和歌山発「こどもDIY検定」で何を得られるのか!BOX*0の狙いとは

和歌山で今春スタートするこどもDIY検定を運営しているBOX*0(ボックスゼロ)です! こどもDIY検定の準備段階から、子供たちがどのように検定に取り組んでいくか、その過程をお届けします。

公開日 2023.05.08

更新日 2023.05.08

和歌山発「こどもDIY検定」で何を得られるのか!BOX*0の狙いとは

前回は『こどもDIY検定』の運営母体であるBOX*0についてお話をさせていただきましたが、
今回は「なぜこどもDIY検定を作り取り組んでいこうと思ったか」についてお話していきたいと思います。
近年レンタルスペースは子供に関する教室やイベントでのご利用も多く、参加者として毎日たくさんの子供たちがBOX*0を訪れます。(月間延べ150人くらいの子供が来店します)

小学生向けデザイン教室の様子

BOX*0主催で子供向けのDIYのイベントを開催することもありますし、レンタルスペースを飛び出して出張で子供向けのDIY教室をしたりしています。地域のイベントなどにDIY体験のワークショップで出店もしています。

駅前でのイベントに出店

市民図書館でのDIYイベント

他にも主催でのイベントや、教育委員会の後援を頂きながら和歌山や大阪の大きな会場で開催をしているキッズイベントなどもあり、最近は、ますます子供たちに接する機会が非常に増えてきました。

主催しているキッズマネースクール

こうしたイベントを通して子供たちと沢山出会う中、親御さんとお話をする機会が増えたことで、今の子供たちが持つ課題が手に取るようにわかり、微力ながらそれを改善することに取り組みたいなと強く感じるようになっていました。

「BOX*0に何ができるかな?」

子供たちの課題解決・・・BOX*0には何ができるかな?と思った時、
やはりBOX*0の強みでもある「DIY」を取り入れようと真っ先に思いました。

自ら考えて問題を解決する力が低下していて、与えられた指示通りにしか動けない子が多いなと実感していたので、今の子供たちに足りていない『創造力』を鍛えるにはDIYは有効な手段になる!と思ったからです。
そしてしっかりその力が身につくように、続けて取り組めるプログラムが必要だとも思いました。

木の端材を自由に組み合わせて動物を作ったよ

AIやロボットなどのIT技術が発展するこの時代に、機械には負けない人間ならではの力を発揮しているところを実際に見てもらうために、カフェなどのリノベーションの際に施工を担当してくださる工務店さんや職人さんの仕事ぶりなんかも実際に見てもらえるといいんじゃないかなとも思いました。

現場の職人さん

実際に現場を見せることは子供たちの将来の選択肢を増やす機会になるだけでなく、後継者不足だという声を多く聞く建築業界にもメリットがあると思います。
それともう1つ。
和歌山県は、進学や就職で県外へ子供たちが出て行ってしまうことも多々あります。
この地で事業をしている青年経済人の一人としても、未来の地元の人材育成も大切だと実感していたため、地域の大人たちも関わることを取り入れることが必要だとも思いました。

所属している団体ではこのような取り組みもしています

それらすべてを含めたプログラムを作り実施することに決め、それを総合的に形にしたものが『こどもDIY検定』となるのです。
次回は具体的にどのような検定なのかをお話したいと思います。

岡本ともか

WRITTEN BY

岡本ともか

Japan

和歌山市で、セルフリノベーションしたレンタルスペース『BOX*0(ボックスゼロ)』を運営しています。新たにスタートするオリジナルの子供向け検定【こどもDIY検定】について発信します。