レザークラフトをもっと気軽に面白くする、新しい革裁ちナイフが誕生!

財布にカバン、カードケースなど、日ごろから使っている革小物。その魅力は、革の持つ質感に加え、使うほどに味わいを感じる経年変化が楽しめることにあると思います。そんな革小物を自分で作れたら、より愛着が湧きますよね。そんな魅力あるレザークラフトをより気軽に、楽しくしてくれる、革裁ちナイフが登場しました。

公開日 2019.10.16

更新日 2022.01.07

レザークラフトをもっと気軽に面白くする、新しい革裁ちナイフが誕生!

刃物で暮らしを豊かに

刃物は正しく使えれば、暮らしを豊かにする道具です。

そのことを伝えたくて、私たちFEDECAは、木を削ること、料理することの楽しさといった、「コト」を通じて刃物と人と接点づくりを行ってきました。

この度、私たちが提案する新しい「コト」。それはレザークラフトです。

レザーブランド「PENGURI LEATHER AND FABRIC」の革職人、正岡さんの協力の下、徹底的に使い手目線にこだわった、ありそうで無かった新しい革裁ちナイフが生まれました。

10月16日(水)より、私たちのクラウドファンディングプロジェクト第4弾として、FEDECA「レザークラフトナイフ」の先行予約販売を開始いたします。

始めやすく、使いやすい。気持ちの良いレザークラフトナイフ。

ハンドクラフトのなかでも大掛かりな道具が必要ないため、始めやすいのがレザークラフト。

とはいえ、レザークラフトを始める人にとっての大きなハードルが「革包丁」。その特殊な形からなかなか扱いが難しいもの。また道具の扱いに慣れた経験者にとっても、細かな作業や曲線を切る際には使いづらいなど不便な側面もありました。
そこで今回、レザーブランド「PENGURI LEATHER AND FABRIC」の革職人、正岡さんの協力の下、徹底的に使い手目線にこだわった、ありそうで無かった新しい革裁ちナイフが生まれました。その特徴をご紹介します。

1.優れた操作性。

最大の特徴はその小回りの利く使いやすさ。革職人さんの協力の下、徹底した使い手目線で作られています。

革包丁もカッターナイフも、刃が直線のためどうしても曲線を切りづらい側面がありました。この革裁ちナイフは刃先をR状に仕上げているため、直線も曲線も一本でスムーズにカットすることができます。
また、この革裁ちナイフはペンのように握れることに加え、ハンドルのお腹のふくらみで刃先のかじ取りをしやすく、曲線でも繊細な線を描くことができます。

2.質の高い刃。

革包丁は持ち方が独特で、初心者にはどうしても扱いづらいというハードルの高さがあります。一方でペンのように持てるデザインナイフは刃が薄く、あまり力を込めて切れないという側面があります。

この革裁ちナイフは刃の厚みが1.5mmほどあり、本職の職人に愛される安来鋼の青紙二号を使用。鋭い刃先で、厚い革でも安定して力を込められ、スッと切ることができます。

3.研ぎ直しも手軽です。

安来鋼の青紙二号が本職の職人に愛されるもう一つの理由。それは研ぎやすさという点にもあります。革の裏面に市販の金属研磨剤をとり、刃の表を数回なでるように研磨するだけで切れ味が復活します。作業の合間に定期的にこの研磨をしていただくと、長く切れ味を維持することができます。

無心になれる趣味、はじめませんか。

スッと、サクッと切る感触。緊張しながらも、すこしずつ出来上がっていく楽しさ。そして達成感。図工の時間のようなわくわくは、大人になっても格別の時間です。

ハンドクラフトのなかでも大掛かりな道具や機械が必要ないため始めやすく、奥が深いのがレザークラフト。「がっつり時間を設けないと」と気構える必要もなく、平日家に帰ってきたちょっとした時間でも、少しずつでもできるんです。

あまりゴミが出ずお部屋を汚しにくいから、リビングで、書斎で場所を選ばずにできるのもうれしいところ。刃物の取り扱いにだけは気をつけてくださいね。

自分でつくる=愛着がわく。

「自分でつくる」ということは既製品を買うのとは違い、作るドキドキに始まり出来上がった達成感という体験、そして使い込むほどに一層愛着がわいてくるということ。私たちが忘れがちな感覚かもしれません。

革の切り方ひとつとっても、人それぞれの「らしさ」が出るもの。ちょっと失敗してしまっても、それもまた自分がつくった証としての愛着が湧いてくるものです。

いつもの道具を、革でカスタム。

「自分で作る」ということは、カスタマイズできるということでもあります。

いつも使っている文具やコーヒー道具、アウトドア用品やナイフのシースなどなど、革でカスタムしてみてはいかがでしょうか。より一層使いやすく、使い込むほどに味がでる。革のある暮らしを楽しんでください。

革職人さんと作りました。

「シート状のものを切るときって、やっぱりこの形のほうが使いやすくて自然ですよね。」

そう語るのは、レザー小物で人気を博している“PENGURI LEATHER AND FABRIC”の革職人、正岡さん。今回のナイフは正岡さんとの共同開発で生まれました。

そもそも正岡さんとFEDECAの出会いは、イベントでたまたま隣のブースに出展していたことがきっかけ。その時展示していた「It's my knife」のカービングナイフが、革を裁つのにも使えそうだと話がはずんだことからはじまりました。
正岡さんは言葉の通り「型に縛られない」職人さん。というのも一般的に革製品は、数を作る場合は金属製の抜き型を使ってパーツを切り出していくもの。しかし正岡さんは一枚一枚すべてのパーツをナイフでカットして切り出しています。

「抜き型をつくってしまうと、同じものを作り続けなきゃいけない。それよりも手で切ったほうが作りたいものを作れるし、身軽で自由。そのほうが面白いんです。」
ハンドカットにこだわる正岡さんにとって、革包丁よりも使いやすい革裁ちナイフは長らく探し求めていたもの。刃やハンドルの形を少しずつ変えた試作品を実際に使ってみては作り直すという、地道な試行錯誤を重ねて今の形になったのです。
「レザークラフトを楽しむには、とにかく自分のつくりたいものにワガママに挑戦してみてほしいですね。」

正岡さんの言葉の通り、うまくできるか不安だったりするけど、試行錯誤しながら作りあげたときの達成感はすばらしいものです。それが自信になって、次に挑戦してみたくなる。私たちが忘れがちなその面白さ、このレザークラフトナイフをきっかけに是非思い出してみてください。

是非、ご支援のほどよろしくお願いします!

FEDECA

WRITTEN BY

FEDECA

Japan

明治28年創業、播州三木の老舗金物メーカーが手がける刃物ブランド。 アウトドア、キャンプ、DIY、ステーショナリー、クッキングを軸としたライフスタイルを彩る新しい刃物製品を提案。 ハンドルを削って作る自作ナイフキットIt's my knifeシリーズ、ダマスカス鋼の高級ステーショナリーナイフNagel knifeシリーズを展開中。