オフィスの受付をデザインする際のポイントとは?レイアウト例も併せて紹介!
この記事では、オフィスの受付をデザインするコツについて紹介します。企業イメージをアップするデザインの考え方や導入すべき設備、ぜひ真似したい優れたデザイン事例など、これからオフィスのエントランスを一新する際に知っておきたい情報をまとめました。
公開日 2022.09.16
更新日 2022.09.16
オフィスの入り口は、会社の顔とも呼ばれる大切な場所です。オフィスの第一印象をアップしたい時は、受付まわりのレイアウトや設備などを見直すとよいでしょう。そこで今回は、内装やセキュリティ、感染症対策など、オフィスの受付をデザインする際のポイントについて紹介します。訪れた人に好印象を与えるワンランク上のオフィス空間を目指したい人は、ぜひ参考にしてください。
オフィスの受付が重要な理由
オフィスの受付は、お客様や取引先など、自社を訪れた人が最初に立ち入る空間です。そのため「会社の顔」とも呼ばれ、自社イメージに大きな影響を与えると言われています。
初めての場所を訪れる際、最初に目にするデザインや空間の雰囲気などは、強く印象に残りやすいものです。オフィスの受付は、単に機能的であればよいわけではなく、「相手にどのような印象を与えたいか」を考慮したうえで、適切なデザインを検討する必要があります。
また、企業のコンセプトに合った適切な受付デザインは、ブランドメッセージを視覚的に伝える効果もあります。企業独自の世界観を表現することで、扱う商品・サービスなどの魅力も伝わりやすく、お客様とのやり取りもスムーズに進められることでしょう。
初めての場所を訪れる際、最初に目にするデザインや空間の雰囲気などは、強く印象に残りやすいものです。オフィスの受付は、単に機能的であればよいわけではなく、「相手にどのような印象を与えたいか」を考慮したうえで、適切なデザインを検討する必要があります。
また、企業のコンセプトに合った適切な受付デザインは、ブランドメッセージを視覚的に伝える効果もあります。企業独自の世界観を表現することで、扱う商品・サービスなどの魅力も伝わりやすく、お客様とのやり取りもスムーズに進められることでしょう。
オフィスの受付をデザインする際のポイント
ここでは、受付デザインを成功させるコツを項目ごとに紹介します。意匠やセキュリティ、機能性など押さえておきたいポイントをわかりやすくまとめました。
会社のコンセプトに合ったデザイン
受付付近は、ただオシャレな内装にすればよいわけではなく、企業のコンセプトに合ったデザインを取り入れることが大切です。ここでいうコンセプトとは、「カフェ風のナチュラルな内装」「シックなモノトーンカラー」といった見た目の印象のことではなく、デザインによって相手に伝えたいメッセージや、実現したいビジョンなどを指します。
このコンセプトが決まっていないと、企業と内装のイメージが噛み合わず、どこかちぐはぐな印象を与える受付になってしまいかねません。まずは「創造性を重視したイノベーティブな社風を表したい」「親しみやすくアットホームな印象を与えたい」など、企業イメージに合ったコンセプトを定め、それらをデザインに落とし込んでいくとよいでしょう。
また、企業らしさを演出したい時は、会社のロゴ・商品などをわかりやすい位置に配置するのがオススメです。コーポレートカラーをアクセントに使用し、ほかとは違うユニークな内装に仕上げた事例や、受付背面の壁に企業のロゴを大胆にあしらった事例など、企業の個性を全面に押し出した受付も多く見られます。コンセプトに沿って統一感のあるデザインを取り入れつつ、その中に企業らしさを感じられる工夫を施すと、より印象に残る受付がつくれるでしょう。
このコンセプトが決まっていないと、企業と内装のイメージが噛み合わず、どこかちぐはぐな印象を与える受付になってしまいかねません。まずは「創造性を重視したイノベーティブな社風を表したい」「親しみやすくアットホームな印象を与えたい」など、企業イメージに合ったコンセプトを定め、それらをデザインに落とし込んでいくとよいでしょう。
また、企業らしさを演出したい時は、会社のロゴ・商品などをわかりやすい位置に配置するのがオススメです。コーポレートカラーをアクセントに使用し、ほかとは違うユニークな内装に仕上げた事例や、受付背面の壁に企業のロゴを大胆にあしらった事例など、企業の個性を全面に押し出した受付も多く見られます。コンセプトに沿って統一感のあるデザインを取り入れつつ、その中に企業らしさを感じられる工夫を施すと、より印象に残る受付がつくれるでしょう。
セキュリティを意識
オフィスの受付は、さまざまな人が行き交う場所です。部外者が立ち入りトラブルに発展しないように、セキュリティ性をアップする機能やレイアウトを心掛けるとよいでしょう。例えば、エントランスから見えづらい位置に受付カウンターを設置すると、オフィスに立ち入る人を確認しづらく、知らないうちにアポイントを取っていない人が入り込んでしまう可能性もあります。見通しのよい位置に受付を設置し、必要に応じてセキュリティシステムを導入するなど、企業規模やオフィスの用途などによって適切な設備を導入しましょう。
また、執務スペースや会議室などがエントランスから見え過ぎると、機密情報が漏れてしまう可能性があります。扉で中が見えないようにしたり、間仕切り壁を設けたりと、オフィスの間取りにも気を配るとよいでしょう。「来客者を通すことが多い応接室や会議室などはアクセスしやすい場所に設置し、機密情報を扱う執務エリアは外から見えにくい場所に配置する」など、オフィス設計そのものを見直し、セキュリティをアップする方法もあります。
また、執務スペースや会議室などがエントランスから見え過ぎると、機密情報が漏れてしまう可能性があります。扉で中が見えないようにしたり、間仕切り壁を設けたりと、オフィスの間取りにも気を配るとよいでしょう。「来客者を通すことが多い応接室や会議室などはアクセスしやすい場所に設置し、機密情報を扱う執務エリアは外から見えにくい場所に配置する」など、オフィス設計そのものを見直し、セキュリティをアップする方法もあります。
オフィスの無人化も◎
近年、新型コロナウイルスの影響により、オフィスの受付を無人化する企業が増えています。受付を無人化するメリットは主に2つあり、ひとつは来訪者の利便性をアップできることです。有人の受付を利用する場合、来訪者はアルコール消毒の徹底や人数制限、パーテーションの利用など、企業が定めるさまざまな感染症対策のルールに従う必要があります。特にオフィスが混み合っている場合は、「待ち時間が長くなる」など不具合が生じることもあるでしょう。無人であれば、対人接触の機会を減らしつつ、効率的に受付を済ませられます。
もうひとつのメリットが、企業の先進性をアピールできることです。現在、多くの企業でエントランスの無人化が導入されているものの、まだまだ都市部に位置する一部企業にとどまり、依然として対面で受付業務を行っている企業も多いようです。
受付を無人化することで、来訪者に「時代に即したデジタル技術を導入している」「感染症対策を徹底している」などの印象を与えられ、企業のイメージアップにつながります。こうしたブランディング効果も含めて、導入を積極的に検討してみましょう。
もうひとつのメリットが、企業の先進性をアピールできることです。現在、多くの企業でエントランスの無人化が導入されているものの、まだまだ都市部に位置する一部企業にとどまり、依然として対面で受付業務を行っている企業も多いようです。
受付を無人化することで、来訪者に「時代に即したデジタル技術を導入している」「感染症対策を徹底している」などの印象を与えられ、企業のイメージアップにつながります。こうしたブランディング効果も含めて、導入を積極的に検討してみましょう。
感染症対策も不可欠
企業の受付・エントランスで必ず行うべき感染症対策は、アルコール消毒液の設置や体温測定、パーテーションの設置などです。感染症対策をきちんと行っていないと、ルーズな企業だと思われてしまったり、来訪者に不信感を与えてしまったりと、自社イメージを損なう可能性もあります。特に来訪者が多い企業は、自動の体温測定機や消毒機器を導入するなど、スムーズかつ安全に対策を行える方法を検討するとよいでしょう。
また、毎日の掃除を徹底し、清潔感のある空間を心掛けることも大切です。掃除が行き届いたエントランスは、感染症拡大を防ぐだけでなく、企業の第一印象をアップすることにもつながります。受付・エントランスをデザインする時は、なるべくメンテナンス性の高い素材や汚れが目立ちづらいカラーなどを選ぶと、オフィスの美観を保ちやすいでしょう。受付付近は待ち時間が発生し、案外細かい部分に視線が届きやすいため、ホコリや指紋など些細な汚れにも気を配ることが大切です。
また、毎日の掃除を徹底し、清潔感のある空間を心掛けることも大切です。掃除が行き届いたエントランスは、感染症拡大を防ぐだけでなく、企業の第一印象をアップすることにもつながります。受付・エントランスをデザインする時は、なるべくメンテナンス性の高い素材や汚れが目立ちづらいカラーなどを選ぶと、オフィスの美観を保ちやすいでしょう。受付付近は待ち時間が発生し、案外細かい部分に視線が届きやすいため、ホコリや指紋など些細な汚れにも気を配ることが大切です。
オフィス受付のデザイン・レイアウト集
ここでは、オフィス受付の優れたデザイン・レイアウト事例を紹介します。企業のコンセプトがひと目でわかる受付や、意匠にこだわったオシャレな受付など、さまざまな実例をまとめました。
1. ナチュラルでクールなエントランス
こちらは、システム設計やソフト開発、ハード開発などを行う「エル・エス・アイ ジャパン株式会社」のオフィスデザイン事例です。エントランスは木目や緑、石などの自然素材を使用し、クールながらも温かみを感じられるデザインに仕上げました。また、受付カウンターは設置せず、内線電話のみを置いたシンプルな無人受付を導入し、感染症対策を徹底した省スペースなレイアウトに。背面の壁には企業ロゴをあしらい、アクセントウォールとインテリアは同じブラックで統一しました。
2. 重厚で洗練されたオフィスデザイン
こちらは「株式会社ストリンク」のオフィスデザイン事例です。「つながる」を基本コンセプトにシステム提案や開発・導入、インフラ構築、保守サービスなどを行っており、温かみがありながらも洗練されたオフィスを目指してデザインを考案したとのことです。特にこだわったエントランスは、高級感のあるセラミックタイルを使用し、企業ロゴに発光サインを導入しました。カラーは温かみのあるグレーを基調に、アクセントとしてコーポレートカラーであるグリーンを採用。重厚な雰囲気を醸しつつアットホームな印象を与える、親しみやすいエントランスに仕上がっています。
3. ロゴとグローバル化がひと目でわかる受付に
こちらは「株式会社公文教育研究会」のオフィスデザイン事例です。ホワイトやグレーを基調としたベーシックな内装に、企業ロゴと世界地図をあしらったユニークなデザインが特徴的です。インテリアやアクセントウォールには、コーポレートカラーであるブルーを部分的に採用しました。また、執務エリアとエントランスを隔てる間仕切りは、地球の地軸の角度をモチーフにしているそうです。エントランスでグローバル化する社会を表現した、ほかとは違う印象的なオフィスデザインに仕上げています。
4. ロゴを全面に押し出したエントランス
こちらは「株式会社フェイス」のオフィスデザイン事例です。「従業員の顔が見えるオープンな空間」をコンセプトに、既存のオフィスをリニューアルしました。エントランスにはガラスを取り入れた造作壁を導入し、中央に企業ロゴを配置。壁内部にはLEDを埋め込み、必要に応じてロゴが発光する仕組みとなっています。内装はナチュラルテイストの木目やアースカラーでまとめ、従業員のコミュニケーションが活性化する、親しみやすく風通しのよい雰囲気のオフィスになりました。
5. 可動式の壁をエントランスの仕切りに
via ibasho-ob.com
こちらは「株式会社Libry」のオフィスデザイン事例です。柔軟性の高い空間にするために、エントランスの壁を可動式にしました。エントランスの裏はイベントや会議などに使用するフリースペースとなっており、壁を取り払って大人数で使用することもあるそうです。内装は木目の床材に白い壁とナチュラルテイストのデザインを取り入れ、受付タブレットの背面にロゴや企業理念をあしらいました。
オフィスの受付は、企業の第一印象を決定する重要なポイントです。ただオシャレで統一感のある内装を取り入れればよいわけではなく、企業のコンセプトが伝わりやすい、印象的なデザインを考案することが望ましいでしょう。
まずは、来訪者に伝えたいメッセージや目指したいビジョンなどを明確にしたうえで、具体的なデザインを決定することが大切です。感染症対策やセキュリティ、メンテナンス性なども考慮し、安全で清潔なエントランスを心掛けましょう。
とはいえ、企業に合った適切なデザインを考案するのは難しいものです。より具体的なデザインを相談したい人は、オフィス設計の経験が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」まで、お気軽にお問い合わせください。
まずは、来訪者に伝えたいメッセージや目指したいビジョンなどを明確にしたうえで、具体的なデザインを決定することが大切です。感染症対策やセキュリティ、メンテナンス性なども考慮し、安全で清潔なエントランスを心掛けましょう。
とはいえ、企業に合った適切なデザインを考案するのは難しいものです。より具体的なデザインを相談したい人は、オフィス設計の経験が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」まで、お気軽にお問い合わせください。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
Instagram
https://www.instagram.com/diyersjapan/