築32年中古マンションをフルリノベーション!【賃貸リノベ総集編】

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2024.06.01

更新日 2024.06.01

築32年中古マンションをフルリノベーション!【賃貸リノベ総集編】

セーチのリノベ記録 五軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。

リノベーション前の部屋

和室が2部屋ある3LDKのマンション、6畳リビングと6畳キッチンで細長い部屋になっています。
廊下や和室に比べてリビングキッチンは1段低い作りになっていて、昔ながらの作りといった印象です。

スケルトン状態まで解体、廃棄費用は12万円

使い易いように間取りを2LDKに変更します。
水回りを全て新品に交換するのでスケルトン状態まで解体しました。
石膏ボード、木材、鉄類は分別して廃棄しています。
廃棄費用は約10万円でした。

床防音施工は50万円

ゴムマット30万円、グラスウール4万円、合板14万円、根太2万円 合計50万円かかりました。
床防音をしている部屋と、防音をしていない部屋で音を聞き比べてみたら、音の響きかたが全然違ったのでこのやり方で良かったようです。

ゴムマットが高いので、結局は遮音フローリングを施工するのと同じくらいの金額になりましたが、遮音フローリングのようなフカフカな仕上がりにはならなかったので、その点はよかったです。ただゴムマットを引くやり方だと時間がかかるので、フカフカが気にならないのでされば遮音フローリングの方が効率的だと思います。

天井防音、壁施工は15万円

和室だった天井は受けが無いので、リビングの高さに合わせて木材を追加。
その後、グラスウールを入れ遮音シートを貼り、更にグラスウールを入れて最後に石膏ボードで天井にしました。
壁は全面に石膏ボードを張り、天井と壁で合計15万円掛かりました。

建具取り付けは43万円

親子ドア12万円、ドア4ヵ所で16万円、2ヵ所でクローゼット扉15万円
全て大建工業のハピアシリーズ。家具の搬入などを考えて、リビングキッチンの入り口は親子ドアにしました。
廊下には窓がないので、電気をつけてない状態でも光が入るよう透光部があるドアを選んでいます。

ナオス不燃化粧パネル貼りは20万円

壁に張るだけ!高級住宅で使われる『ナオス不燃化粧パネル』 【賃貸向けリノベーション12話】

リビングの壁一面にはナオス不燃化粧パネルを施工。この一面だけで高級感が増します。
こちらの製品はサイズオーダーして配送してもらう必要があるので荷上げが大変でした。
張るだけで部屋のランクが上がったように感じます。

ナオスフローリング施工は35万円

最高のリフォーム材!3mm厚で補修も簡単な石目柄ナオスフローリング!【賃貸向けリノベーション13話】

賃貸マンション用のフローリングといえばナオスフローリング。
関東圏を中心に展開されている商品ですが、今後九州や北海道など全国各地に広がっていく製品になると思います。
今回は新製品のナオスフローリング石目柄を貼りました。
補修にはナオスシートが使えるので、退去後のメンテナンスがかなり楽になります。

LIXIL システムキッチンの取り付けは30万円

もともとタイルだったキッチン壁は全面キッチンパネルに変更し、同じサイズのキッチンを導入。
賃貸用はコストパフォーマンスの良い開き扉プランが設置されることが多いと思いますが、スライドタイプはデザイン性と使いやすさを両方重視したい方におすすめです。
建具の色に合わせて木目のグロスライトウッドを選びました。

壁紙貼りは12万円

使うのはグレーの石目柄が特徴のサンゲツ「FE76659」の壁紙。
30メートルの壁紙を6箱注文。合計で180メートル購入しました。(約120,000円)

通常の壁紙より厚みがあるので少し値段はしますが、いい仕上がりになりました。
この壁紙は以前の中古マンションリノベシリーズで使用した「FE6208」と同じシリーズ。
「FE6208」は廃盤となりましたが、FE76657と番号を変えて販売されています。
今回はFE6208より1トーン落としたFE76659を使用しています。

照明やスイッチコンセント回り取り付けは8万円

リビングキッチンと廊下はダウンライト照明を設置、その他の部屋は普通の照明を設置しています。
ここは特に拘らず450lmのダウンライトとホタルスイッチを設置しています。
照明類で5万円、スイッチコンセント類で3万円かかりました。

お風呂と洗面化粧台とトイレ取り付けは55万円

トイレと洗面化粧台はグレードは下げて、お風呂のグレードを上げました。
賃貸用なので、水回りはこだわり過ぎず選んでいます。

築32年中古マンションをセルフリノベーションした部屋が完成

石目柄主体のホテルのような仕上がりの内装が完成しました。
防音工事に水回り排管も全て新調し、工事前に比べて格段に住みやすくなったと思います。
3LDKの縦長のリビングキッチンではなく、2LDKで1部屋潰してL型の広いリビングキッチンにしたことで生活の中心が定まった気がします。

3年前に工事した時より資材の値段が上がっている為、その分費用がかさみましたが納得の仕上がりで大満足。各箇所の費用感を参考にリフォームを検討してみください。
これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。