長さも高さも自由自在!?IKEAの「エーケト」で作る収納付きカウンター

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目に続いて、築50年の戸建て(4軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2022.11.19

更新日 2023.02.24

長さも高さも自由自在!?IKEAの「エーケト」で作る収納付きカウンター

セーチのリノベ記録 4軒目

祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

今までのDIY経験を活かして、関西の築50年空き家をセルフリノベーションして住むことにしました。
古い家のリノベーションを検討している方、築古の家がどんな風に変わっていくのか気になる方の参考になるよう、シリーズでお伝えしていきます。

今回は狭いキッチンスペースにIKEAの棚を使って収納兼作業台を作る作業です。

前回の記事はこちら

キッチン棚を設置する位置について

元々窓側についていたキッチン。冷蔵庫や棚を置けないと思い右の壁に付け直しました。
キッチンスペースの壁から壁までの距離は約1800mmしかなく、キッチンの奥行きが約650mmなので、キッチンの後ろ側スペースは1150mmしかありません。
このスペースに冷蔵庫を置きたかったのですが、コンロとの距離が近くなり過ぎるので断念。
冷蔵庫は流し台の横に設置することにしました。(正確にはここにしか置くことができなかった・・・)

限られたスペースで収納や作業場所を確保しないといけないので、どうしようか悩んでいる時にたまたまIKEAアウトレットで見つけた収納棚のサイズがキッチン後ろのスペースにピッタリでした。
せっかく安く手に入れることができたので、これを使ってキッチン後ろの壁一面に収納棚を作ることにしました。

天板はホームセンター購入した集成材を使う

一般的なキッチンボードや収納棚の奥行きは450mm以上、オーブンレンジを置くには最低奥行き450mm必要なので必然的にこのサイズ感になるようです。

今回使うエーケトの奥行きは350mm、オーブンレンジを置くには奥行きが足りません。
奥行き450mmの天板にしてしまうと、キッチンで屈むのも難しくなるのでオーブンレンジを置くのは諦めて350mmで作ることにしました。(ここは妥協しました。)

天板に使う集成材は「長さ2000mm厚さ25mm幅450mm」、天板の上で簡単な作業ができるように厚みのある板を選んでいます。(厚さ16mmの天板と悩みましたが、鍋を置いたり包丁で切ったりする時にたわむんじゃないかと思い、厚さ25mmを選びました。)

天板は「エーケト」より10mm長くなるようカットしています。
切断面・天板に使う面は、ヤスリがけして整えます。
(仕上げヤスリなので、木工用細目#400を使っています。) 

カットした天板は「ターナー色彩」のアンティークワックス ラスティックパインで塗装。
北欧をイメージした部屋なので薄めに塗装します。

(ワックスは濃く塗った方が水を弾くので、水回りで使う物に関しては気をつけてください。心配な方は、オイル塗料を使い、上からニスで保護する方法をオススメします。)

土台を組み立てる

アウトレットで購入した収納棚と同じサイズになる「エーケト」をIKEAで購入しました。
カラーボックスと同じような作りなので、簡単に組み立てられそうです。
組み立てた「エーケト」に天板を乗せて仮置きし、サイズを確認したら脚を取り付けます。
今のままではキッチンと高さが合わないので、IKEAで別売りの脚を「エーケト」に取り付けます。
脚の木の感じが部屋と合っているのも今回選んだポイントの1つです。
(色を変えたい場合は塗装するのもありだと思います。)

底側にアジャスターを取り付けられるので、少し歪んでいる場所でも水平に保つ事ができます。
直接打ち込もうとしても入らなかったので、下穴を空けてから固定します。
木の部分と三角の金具部分は外すことができるので、別々にしてから台に固定した方が簡単です。
(エーケト以外にも取り付け可能なので、高さ調整したい家具等に使えるなと思いました。)

全部の棚に脚を取り付けたら土台の完成です。
奥行きが足りないのでオーブンレンジは置けませんが、トースターや炭酸水メーカー等を置くことができます。
キッチン側にはコンセントが無いので、コーヒーミルやケトル等もここで使用することになりそうです。

IKEAの「エーケト」と集成材で収納棚をDIY

キッチンと同じ高さの収納棚が完成しました。
両端に棚を置くだけでは間隔があき過ぎるので、扉無しの「エーケト」を追加で入れました。
天板下の一部空いているスペースにはゴミ箱を置いて活用します。

土台は引き出し付きの棚なので、食器類や雑多な物はここに収納しようと思ってます。
キッチン下には食料品やフライパンや鍋などを収納する予定です。


※作業風景を動画にまとめています。

使い勝手の良いカウンターキッチン。IKEA「エーケト」で収納棚を作る【築50年戸建てDIY】#22

解体前のキッチンは窓側についてましたが、この動きをイメージしてこの形に変えました。
ギリギリ2人で立てるスペースを確保できたので、作った棚で作業をしながらキッチン側でも料理ができます。

今回は、たまたま作りたいサイズの棚がIKEAの既製品「エーケト」で作れたのでラッキーでした。
狭いスペースでも収納面を確保しつつ作業しやすい環境にできたと思います。
1から作ると難しいですが、既製品と組み合わせるとあっという間にできますね。
使ってみて足りないと感じる部分は、拡充しながら使い易いキッチンに仕上げていきたいと思います。

目線付近にも収納が欲しい方は別で棚を設置したり、ラブリコやディアウォールを使って先に天井付近まで収納できるスペースを作ってから、今回のように腰高の収納棚を作るものありだと思います。
棚サイズや天板サイズを変えれば、自宅の設置したい場所に合わせれるので試してみてください。

これから古い家のリノベーションを検討している方、築古の家を検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチのリノベ記録 四軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。