東京サバイバル物語 Vol.2 〜火が起こせないと暮らせない!問題〜

今、電気、ガス、水道などのライフラインがストップしてしまったら、あなたは生き残れますか?そんな状況を想像し、DIYでどこまでやれるのかを実際に試してみる、という実験的連載です。

2018.04.16

東京サバイバル物語 Vol.2 〜火が起こせないと暮らせない!問題〜

こちらは、みなさまが生きている世界とは少し違う東京都。この街はひょんな理由から、電気、ガス、水道の供給がストップ。さらにガソリンやカセットガス、ライターまでも奪い合いが生じ、現在ではそんなエネルギー系アイテムは皆無になってしまったのです。
そんな街で生命をかけ、サバイバル生活を送るハメとなった男が二人。夜遊び&惰眠だけが生きがいだった、よろず屋のダメ店主・ヤマハと、子どものころからアウトドアに明け暮れていた、よろず屋スタッフのフルサワです。ダメ店主ヤマハの強引な泣き落としによって、フルサワは渋々共同生活に合意。そうしてはじまった二人のサバイバル生活や如何に!

人間らしい生活を送るために、火を起こそう!

ヤマハ「さてフルサワよ、我々にとって、水の次に必要なもんって何だ?」
フルサワ「愚問ですね。人間と、他の動物の一番の違いってなんだと思います?」
ヤマハ「動物との違いね……。あれか、時間の概念がある!」
フルサワ「ブー!」
ヤマハ「裸で歩くと恥ずかしい!」
フルサワ「ブッブー!」
ヤマハ「犬と仲良し」
フルサワ「バーカ。犬と仲良しのネコや猿もいます!答えは、火を使うことですよ。というわけで、今回は火をいちから起こしてみましょう!」
ヤマハ「お〜、これでハムも焼けるな。うむ。ビールの手配もシクヨロだよ〜」
フルサワ「無視。ではレッツ火おこしです!」
今回は最もメジャーな板と棒の摩擦で発火させる縄文式火おこしに挑戦。まずは廃材の板と様々な種類の枝を調達してきました。
次に枝を回転させるくぼみを作ります。鉛筆で印をつけてましょう。
三角の部分はのこぎりで切り落とします。
ヤマハ「ほうほう。この三角形はなんのためにつくるの?」
フルサワ「着火に焚付け材を入れるスペースになります。今回でいえばおがくずなどのことですね」
丸い部分は彫刻刀で削り出しましょう。少し深めに彫っておくと枝がずれにくく、作業がしやすくなります。
フルサワ「ここまでで出た木クズは着火剤として使うのでまとめておきましょう」
ヤマハ「おっ、削り終わったな。早速いい感じの枝を回転させて火を起こそう!」
フルサワ「よし!では一番太いこの枝で……、って全然真っ直ぐじゃないから回しにくい!」
フルサワ「おお!これなら回転させやすい!」
フルサワ「ってこれ痛い!手が!」
フルサワ「この節の部分が原因か!これじゃ火が出る前に血が出ます。なにか方法は……。そうだ!」
園芸や農業用の竹を用意して、回転軸を作ります。
竹の先に枝を差し込みます。
枝は長い必要がないので、4~5cmの部分で切り落とします。
続いて、竹も回転させやすい長さでカットします。
フルサワ「これなら痛くないし、回転させやすいですよ!」
ヤマハ「よし、じゃあ早速火おこし開始だ!応援はお任せあれ」
フルサワ「やっぱり俺がやるんですね……」
フルサワ「木くずを集めて、いざ!」
フルサワ「うおおおおおおぉぉ……!」
ヤマハ「フレー、フレー」
フルサワ「うおおおおおおぉぉ……!」
ヤマハ「頑張れ、頑張れ」
~15分後~
フルサワ「……全然火が出る気配がないです。疲労感もえぐいです……」
ヤマハ「フレー、フレー」(優香の写真集を眺めながら)
フルサワ「優香、いいですよね。っていうか、テメーもやるんだよ!」
ヤマハ「ええ~。応援する係がよかったな~」
フルサワ「いいから代われ!」
ヤマハ「では応援ヨロシクだよ!」
ヤマハ「うおおおおおおぉぉ……!」
フルサワ「フレー、フレー」
ヤマハ「うおおおおおおぉぉ……!」
フルサワ「頑張れ、頑張れ」
~2分後~
ヤマハ「もう無理や~。本当はできるけど、寝不足だし、腰もアレだし、風水的にも今日はやめとくわ」
フルサワ「ホント使えねーな!これじゃ火がつきそうにもないし……別の方法にチャレンジしてみましょう!」
ヤマハ「それはもっと簡単なのかい?」
フルサワ「今までやっていたのは“キリモミ式”、これからやるのは“ユミギリ式”と言って、手軽さなら前者なんですけど、後者のほうが火はつきやすいらしいですよ。体力も要らないみたいですし」
ヤマハ「じゃあサクッとそれで!」
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