使用済みダンボールでクラッチバッグをDIY

公開日 2016.06.10

更新日 2022.01.07

使用済みダンボールでクラッチバッグをDIY

物を運ぶ、という至極シンプルな用途として使われたあとは、ガムテープを剥がしてポイ。

人々との生活とは切っても切り離せない物であるにもかかわらず、その命はとても軽く、使用後はむしろ邪魔ものとして扱われていることが多いダンボール。

今回は、そんな使用済みのダンボールを使って、ファッションアイテム「クラッチバッグ」をDIYします!

 

用意するもの

・ダンボール

・ ボタン用の金具

 |うけ(凹んでる方)

 |とめ(出っぱっている方)

・ 木工用ボンド

・ ものさし

・ 大きめのクリップ

・ はさみ

 

どの家庭にもあるもので作れちゃいます。

 

作り方

袋のような構造の「インナー」と、それを包む「アウター」の2つに分けて制作します。

 

STEP1

まずは、インナーから。

好きなダンボールを選び、A4サイズ以上の面が取れる部分を切り取ります。

今回はネパールで使用されていたと思われる、英字印刷が渋いダンボールをチョイス。

A4の型紙を使って鉛筆で目印となる線を入れたら、切り取ります。

 

 

STEP2

段ボールの内側の全面に霧吹きで水を吹きかけ、しばらくしたら、一枚剥がします。

耐久性を失ってしまうように思えるかもしれませんが、段ボールは非常に強い二重構造(「ダブルフルート」と言います)でできているため、そのままでは折るのが難しいのです。

こちらがダブルフルート。波の構造が2重になっているのが分かります。

 

吹きかけたあと、ものさしで水を染み込ませると剥がしやすくなります。

 

ぺりっ。

 

STEP3

型紙を使って、クラッチバッグの内側の三角形のパーツを2枚、作っていきます。

今回は片方に某スポーツブランドのオレンジ色の靴箱をアクセントとしてチョイス。

 

もう一方は普通のダンボールで。

こちらは「霧吹きをかける→剥がす」という工程を終えた状態のものを使用し、同じ型紙で切り取ります。

ものさしで内側の凸凹をならすことで、折りやすくなり、耐久性もアップ。

型紙にそって、折り目をつけていきます。

 

STEP4

折り目がうまく台紙に合うか確認したら…。

木工用ボンドで折り返し部分を貼っていきます。

裏返した状態。折り目はクリップで固定しておきます。これでインナーが完成!

 

STEP5

次にアウター。こちらも型紙に沿ってカットしたあと、「霧吹きをかける→剥がす→凸凹をものさしでならす」という工程を経たダンボールを使用します。

不要な端の部分を切り取ります。

 

STEP6

いよいよ最終工程。アウターとインナーを合わせる作業です。アウターにボタンの「うけ」「とめ」を取り付けていきます。

アウターに「うけ」の部分の位置を注意しながら取り付けたらインナーと合わせ、木工用ボンドで折り目を固定。

 

STEP7

全体をしっかりと2つ折りにします。

折りづらい場合、2〜3本の折り線をつけて折るのも可。

 

STEP8

ボタンの「とめ」の部分を取り付け、しっかり固定できることが確認できたら…

完成です!

 

廃棄となるはずだったダンボールが、世界に一つの意外なグッズとして大変身!

またダルフルートの構造を1枚にしたことによって、手触りも柔らかく、持ちやすくなっています。

 

今回ご協力いただいたのは、ブランド「Carton」を手がけるアーティストの島津冬樹さん。

彼のDIYerな生き様は、常にドラマを生んでいます。

DIYer(s)では今後もフィーチャーしていきますのでお楽しみに!

 

supprt:http://carton-f.com/

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