室内塗装のメリットとは? 施工する際の手順や注意点、費用も一挙解説!

この記事では、DIYで室内塗装を行う手順をステップごとに解説します。併せて、室内塗装のメリットやクロス張り替えとの違い、DIY・業者依頼それぞれの費用相場など、自宅の壁を改修する時に役立つ知識をまとめました。内装の壁の修繕方法で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2022.03.22

更新日 2022.03.22

室内塗装のメリットとは? 施工する際の手順や注意点、費用も一挙解説!

「自宅のイメージをがらりと変えたい」「費用を抑えて自宅をオシャレに改装したい」といった人には、室内塗装がオススメです。クロスとは違う素材の風合いを楽しめるうえ、コツをつかめばDIYでも挑戦できます。この記事では、室内塗装のメリットや業者依頼・DIYの費用、自分で塗装するやり方などをまとめました。室内塗装に興味がある人や、クロス張り替えか塗装で悩んでいる人などは、ぜひ参考にしてください。

室内塗装のメリット

室内塗装には、質感を活かした空間づくりや施工面など、さまざまなメリットがあります。ここでは、室内塗装をオススメする理由についてわかりやすく紹介します。

空間のオシャレ度がアップ

室内塗装のメリットとは? 施工する際の手順や注意点、費用も一挙解説!
一般的な住宅はクロスを使用した内装がほとんどですが、カフェやレストラン、注文住宅などでは希望によって内装を塗装することもあります。室内塗装は建物そのものの質感を際立たせてくれるため、他店とは違う独自の風合いを楽しめるでしょう。間接照明や観葉植物などとも相性がよく、オシャレな空間づくりに役立ちます。

カラーバリエーションが豊富

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塗料はカラーバリエーションが豊富なため、イメージ通りの壁をつくりやすいメリットがあります。また、塗料は複数の種類を混ぜてオリジナルカラーをつくることも可能なので、ニュアンスを少しだけ変えたい時や、トーンを落としたい時なども希望を叶えやすいでしょう。

張り替えによる廃材がでない

通常、クロスを張り替える場合は、古くなったクロスをすべて剥がしてから新しいものに交換します。広い面積を張り替えると多くの廃材が出て、処分に苦労するかもしれません。一方、室内塗装は何度塗り替えても廃材が出ず、クロスの上から塗装することも可能です。

簡単に補修できる

クロスは一部がはがれたり変色したりすると、その面すべてを張り替えなくてはなりません。しかし、塗装は部分的な補修がしやすく、周囲の色に合わせて色を調整したり、質感を合わせたりするなど、自由度の高い補修が可能です。一度塗装してしまえば、その後は補修が簡単なため、メンテナンスの手間も少なく済むでしょう。

室内塗装とクロス張り替えとの違い

ここでは、室内塗装とクロス張り替えの違いをより詳しくご説明します。どちらの施工がよいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

室内塗装

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室内塗装の特徴は、温かみのある重厚な空間がつくれることです。自由度が高く、複数の色で塗り分けたり、模様を描いたりできるなど、ユニークなデザインを楽しめます。部分的な補修だけでも長く使用していけるため、長期的には、メンテナンス費用も低く抑えられる可能性は高いです。

一方で室内塗装は、塗料の種類によっては臭いが部屋にこもってしまうことがあります。時間が経てばなくなるものの、匂いに敏感な人は特に、キッチンや寝室などへの使用には注意が必要です。

クロス張り替え

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クロス張り替えの特徴は、費用が安く、気軽に施工できることです。種類によってはデザイン性の高いものもあり、レンガやコンクリートなど、さまざまな風合いを手軽に楽しめます。また調湿や防音、消臭など機能性に優れたものもあります。水回りや子ども部屋などへ、上記のさまざまなタイプを使い分けると、住まい全体の快適性をアップできるでしょう。

一方、クロスは破れたり変色したりすると、壁の一面をすべて張り替えなくてはならず、メンテナンスに手間がかかることもあります。特にDIYで張り替える場合、一人で作業するのは難しく、施工に時間がかかってしまうかもしれません。

DIYでもできる室内塗装の3つの手順

ここでは、室内塗装をDIYで行う方法をステップごとに解説します。初めてDIYを行う人にもわかりやすいよう、必要な道具や下準備など基礎的な部分からご説明します。

【手順1】下準備をする

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室内塗装の下準備には、道具の用意と養生を行います。まずは以下の道具を用意し、近くの家具を動かしてスペースを確保しましょう。

・塗料
・ハケ
・ローラー
・塗料を入れる容器
・中性洗剤、ヤニ止めシーラーなど
・コーキング剤
・パテ
・マスキングテープ
・マスカーテープ(マスキングテープ付きのシートのこと)
・養生用の布やビニールなど

ちなみに「養生」とは、ほかの部分が塗料で汚れたり、作業中に傷がついたりするのを防ぐために、ビニールやテープなどで保護する作業のことです。家具を動かしたら、エアコンやコンセント、照明など細かい部分を覆っていきます。エアコンと壁の隙間などにもマスキングテープを入れ込み、巾木や塗り分けの境界線をマスカーテープで養生しましょう。面積の広い床や家具などには、ビニールや布などを使って覆っていきます。

【手順2】下地処理をする

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次は、塗装の下地処理を行います。下地処理は塗装の仕上がりを左右する重要な工程で、塗料を塗る前に壁をきれいに整えておく作業のことです。まずは、中性洗剤を使って汚れを落とし、古い塗膜やホコリ、カビなどを取り除きましょう。また、タバコのヤニ汚れがある場合は、ヤニ止めシーラーを使うときれいに落とせます。


次に、パテ・コーキング剤を使って穴や凹みなどを埋めていきます。下地に凹凸があると塗装にムラが生じやすくなります。壁が平らになるまで丁寧に行いましょう。

【手順3】塗装をする

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塗料をよく振って容器に移したら、ローラーを使って塗装していきます。塗装は2回に分けて行い、細かい場所をハケなどで先に塗ったあとに広い面を塗っていくと、色ムラなくきれいに仕上がります。1回目の塗装が完了したら、塗料が指に付かなくなるまで完全に乾燥させ、2回目の塗装を行いましょう。


2回目の塗装では、なるべく塗料を薄く均一に塗っていき、色ムラや気泡ができないようにすることがポイントです。厚塗りし過ぎると凹凸なども生じやすくなり、きれいな仕上がりにならないので注意しましょう。

室内塗装の注意点とポイント

ここでは、より完成度の高い仕上がりにするために、注意すべきポイントを解説します。失敗しない方法や塗料の選び方など、クオリティを左右する重要な項目をまとめました。

【注意点1】場所や環境について

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塗料の種類によっては、湿度・温度の影響を受けて剥がれやすくなってしまうものもあります。塗装をする際は、雨の日や寒い日などは避け、「湿度65%以内、気温15℃〜20℃ほどの晴れた日」に行うのが望ましいでしょう。

また、臭いが部屋に充満するのを防ぐため、換気をしっかりと行うことが大切です。風通しを確保すると塗料が早く乾くメリットもあるため、スムーズに作業を完了できます。

なお、塗面の状態と塗料の相性によっては、すぐに塗料が剥がれてしまうこともあります。塗料を選ぶ時は、「下地の素材は何か」「下地材に適応している塗料か」などをしっかりと確認しましょう。

【注意点2】下処理について

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下地処理は、仕上がりのクオリティを決めるといっても過言ではない、重要な項目です。特に既存の塗膜が残っていると、いくら丁寧に塗っても塗料が馴染みづらく、短期間で剥がれる原因になります。下地のヒビや凹凸は、塗料を塗ったあとに悪目立ちしやすいため、必ずパテで埋めておきましょう。

また、下地処理前の養生も仕上がりに影響を与える大切なポイントです。養生をおろそかにすると、汚したくない箇所に塗料が付着したり、カラーの塗り分けもうまくいかなかったりと、失敗の原因になりがちです。細かい部分や家具の養生などは手間がかかりやすいですが、マスキングテープやビニールなどでしっかりと覆いましょう。

【注意点3】塗料の選び方や塗り方について

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塗料はさまざまな成分や性質のものが売られています。室内塗装用としては、臭いの少ない水性塗料を選ぶのがオススメです。とはいえ、水性塗料も化学成分が全く含まれていないわけではないので、慣れないうちは「安全で初心者でも扱いやすく、健康に悪影響のないもの」を基準に選ぶとよいでしょう。

塗料を塗る時の注意点は、必ず前の塗料が完全に乾いてから、重ね塗りをすることです。乾いていないうちに塗装すると色ムラが発生しやすいため、塗料の缶に記載されている乾燥時間を確認し、風通しのよい空間でしっかりと乾かしてから2回目の塗装を行いましょう。

また、塗料は何度も重ねればよいというものでもありません。厚塗りは液だれやヒビの原因になるので注意が必要です。

室内塗装における費用相場

ここでは室内塗装の費用相場について、DIYで行う場合と業者に依頼する場合に分けてそれぞれ解説します。

DIYする場合の費用相場

室内塗装をDIYで行う場合、部屋の広さによって費用は異なり、相場は3万〜12万円ほどです。トイレやウォークインクローゼット、パントリーなど30㎡以下の小部屋なら3万〜6万円ほどで施工でき、比較的安く塗装を行えるでしょう。リビング・ダイニング・寝室・子ども部屋・廊下といった、50㎡以上の部屋なら8万~12万ほどで塗装できます。

業者に依頼する場合の費用相場

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業者に室内塗装を依頼する費用は、4万〜15万ほどが相場です。とはいえ面積や工程、塗料の種類、部屋のタイプなどによって費用が異なるため、場合によっては相場を大きく上回ることもあります。例えば、漆喰壁の塗り直しは6万〜23万円ほど、カビが発生した古い和室の壁を塗り替える場合は4万〜20万円ほどかかります。

一般的な住宅であれば相場内に収まるものの、築年数の古い建物や特殊な塗料を使う場合、下地材が大きく傷んでいる場合などは費用が高くなりやすいでしょう。そのため、あらかじめ予算を決めたうえで、リフォーム会社と仕上がりの希望や費用などをよく話し合うことが大切です。


室内塗装のメリットは、「クロスとは違う重厚感のある風合いを楽しめること」「部分的な補修をしながら長く使用できること」「一度塗装してしまえば次回からは廃材が発生しないこと」などです。DIYでも施工していけますが、下地処理をきちんと済ませなかったり、下地材に合わない塗料を使ったりすると、完成度の低い仕上がりになってしまうので注意しましょう。
色ムラのないきれいな塗装を目指したい人は、リフォーム業者に依頼するのがオススメです。室内塗装の業者依頼を検討している人は、さまざまな建物のリフォーム実績を手がける「株式会社カシワバラ・コーポレーション」へ、ぜひお問い合わせください。

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