古民家での断熱性を諦めない!間柱を入れて断熱壁を作る【耐震リノベ⑧】

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福井県にある旧耐震空き家を新耐震にフルリノベーションする過程をお届けします。

公開日 2023.10.22

更新日 2023.10.22

古民家での断熱性を諦めない!間柱を入れて断熱壁を作る【耐震リノベ⑧】

福井県の旧耐震空き家をリノベーション

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は柱を抜いて合わせ梁で補強、その後天井の下地を作る作業でした。今回は壁の下地を作って断熱材を詰める所までの作業です。

耐震壁の施工チェック

壁を作る前に耐震壁の施工が終わったので1級建築士の先生に確認してもらいました。
耐震壁に番号を振って、1カ所ずつしっかり施工した記録を残します。
これで耐震工事完了。旧耐震の家を補強する過程はこんなにも大変で時間が掛かる物なんだと分かりました。

この工程を経験でき映像に残せた事だけでも、このシリーズをやって良かったなと思います。

壁に下地を作って断熱材を入れる

まずは2階の壁に断熱材を入れて、石膏ボードで仕上げられるように壁をふかします。
床から303mm間隔になるように印付けした簡易定規、これを使って間柱を固定する位置に印を付けます。
※付けた印に合わせて墨つぼで他の柱にも線を出します

今の状態だと凹凸があり、壁を固定することができないので、30×105mmの間柱を使って壁が真っ直ぐになるよう仕上げていきます。
柱の太さが105mmなので、30×105mmの間柱を取り付けることで壁一面の面が合う事になります。
筋交い以外に全て間柱を固定して胴縁を固定できるようにします。
真っ直ぐになっているか確認したら石膏ボードを付ける時に凹凸ができず綺麗な壁になります。
「パラマウント硝子工業」の断熱材、内装パラダイス 16K 100×430×1370 
ポリエチレンフィルムでパックされ施工時のチクチク感を解消された、16 [kg/m³] の厚さ100mm品の内装用の高性能グラスウール。

間柱の奥行きが105mmなので100mm厚のグラスウールがピッタリ収まります。

周りに付いている耳をタッカーで間柱に固定。
手動のタッカーと違い、押し込むだけで針が打ち込めるのでかなり楽です。
断熱材を詰め終わった壁に胴縁を取り付けていきます。
壁は「間柱 → 胴縁 → 石膏ボード」という構造になっていて、間柱は455mm間隔、胴縁は303mm間隔で取り付けます。

石膏ボードや合板やベニヤ板のサイズは「910mm×1820mm」の規格なので、石膏ボードや合板の丁度真ん中にくるように455mmの位置に間柱を固定します。
間柱は石膏ボードの受け材、一尺=303mm間隔で配置されまで、45mm幅×15mm厚の木材が使用されるのが一般的です。
隣の部屋も壁に間柱を取り付けて胴縁を固定できるようにします。
間柱の固定が終わったら外壁面に断熱材を入れて胴縁を取り付けます。
3mmと5mmのベニヤを小さく切って、胴縁の間に入れるスペーサーを作ります。
既存の壁が少し歪んでいて胴縁を付けても真っ直ぐにならない箇所は、壁が真っ直ぐになるよう調整しながらスペーサーを差し込んで固定。
これで2階の壁作りは完了。

※作業風景を動画にまとめています。

壁が曲がってる??100枚程のスペーサーを使って2階の壁下地を水平に作る【築55年の旧耐震空き家】#16

1階も間柱を追加して断熱材を入れる

1階の壁にも間柱を追加して断熱材を入れていきます。
2階と同じように、既存の細い木に30×105mmの間柱を固定し面を合わせて壁をふかしました。
間柱を追加したことで105mmの奥行きができたので、間に厚さ100mmの断熱材を入れてタッカーで固定していきます。
リビングの天井付近には光を取り込む為に嵌め込みガラスを設置する予定です。(画像左側には設置済み)外壁に取り付けた窓と同じ位置に来るように廊下側にも設置するので、このタイミングで枠を作ります。

※キッチンからリビングを見た時に両側の同じ位置に窓が付いているので、光が入り解放感があります
耐震壁の内側は事前に断熱材を入れてあります。
2階がない天井部分にも断熱材を敷き詰めたら完了。

胴縁を303mm間隔で取り付ける

断熱材を詰め終わった壁に胴縁を取り付けていきます。
胴縁は45mm釘を釘打ち機で間柱に固定、事前に303mm間隔で墨出ししたので線に合わせて胴縁を固定していきます。
最初は上手く打ち込めなかった釘打ち機にも慣れてきました。
24畳のリビングキッチンなので、胴縁が綺麗に揃うと圧巻です。
キッチン上からの光がいい感じに差し込んでいます。

窓枠付きの壁にして光と風を取り込む

キッチン後ろに窓枠付きの壁を作ります。
裏庭からの光や風を取り込みたいので、カップボードの上からドア枠の上段に合わせて窓を取り付ける事にしました。

窓枠の大きさをイメージする為に板を当てています。
窓を何個作るかによってもイメージが変わるのでかなり悩みました。

右側は洗面所のドアが見えない程度に壁を作り左側に窓枠を寄せようと思います。
カップボードの高さが950mm~1000mmを想定し、電子レンジやトースターを置く前提で下枠の高さを決めます。
キッチン横の柱は残さないといけないので柱を活かして小さいパントリーを作ります。
中にはガチャレールを付けて棚を4段か5段取り付けられるようにする予定。

次回、玄関が届くので設置しキッチン後ろの窓枠も取り付けたいと思います。

※作業風景を動画にまとめています。

キッチンに大きな窓と小さなパントリー|FIX窓とニッチはリビングに!【築55年の旧耐震空き家】#17

このシリーズでは、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるよう、タグに「セーチの旧耐震リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。