まるで新築!?エコカラットで洒脱な壁をDIY【耐震リノベ⑭】

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福井県にある旧耐震空き家を新耐震にフルリノベーションする過程をお届けします。

公開日 2023.12.18

更新日 2023.12.18

まるで新築!?エコカラットで洒脱な壁をDIY【耐震リノベ⑭】

福井県の旧耐震空き家をリノベーション

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は床にフロアタイルを貼って仕上げる作業でした、今回は家に入った時の印象を良くするために玄関横にアクセントとなるエコカラットを貼ります。

エコカラットを玄関壁に張る

玄関横の壁はエコカラットを張る予定だったので、壁紙は貼らずに合板の状態のままにしていました。
玄関に入ってリビングに行く時や階段から降りた時、トイレから出た時などに目線が集まる場所なのでエコカラットを張って印象良くしたかったという狙いがあります。

使うのは「LIXILE」エコカラットプラス ストーングレース ECP-630/STG3N。
サイズ:606×303mm 1枚約1,800円程になります。

ストーングレースは天然石を忠実に再現しており、大きな砂岩の流れ模様が特徴です。
中古マンションシリーズで使用し、かなり印象が良かったので同じストーングレースを採用しました。
「エコカラット」は、住宅のインテリアに用いる建材のひとつで、LIXILが開発した多孔質セラミック素材からできた内装壁機能建材です。多孔質層となっているため湿気を吸放出し、ニオイの原因物質などを吸着する仕組みになっています。

室内の湿度調整、ニオイを吸着するというメリットもありますが、壁紙に比べてコストがかかるというデメリットもあります。(割れやすい)

常に湿気が多い場所では水分をためこんだ状態になるため、カビが発生する恐れがるため、換気ができる場所に設置する必要があります。今回設置する玄関や以前設置したリビングなどは出入りが多い場所になるので設置に適していると言えますね。

左右のバランスが均等になるように真ん中の位置を測り、上下のバランスも考えます。
このまま張ると床に微妙な隙間ができるのでレーザーの位置に合わせて2列目から張り、床面は削って調整したいと思います。

エコカラットを2段目から張る

以前は16㎏のバケツに入った接着剤(スーパーエコぬーるG)を使いましたが、今回は張る面積が小さいので1㎏の一番小さいエコカラット用接着剤を使います。「スーパーエコぬーるG 1㎏ ECN3G-1KG」

2列目から張るので受けになる胴縁をレーザーに合わせて固定。
真ん中の位置もレーザーに合わせて張ります。

接着剤は、隙間が無くなるまでたっぷり塗りつけクシ目のヘラやコテで伸ばします。
エコカラットの模様は数パターンあるので同じ柄が固まらないようバランスよく張り進めます。
真ん中2列を張り終えたので、両端のサイズに合わせてエコカラットをカットします。
カッターで何度も切れ目を入れて、折ると綺麗に割れるのでサイズ調整は以外と楽。
割れた断面は凹凸ができているので、番手が粗目のヤスリで整えると綺麗になります。
今回電動ヤスリを使いましたが、手で削った方が微調整効くのでやりやすかったです。

※切欠くカットはカッターではできないのでグラインダー等を使ってください。
壁際はピッタリはまるようヤスリで微調整。
画像のように隙間なく綺麗に収まったらOKです。

ガラスをはめて内窓を完成させる

キッチン後ろの窓ガラスが届いたので業者に付けてもらいます。
窓ガラスをはめる前に、開閉できる枠はクランプで固定しています。
ガラスは業者の方が入れてくれました。
窓ガラスを枠に差し込んだら、ガラスが動かないようにバックアップ材を隙間に入れます。
これが無いと風が吹いた時に窓ガラスが揺れてガタガタと音がなってしまうようです。

枠とガラスの間にコーキングを打つのでマスキング、透明なコーキングで隙間を無くします。
余分なコーキングはナイフのような物で削り取っていました。
※手捌きが職人技だったので是非動画で見てください。

リビングと玄関の窓枠にもガラスを入れてもらいました。
これで窓関係は完成です。

パントリーを完成させる

キッチン横のスペースに可動棚を取り付けて、パントリーとして使えるようにします。
できればこのスペースに冷蔵庫を入れたかったのですが、横幅が足りずファミリータイプの冷蔵庫が入らないのでパントリーにしました。※柱の位置をずらせなかったのでこのサイズになっています。
ガチャレールを両端に2ヵ所ずつ設置して支え金具を差し込みました。
下段は床下収納が開けられる位置に設置、ゴミ箱を置くスペースとしても活用できそうです。
※床下点検口は隠したかったのでパントリーの内部に取り付けています。

棚サイズ: 奥行き約600mm、横幅約700mm。

ホームセンターで集成材を購入し塗装して使おうと思ってましたが、ウッドワンの棚板と値段が変わらなかったので、今回はウッドワンの板をパントリーのサイズに合わせてカットし使っています。なかなかの広さで棚数を調整できるので使い易そうです。

※作業風景を動画にまとめています。

ラスト1話!エコカラットで迎える玄関|キッチン窓とパントリー棚設置【築55年の旧耐震空き家】#24

これで玄関とキッチンまわりの作業は終わりです。
当初、パントリー位置にある柱を動かせなかったので、どうしようか悩みましたが結果これで良かったと思える仕上がりになりました。
キッチン後ろに設置した窓から光と風がキッチンに入るので作って良かったなと思います。

残す作業は階段と靴箱と室内ドアの設置です。
階段はフローリングの色に合わせてナオスシートを貼る予定、シューズクロークの棚も今回設置したガチャレールと同じように取り付ける予定です。
室内ドアは「WOODONE」のハイドア2200を設置します。

次回動画がシリーズラストになります。
このシリーズでは、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるよう、タグに「セーチの旧耐震リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。