キッチンパントリーとは?設置するメリット・デメリットを解説!
この記事では、キッチンパントリーを設置するメリット・デメリットについて紹介します。「そもそもキッチンパントリーとは、どのような空間を指すのか」などの基礎知識にも触れながら、種類や活用方法、オシャレな施工事例などの情報をまとめました。
公開日 2021.12.27
更新日 2023.04.14
食料品や家電などで、どうしても生活感が出てしまいがちなキッチン。既存の棚などを活用しているものの、「もっと広い収納があったら」とお悩みの人は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、「キッチンパントリー」を設置するメリット・デメリットや上手な活用方法、オシャレなパントリーの施工事例などをまとめて紹介します。より快適で使い勝手のよいキッチンをつくりたい人は、ぜひ参考にしてください。
キッチンパントリーとは
「キッチンパントリー」とは、キッチン用品や食料品のストックを保管しておく場所のことです。もともとはホテルの食料庫などを指す言葉でしたが、近年では「一般住宅につくられるキッチン周りの収納」を指して、パントリーと呼ぶようになりました。実際にはキッチンの隣などに設置されることが多く、別室に広いスペースを設けたものや、壁面収納に扉を付けたものなど、さまざまなタイプが見られます。
キッチンパントリーには食品や調理器具だけでなく、日用品のストックや家電など、さまざまなものを収納できます。便利で使い勝手がよいイメージがあるため、憧れる人は多いものの、「設置したまではいいけれど、うまく活用できなかった」「使い勝手が悪く、結局あまり使わなかった」という失敗も少なくありません。まずは現在しまいきれていないものや、収納したいものなどをリストアップし、必要な広さや設備などを話し合ったうえで、キッチンパントリーの導入を検討するとよいでしょう。
キッチンパントリーには食品や調理器具だけでなく、日用品のストックや家電など、さまざまなものを収納できます。便利で使い勝手がよいイメージがあるため、憧れる人は多いものの、「設置したまではいいけれど、うまく活用できなかった」「使い勝手が悪く、結局あまり使わなかった」という失敗も少なくありません。まずは現在しまいきれていないものや、収納したいものなどをリストアップし、必要な広さや設備などを話し合ったうえで、キッチンパントリーの導入を検討するとよいでしょう。
キッチンパントリーのタイプ
キッチンパントリーには、大きく分けて「ウォークスルータイプ」「ウォークインタイプ」「壁付けタイプ」の3種類があります。それぞれ特徴が異なるので、キッチンの広さや収納物の種類などに応じて、適切なものを選ぶとよいでしょう。
ウォークスルータイプ
via tarui-arch.jp
ウォークスルータイプとは、出入り口が2つあり、通り抜けできるタイプのパントリーのことです。廊下などの通路をパントリーとして活用するのが一般的で、玄関から地続きになった土間収納タイプや、既存の廊下に壁面収納を取り付けたものなど、さまざまな種類が見られます。
ウォークスルータイプのメリットは、設置場所によってはアウトドア用品や子どものおもちゃ、日用品など幅広いものを収納できることです。反面、通路を兼ねた収納スペースであるため、中のものが見えやすく、整理していなかった場合は雑然とした印象になりかねません。収納物を見せたくない場合は目隠し用のカーテンを付けるなど、生活感が出ないように工夫するとよいでしょう。
ウォークスルータイプのメリットは、設置場所によってはアウトドア用品や子どものおもちゃ、日用品など幅広いものを収納できることです。反面、通路を兼ねた収納スペースであるため、中のものが見えやすく、整理していなかった場合は雑然とした印象になりかねません。収納物を見せたくない場合は目隠し用のカーテンを付けるなど、生活感が出ないように工夫するとよいでしょう。
ウォークインタイプ
ウォークインタイプとは、人が中に立ち入って使用する、小部屋タイプのパントリーをいいます。ウォークスルータイプと違って中のものが見えづらいため、比較的生活感を抑えられるのが特徴です。
ウォークインタイプのメリットは、レイアウトの自由度や収納力が高いことです。家族が多いご家庭や、日頃から食品をストックする人、家電や調理器具を隠して収納したい人などには、ウォークインタイプが適しているでしょう。
しかし、季節によっては湿気が溜まりやすいため、収納物の種類には注意が必要です。衣類や布団といった湿気に弱いものは避け、吸湿効果の高い壁材を用いるなど、しっかりとした湿気対策を講じる必要があるでしょう。
ウォークインタイプのメリットは、レイアウトの自由度や収納力が高いことです。家族が多いご家庭や、日頃から食品をストックする人、家電や調理器具を隠して収納したい人などには、ウォークインタイプが適しているでしょう。
しかし、季節によっては湿気が溜まりやすいため、収納物の種類には注意が必要です。衣類や布団といった湿気に弱いものは避け、吸湿効果の高い壁材を用いるなど、しっかりとした湿気対策を講じる必要があるでしょう。
壁付けタイプ
壁付けタイプとは、キッチンの壁面に設置する小型パントリーのことで、「クローゼットタイプ」とも呼ばれています。限られたスペースを活用して設置できるため、リフォームでの後付けも人気を集めています。
壁付けタイプのメリットは、キッチンに居ながら気軽にものを取り出せることです。ほかのタイプのパントリーは、キッチンから移動して収納物を運ばなくてはならず、火を使っている時など、手が離せない場合は不便に感じるかもしれません。普段使い用の家電や調理器具などをしまうパントリーがほしい場合は、壁付けタイプがオススメです。
ただし、キッチンの広さによってはスペースを圧迫する場合もあるので、後付けする場合は大きさを慎重に検討するとよいでしょう。
壁付けタイプのメリットは、キッチンに居ながら気軽にものを取り出せることです。ほかのタイプのパントリーは、キッチンから移動して収納物を運ばなくてはならず、火を使っている時など、手が離せない場合は不便に感じるかもしれません。普段使い用の家電や調理器具などをしまうパントリーがほしい場合は、壁付けタイプがオススメです。
ただし、キッチンの広さによってはスペースを圧迫する場合もあるので、後付けする場合は大きさを慎重に検討するとよいでしょう。
キッチンパントリーを設置するメリット・デメリット
ここでは、キッチンパントリーを設置するメリット・デメリットをまとめました。新築やリフォームなどで、これからキッチンパントリーの設置を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
キッチンパントリーのメリット
第一のメリットは、食品の整理整頓がしやすくなることです。日頃から多くの食品を購入していると、「どの食品がどこにあるのか」「次に購入すべき食品はどれか」などをきちんと把握するのはなかなか難しいでしょう。特に調味料や保存食品などは、似たようなパッケージのものも多く、きちんと状態を把握していないと、買い間違いや賞味期限切れなどのミスを起こしてしまうこともあります。キッチンパントリーを活用すれば、キッチン周りがすっきりとするだけでなく、食材の位置や状態などを一目で把握でき、家事の時間短縮にもつながります。
第二のメリットは、ストックできる食品の数が増えることです。家族が多いご家庭や、毎日自炊をする人などは、日々の買い物で多くの時間や労力を使うことでしょう。なるべく保存期間の長い食品をたくさんストックしておきたいものの、収納場所がなく、こまめに買い物に行かなければならない人も多いはず。キッチンパントリーは、キッチン周りの収納力をぐんとアップさせるため、そうした日々の買い物の手間を省けます。
第二のメリットは、ストックできる食品の数が増えることです。家族が多いご家庭や、毎日自炊をする人などは、日々の買い物で多くの時間や労力を使うことでしょう。なるべく保存期間の長い食品をたくさんストックしておきたいものの、収納場所がなく、こまめに買い物に行かなければならない人も多いはず。キッチンパントリーは、キッチン周りの収納力をぐんとアップさせるため、そうした日々の買い物の手間を省けます。
キッチンパントリーのデメリット
via www.mokkotsu.com
第一のデメリットは、収納スペースを確保したことによって、かえって使いにくい間取りになる可能性があることです。キッチンパントリーを設置するには、どうしてもキッチンに一定以上の広さが必要です。狭いキッチンにパントリーを設置すると、作業スペースを圧迫し、快適さを損なってしまいます。特にリフォームで後付けする場合は、「導線を邪魔しないか」「作業は快適にできるか」などを考慮したうえで、設置を検討するとよいでしょう。
第二のデメリットは、キッチンパントリーの種類によっては設置費用が高額になることです。特にウォークインタイプのキッチンパントリーを後付けする場合、併せて間取り変更などを行う可能性もあり、費用が膨らみやすいでしょう。家の状態や予算によっては、イメージ通りのものがつくれない恐れもあるため、注意が必要です。
第二のデメリットは、キッチンパントリーの種類によっては設置費用が高額になることです。特にウォークインタイプのキッチンパントリーを後付けする場合、併せて間取り変更などを行う可能性もあり、費用が膨らみやすいでしょう。家の状態や予算によっては、イメージ通りのものがつくれない恐れもあるため、注意が必要です。
キッチンパントリーを上手に活用するコツ
via timberyard.net
キッチンパントリーの設置で失敗しないコツは、家事導線を考えたうえで設置場所や広さを決めることです。特に、玄関から食品を運び込む時の導線や、キッチンから食品を取りに行く時の導線は、しっかりと検討する必要があります。
玄関からパントリーが離れ過ぎていると、水や米などの重たいものを運ぶ時に使い勝手が悪く、結局パントリーを使わなくなってしまうケースも少なくありません。食品の移動を楽にしたい場合は、玄関からキッチンへとつながるウォークスルータイプを選ぶなど、優先順位を決めながら設備やタイプなどを検討するとよいでしょう。
また、キッチンパントリー内のレイアウトも、使い勝手に影響を及ぼす重要なポイントです。固定式の棚を付けるのもよいですが、子どもの成長や食の変化などによって収納物が変化した際、対応しきれないこともあります。あらかじめ可動式の棚を設置しておけば、ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、長く快適に使えるキッチンパントリーがつくれるでしょう。
玄関からパントリーが離れ過ぎていると、水や米などの重たいものを運ぶ時に使い勝手が悪く、結局パントリーを使わなくなってしまうケースも少なくありません。食品の移動を楽にしたい場合は、玄関からキッチンへとつながるウォークスルータイプを選ぶなど、優先順位を決めながら設備やタイプなどを検討するとよいでしょう。
また、キッチンパントリー内のレイアウトも、使い勝手に影響を及ぼす重要なポイントです。固定式の棚を付けるのもよいですが、子どもの成長や食の変化などによって収納物が変化した際、対応しきれないこともあります。あらかじめ可動式の棚を設置しておけば、ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、長く快適に使えるキッチンパントリーがつくれるでしょう。
オシャレなキッチンパントリー事例
ここでは、ぜひ真似したいオシャレなキッチンパントリーの事例をまとめました。優れた間取りやデザインなどを紹介しますので、これからキッチンパントリーを設置する人は、ぜひ参考にしてください。
カウンターのすぐ横に設置してストレスフリーに
こちらは「リノベ不動産」に掲載されているキッチンパントリーの事例です。壁付けキッチンの向かいに、オリジナルのキッチンカウンターと壁付けパントリーを造作しました。キッチンカウンターのすぐ横にパントリーを設置すれば、料理中に収納物が必要になった際、その場を離れる必要がありません。目隠し扉などは設置していませんが、リビングからは収納物が見えない位置なので、ほどよく生活感が抑えられています。
大容量のパントリーですっきりとしたキッチン回り
via renoverisu.jp
「りのべりす」より、キッチンの隣にウォークインタイプのキッチンパントリーを設置した事例を紹介します。アイランドキッチンはデザイン性に優れており、すっきりとした空間をつくれる一方で、収納スペースが少なく、かえって生活感が出てしまうデメリットもあります。しかし、収納力に優れたウォークインタイプのキッチンパントリーを併設することで、キッチンのデザインを活かしたワンランク上のダイニングが実現しています。アーチ型の扉やタイル壁を採用するなど、キッチン周りのデザインにもこだわりました。
ほどよく見せてメリハリのあるキッチンに
via www.n-home.co.jp
「日建ホーム」より、キッチンに複数のパントリーを設置した事例を紹介します。シンクの向かいには壁面収納タイプを、コンロの横には壁付けタイプのパントリーを設置しました。生活感の出やすい家電や食品などは、外から見えない壁付けタイプに収納し、お気に入りの器や調味料など見せたいものは壁面収納に置くことで、メリハリのあるキッチンがつくれます。壁面収納を設置した壁には、小物が引き立つようにシックなアクセントウォールを使用しました。
via suvaco.jp
食品や日用品、家電など、さまざまなものを収納できる憧れのキッチンパントリー。食品をストックできたり、生活感が出やすいキッチン周りをすっきりと見せてくれたりと、上手に活用すればさまざまなメリットが得られます。
一方で、目的がないままキッチンパントリーを設置すると、かえって作業スペースを圧迫したり、費用に見合った効果が得られなかったりする失敗もあるので注意しましょう。キッチンパントリーをつくる時は、あらかじめ「何をどれくらい収納するのか」「どのような用途に使うのか」などを明確にすることが大切です。
より具体的な費用やデザイン、リノベーションの方法などを知りたい人は、実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。
一方で、目的がないままキッチンパントリーを設置すると、かえって作業スペースを圧迫したり、費用に見合った効果が得られなかったりする失敗もあるので注意しましょう。キッチンパントリーをつくる時は、あらかじめ「何をどれくらい収納するのか」「どのような用途に使うのか」などを明確にすることが大切です。
より具体的な費用やデザイン、リノベーションの方法などを知りたい人は、実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。
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Japan
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