タンクレストイレ導入後に後悔しないようメリット・デメリットを理解しよう!
この記事では、タンクレストイレの設置で後悔しないポイントを紹介します。タンクレストイレを導入するメリット・デメリットや導入時の注意点、費用相場など、知っておきたい情報をまとめました。リフォームや新築でタンクレストイレを設置したい人は、ぜひ参考にしてください。
公開日 2021.12.21
更新日 2023.04.15
古いトイレをリフォームする時、「トイレ本体の種類をどのように選べばよいかわからない」という人は多いでしょう。トイレの限られたスペースをすっきりと見せたい人や、オシャレなトイレをつくりたい人には、タンクレストイレがオススメです。そこで本記事では、タンクレストイレのメリット・デメリットや費用相場、導入のポイントなどを紹介します。リフォームや新築でトイレの種類に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
タンクレストイレとは
「タンクレストイレ」とは、文字通り水を溜めるタンクがないトイレのことです。従来のトイレは、便器の後ろに設置されたタンクに貯水し、その水で便器を洗浄しますが、タンクレストイレでは水道からそのまま便器に水を流します。そのため、タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく、連続で水を流せるという特徴があります。
日本では長年、タンク式のトイレが主流とされていました。しかし現在では、一般家庭や商業施設、オフィスなどさまざまな場所でタンクレストイレが使用されています。
タンクレストイレの人気の秘密は、機能性やデザイン性の高さにあります。限られた空間であるトイレは、なるべく生活感のないすっきりとした印象にしたいものです。しかし、タンクがあるとどうしても空間を圧迫し、窮屈な印象を与えてしまいかねません。その点、タンクレストイレなら空間を圧迫しないため、多くのスペースを確保できない場合でも、ゆったりとした空間をつくれるでしょう。
日本では長年、タンク式のトイレが主流とされていました。しかし現在では、一般家庭や商業施設、オフィスなどさまざまな場所でタンクレストイレが使用されています。
タンクレストイレの人気の秘密は、機能性やデザイン性の高さにあります。限られた空間であるトイレは、なるべく生活感のないすっきりとした印象にしたいものです。しかし、タンクがあるとどうしても空間を圧迫し、窮屈な印象を与えてしまいかねません。その点、タンクレストイレなら空間を圧迫しないため、多くのスペースを確保できない場合でも、ゆったりとした空間をつくれるでしょう。
タンクレストイレのメリット・デメリット
ここでは、タンクレストイレのメリット・デメリットを紹介します。リフォームや新築などでタンクレストイレを設置するか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
タンクレストイレのメリット
via www.610-k.jp
第一のメリットは、毎日の掃除・お手入れが簡単なことです。家族が多いご家庭や、共働きの人などにとって、水回りの掃除は負担になりやすい家事のひとつと言えます。特に、従来のトイレは陶器でつくられているため、表面の凹凸に汚れが付着しやすく、時間が経つとなかなか落とすのに時間がかかるものです。
一方、タンクレストイレは開発段階からメンテナンス性を重視し、汚れが付着しづらい独自の素材を使用しています。また、タンクレストイレは便器と便座が一体型になっているため、拭き掃除の手間を大幅に削減できるのもメリットです。タンクがない分、空間を広く使えるので、タンク式トイレでは手が届きづらかった便器の後ろなども簡単に掃除できるでしょう。
第二のメリットは、高い節水効果が期待できることです。タンク式トイレは、一度の洗浄に13Lほどの水を使用しますが、最新のタンクレストイレは3〜5Lほどで済みます。一般に、1年間で15,000円以上の節約につながると言われており、長期的には高いコストパフォーマンスが期待できるでしょう。環境に優しいトイレを導入したい人や、月々の水道代を減らしたい人は、タンクレストイレの導入がオススメです。
第三のメリットは、空間を広く使えることです。トイレは部屋の中でも面積が狭く、限られた空間であるケースが大半です。収納をつくるスペースがない場合は、掃除用具や設備などで雑然とした空間になってしまうこともあります。タンクレストイレなら、従来のタンク式ほどのスペースは必要としないため、トイレの広さを変えることなく、ゆとりのある空間がつくれるでしょう。トイレの拡張リフォームを検討している場合も、住宅の状況によっては、トイレの種類を変更するだけで問題が解決するかもしれません。
一方、タンクレストイレは開発段階からメンテナンス性を重視し、汚れが付着しづらい独自の素材を使用しています。また、タンクレストイレは便器と便座が一体型になっているため、拭き掃除の手間を大幅に削減できるのもメリットです。タンクがない分、空間を広く使えるので、タンク式トイレでは手が届きづらかった便器の後ろなども簡単に掃除できるでしょう。
第二のメリットは、高い節水効果が期待できることです。タンク式トイレは、一度の洗浄に13Lほどの水を使用しますが、最新のタンクレストイレは3〜5Lほどで済みます。一般に、1年間で15,000円以上の節約につながると言われており、長期的には高いコストパフォーマンスが期待できるでしょう。環境に優しいトイレを導入したい人や、月々の水道代を減らしたい人は、タンクレストイレの導入がオススメです。
第三のメリットは、空間を広く使えることです。トイレは部屋の中でも面積が狭く、限られた空間であるケースが大半です。収納をつくるスペースがない場合は、掃除用具や設備などで雑然とした空間になってしまうこともあります。タンクレストイレなら、従来のタンク式ほどのスペースは必要としないため、トイレの広さを変えることなく、ゆとりのある空間がつくれるでしょう。トイレの拡張リフォームを検討している場合も、住宅の状況によっては、トイレの種類を変更するだけで問題が解決するかもしれません。
タンクレストイレのデメリット
第一のデメリットは、停電時にトイレが使用不可能になることです。タンクレストイレは電気を使用して配管の制御を行うため、停電時は水を流すことができません。メーカーによっては、手動洗浄機能や、乾電池で作動する機能などを追加するオプション部品も販売されているため、購入時に確認しておくとよいでしょう。
このほか、短時間の停電であれば、5Lほどの水をバケツで一気に注ぎ入れ、自力で流すという手もあります。とはいえ長時間の停電や、バケツなどの容器を用意できない時のことも考慮し、停電時の対策について、あらかじめメーカーに聞いておくのが望ましいでしょう。
第二のデメリットは、部品のみの交換が難しいことです。タンク式なら、便器や便座、タンク、ウォシュレットなどが壊れても、部分的に修理・交換を行えます。しかし、タンクレストイレはすべて一体型のデザインなので、故障箇所によってはトイレ本体をまるごと交換しなければなりません。特にウォシュレットが故障した場合や、経年によって故障箇所の部品がない場合などは、部分的な修理・交換が難しいため注意しましょう。
このほか、短時間の停電であれば、5Lほどの水をバケツで一気に注ぎ入れ、自力で流すという手もあります。とはいえ長時間の停電や、バケツなどの容器を用意できない時のことも考慮し、停電時の対策について、あらかじめメーカーに聞いておくのが望ましいでしょう。
第二のデメリットは、部品のみの交換が難しいことです。タンク式なら、便器や便座、タンク、ウォシュレットなどが壊れても、部分的に修理・交換を行えます。しかし、タンクレストイレはすべて一体型のデザインなので、故障箇所によってはトイレ本体をまるごと交換しなければなりません。特にウォシュレットが故障した場合や、経年によって故障箇所の部品がない場合などは、部分的な修理・交換が難しいため注意しましょう。
via www.toiletas.jp
第三のデメリットは、手洗い場がないことです。タンクレストイレには、タンク式のような手洗い器が付属しません。トイレ内に手洗いが必要な場合は、新たに設置しなければならず、相場よりも費用が高くなる恐れもあります。また、「タンクレストイレを導入したものの、手洗い器を設置したことで、かえって窮屈な空間になった」という失敗も多いため、トイレの広さによっては手洗い器の有無を見直す必要があるでしょう。必ずトイレ内に手洗い器を付けたい場合や、手洗い器が面積を圧迫する可能性がある場合などは、タンク式も視野に入れて、よく業者と相談してください。
タンクレストイレのリフォーム費用相場
via www.logrenove.jp
リフォームでタンクレストイレを設置する時、費用の内訳は主に「トイレ本体の値段」と「工事費用」とに分けられます。
トイレ本体の費用相場は20万〜40万円ほどですが、既存のトイレの状態やオプションの有無、メーカーなどによって工事費用に幅があるので注意しましょう。
工事費用の相場は、既存のトイレが洋式の場合は20万〜30万円ほど、和式の場合は30万〜45万円ほどです。リフォームにかかる日数は1〜3日程度を見ておくとよいでしょう。
また、トイレ内に手洗い場を新設する場合は、その費用も考慮しなければなりません。手洗い器の種類や施工方法などによって費用は異なりますが、相場はおおむね10万〜20万円ほどです。近年、感染症対策などでトイレ内に手洗い場を後付けする人も多く、トイレの交換とまとめて依頼することで、人件費や諸費用などを削減できるでしょう。
トイレ本体の費用相場は20万〜40万円ほどですが、既存のトイレの状態やオプションの有無、メーカーなどによって工事費用に幅があるので注意しましょう。
工事費用の相場は、既存のトイレが洋式の場合は20万〜30万円ほど、和式の場合は30万〜45万円ほどです。リフォームにかかる日数は1〜3日程度を見ておくとよいでしょう。
また、トイレ内に手洗い場を新設する場合は、その費用も考慮しなければなりません。手洗い器の種類や施工方法などによって費用は異なりますが、相場はおおむね10万〜20万円ほどです。近年、感染症対策などでトイレ内に手洗い場を後付けする人も多く、トイレの交換とまとめて依頼することで、人件費や諸費用などを削減できるでしょう。
タンクレストイレを導入する際の注意点
via hags-ec.com
タンクレストイレを導入する時に注意すべきポイントは、水道の水圧によっては設置できないケースがあることです。タンクレストイレは水道から直接水を引いて便器を洗浄するため、水圧が低いとトイレが詰まってしまう可能性もあります。リフォーム前に業者が水圧を調べてくれますが、「築25年以上の住宅」「古いタイプの配管を使用している住宅」「井戸水を使用している住」「2階以上のマンション部屋」などは水圧が低く、施工が難しいケースも多いので注意しましょう。
また、トイレ内に手洗い場を新設する場合は、配管工事が必要です。一般的な住宅であれば、洗面台などで使用する既存の配管を活用し、問題なく施工を進められます。しかし、配管が複雑な住宅や、配管のスペースが狭いマンションなど、新たな配管を設置できないケースもあるのでよく確認が必要です。
とはいえ、小さい子どもやお年寄りがいるご家庭など、どうしてもトイレ内に手洗い器を設置したい場合もあるでしょう。そのような時にオススメなのが、配管工事なしでタンクレストイレと手洗い器を設置できる「給排水管工事不要タイプ」です。このタイプなら、トイレの配管と手洗い器の配管を接続することで、既存の配管に手を加えることなく工事を進められます。あらかじめ手洗い器とトイレ本体がセットになっているため、これらを別々にオーダーする手間も省けるでしょう。
また、トイレ内に手洗い場を新設する場合は、配管工事が必要です。一般的な住宅であれば、洗面台などで使用する既存の配管を活用し、問題なく施工を進められます。しかし、配管が複雑な住宅や、配管のスペースが狭いマンションなど、新たな配管を設置できないケースもあるのでよく確認が必要です。
とはいえ、小さい子どもやお年寄りがいるご家庭など、どうしてもトイレ内に手洗い器を設置したい場合もあるでしょう。そのような時にオススメなのが、配管工事なしでタンクレストイレと手洗い器を設置できる「給排水管工事不要タイプ」です。このタイプなら、トイレの配管と手洗い器の配管を接続することで、既存の配管に手を加えることなく工事を進められます。あらかじめ手洗い器とトイレ本体がセットになっているため、これらを別々にオーダーする手間も省けるでしょう。
タンクレストイレの設置事例
ここでは、タンクレストイレを設置した内装デザイン事例を紹介します。バリアフリーに配慮した広々としたトイレや、すっきりとした清潔感のある内装など、ぜひ真似したい魅力的な事例を集めました。
バリアフリーにも配慮したレストルームに
via nasahome.co.jp
こちらは「NasaHome」に掲載されているトイレリフォーム事例です。既存のトイレはスペースが狭く、依頼主は利便性に不満を感じていたそうです。そこで、コンパクトなタンクレストイレを導入し、トイレと手洗い場の間に設けられていた扉を取り払うことで、広々とした空間へ改修しました。また、床材をメンテナンス性の高いフロアタイルに変更し、壁紙もデザイン性に優れたものに変更するなど、内装をトータルコーディネートしています。扉には間口が広く段差の少ない引き戸を採用するなど、バリアフリーにも考慮した安全性の高いトイレになりました。
落ち着いた色調で清潔感のある空間
via www.yunite.co.jp
続いては、「LIXILリフォームショップ ユニテ」掲載のトイレリフォーム事例を紹介します。長年使用していたトイレが水漏れしてしまい、トイレ本体の交換と床の張り替えを行いました。トイレ本体は最新のタンクレストイレに交換し、床は掃除がしやすいクッションフロアへ張り替えています。デザインはブラックのタイル調をチョイスし、落ち着いた高級感のある内装に。タンクレストイレのすっきりとした印象と相まって、ワンランク上のオシャレなレストルームに仕上がりました。
via www.610-k.jp
デザイン性や機能性が高く、近年人気を集めているタンクレストイレ。水を溜めるタンクがついていないため、空間を広く使え、すっきりとした印象のトイレがつくれます。タンクレストイレは節水効果やメンテナンス性が高いため、日々の掃除を楽にしたい人や、水道代を節約したい人などに適しているでしょう。
一方で、手洗い場を新設する必要があったり、停電時に使用できなくなったりといったデメリットもあるため、これらを考慮したうえで購入を検討する必要があります。手洗い場の配管工事が不要なタイプや、停電時にも手動で水を流せるタイプなどもあるので、業者に相談しながら商品を選ぶとよいでしょう。
詳しい種類や費用、施工の相談などをしたい人は、水回りのリフォーム実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にお問い合わせください。
一方で、手洗い場を新設する必要があったり、停電時に使用できなくなったりといったデメリットもあるため、これらを考慮したうえで購入を検討する必要があります。手洗い場の配管工事が不要なタイプや、停電時にも手動で水を流せるタイプなどもあるので、業者に相談しながら商品を選ぶとよいでしょう。
詳しい種類や費用、施工の相談などをしたい人は、水回りのリフォーム実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にお問い合わせください。
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