎖が体感できます。

場所:上野公園噴水前広場 期間:11/10(金)〜11/19(日) 料金:無料

このほかにも、東京藝術大学×パリ国立高等美術学校グローバルアート共同プロジェクト 2017による谷中アートプロジェクト「The Whole and The Part / 全体と部分」も展開。国際色豊かな両校の学生 16 人によるプロジェクトは、フランスと日本での数ヶ月に渡る交流で得た経験をもとに生まれた作品を発表します。上野にほど近い、東京・谷中の人々の暮らしに寄り添いながら制作した作品は必見です。

INFORMATION

名称 :TOKYO 数寄フェス 2017
期間 :2017(平成29)年 11月10 日(金)~11月19日(日) 10 日間
実施場所 :上野恩賜公園(不忍池一帯、噴水前広場 ほか)、東京国立博物館、
東京都美術館、東京文化会館、谷中地域 ほか
参加アーティスト :大巻伸嗣、日比野克彦、海部陽介、石川仁、鈴木太朗、橋本和幸、東京藝術大学、パリ国立高等美術学校、小沢剛、照明探偵団、こぱんだウインズ ほか(順不同)
ディレクター :住友文彦(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授・アーツ前橋館長)
主催 :上野「文化の杜」新構想実行委員会
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援 :東京都東部公園緑地事務所
協賛 :株式会社伊藤園、株式会社ぐるなび、株式会社 NKB、公益財団法人日本交通文化協会、株式会社精養軒
*平成29年度 文化庁文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業
*平成29年度 台東区 上野「文化の杜」新構想事業

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