好みの部屋は床から作る!メープル柄のフローリングをDIY施工

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目2軒目に続いて、築30年の中古マンション(3軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2022.11.10

更新日 2023.04.12

好みの部屋は床から作る!メープル柄のフローリングをDIY施工

セーチのリノベ記録 3軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

3年前から空室になっている築30年中古マンション。
リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないと放置されていました。
そのままにしておくのは勿体無いので、僕や家族が使えるようにセルフリノベーションしていきます。
今回はリビングキッチンにフローリングを貼る作業です。

前回の記事はこちら

フローリングのサンプルから色を決める

カタログだけでは実際の雰囲気が掴めないので、フローリングを注文する前にサンプルを取り寄せて実際の雰囲気を確認しました。
カタログとは微妙に色合いが違ってサンプルを確認してよかったなと思います。
サンプルは小さくてイメージが湧かないという方は、ショールームで実際に使われているフローリングを見ると施工後の部屋のイメージができると思います。

今回の部屋は、家具や壁に木材をあまり使わないので、サンプルの中から木材の味がでる茶系の3色に絞りました。

必要な道具を準備

今回メインで使用する道具たちです。

・ノコギリ・隠し釘・フローリング用ミニビス
・ゴムハンマー・カナヅチ・ボンド・ボンド専用ガン

詳しい使い方や道具の詳細はそれぞれ使用する場面で説明します。

LIXIL「 ラシッサDフロア メープル」を貼る

フローリングの色は、悩みに悩んで「メープル」にしました。
1段階濃い「ライトメープル」と悩みましたが、家具や壁紙の雰囲気から床は薄い色の方がいいだろうと思いメープルを採用しています。
フローリングの色や割り当てを確認する為の仮置き。
今回は合板の上にフローリングを貼る「捨て貼り」という方法で施工します。

並べてみて「短手方向」が微妙なサイズになる場合、部屋の中心線から左右対称になるように並べ替えます。(今回はキッチンの左手出張りがあるので、そこを考慮して配置決めしています。)

フローリングの割り当てが決まったら、ある程度フローリングを敷き詰めて色や柄を確認します。
ある程度パターンはありますが、微妙に濃淡があるので変な感じにならないよう調整しながら貼っていきます。
壁から1列目を順番に貼っていきたい所ですが、壁が微妙に歪んでいて後々大変になることがあります。なので、中心線からフローリングを並べ、2列目の終わりに合わせてガイドラインを描きます。

この線と壁のサイズを測ってから、カットしたフローリングを1列目に貼り進めるのが王道です。
(今回は割り当てが丁度よかったのと、壁を真っ直ぐになるように作ったので1列目を壁から貼ることにしました)
フローリングを貼る時は床鳴りを防止する為に床専用ボンドが必要です。

床用ボンドにもいろいろ種類があり、ホームセンターで販売している床ボンドでも問題ありません。
今回使用するのは「MAX FB-500」「MAX専用 フォームガン FG-300」。
専用のフォームガンにボンドを流し込んで使います。

30秒以上振ってボンドをフォームガンに流し込んだら貼り始めます。

フローリング貼り初めは雄サネの向きを確認

フローリングの雄サネが右方向に伸びているので、部屋の左側から貼り進めます。

フローリングの固定はボンドと釘やビスを併用します。
釘やビスは、雄サネの隙間に打ち込んで、床とズレないように固定。

今回はインパクトドライバーで打ち込んだ方が早いと思い釘ではなくミニビスを選びました。
雄サネ部分に30㎝間隔でミニビスを斜めに打ち込んでいきます。
レンガ貼りで貼っていくので2列目からは半分(91㎝)にカットしたフローリングを交互に貼っていきます。
当て木を雄サネに当ててカナヅチで叩き、隙間ができないよう押し込みながら取り付けます。
(隙間ができると少しずつ歪んでいくのでピッタリくっつくけて下さい)
ミニビスは45°くらいの角度で打ち込んでいます。
この時にビス頭が残ってしまうと、次のフローリングを貼る時に干渉して隙間ができてしまいます。
なので、ビス頭が沈み込むくらいしっかり打ち込みます。
フローリングは丸ノコやノコギリで切断できるので、壁際はサイズに合わせてカットしたフローリングを使います。
雄サネが出っ張っている分、端の差し込みは難しいです。
当て木を使えないので、ゴムハンマーでフローリングを叩いて少しずつズラし、隣の雄サネに差し込みます。
長手方向の雄サネに差し込んだら、短手方向に差し込み固定します。
最難関の壁際。
雄サネに差し込んで壁スレスレになるように取り付けたいのですが、引っかかってしまい何度か修正しました。
壁際ではゴムハンマーを勢いよく振ることができないので、このままだとフローリングとフローリングの間に微妙な隙間ができてしまいます。

そんな時は、スクレーパーを壁とフローリングの間に差し込み手前に戻すように動かすとフローリングが動き綺麗に揃います。

※ここまでの作業を動画にまとめています。

床完成!フローリング貼りました。【中古マンションDIY】#24

日中の部屋の様子。
影ができるとすこし暗く見えるのでライトメープルではなく、明るいメープル柄を選んで良かったなと思いました。

今回が初めてのフローリングを貼る作業でした。
フロアタイルと違い、合板にビスで打ち込んでいくのでズレることなくかなり貼りやすかったです。
値段を気にしなければフロアタイルより施工が簡単だなと思いました。

週末にはお風呂が設置される予定なので、設置後に廊下の床や壁、寝室の床を作りたいと思います。
次回は廊下と寝室のフローリング張りの作業です。

これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 3軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。