セルフリノベの難所“水回り”に挑む!〜お風呂・洗面所の解体編〜

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目2軒目に続いて、築30年の中古マンション(3軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2022.01.21

更新日 2022.01.21

セルフリノベの難所“水回り”に挑む!〜お風呂・洗面所の解体編〜

セーチのリノベ記録 3軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

3年前から空室になっている築30年中古マンション。
リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないと放置されていました。
そのままにしておくのは勿体無いので、僕や家族が使えるようにセルフリノベーションしていきます。
今回はお風呂と洗面台の解体作業です。

前回の記事はこちら

水栓を取り外す

お風呂の壁を解体したいのですが、お風呂の外壁に給水管が付いていて分解できません。
そのため、まずは給水管を外すために元栓を止めて水栓を外します。
※給水管含め、配管を触る時は元栓を閉めて水がでないようにしています。
※お風呂の水栓は取り外し後の処理が大変なので解体せずに行う場合は必ず専門業者に確認してください。
給水管の外側からだと、ひねっても引いてもビクともしなかったので、内側の水栓から外しました。
水栓はモンキーレンチを使えば簡単に外せるので、根本まで全て外してしまいます。
壁にピッタリ付いたパーツはパイプレンチという専門の道具を借りて対処しました。
(パイプレンチは配管工事に使用する道具で、水道管・ガス管などのパイプ類に継手を付け外しする際に使用する道具です。)

素人では使う事のない道具なので、借りられて助かりました。

お風呂の壁はつなぎ目から解体

お風呂の壁を解体するには、角のパッキンを外して固定されているビスを外す必要があります。
角のパッキンは水が入らないようにする為か、めちゃくちゃ固いのでバールを差し込んで無理やり剥がしました。
パッキンを外すとビスが等間隔で固定されているのがわかります。

バスタブを撤去しておく

全壁の角に固定されているビスを外したいのでバスタブを撤去します。
バスタブは壁の引っ掛け金具に上から差し込むような形で固定されているので、少し持ち上げるように外します。(バスタブ自体は軽いので簡単に動かせました)

お風呂の入り口が狭く、このままだと搬出できないのでドアはあらかじめ解体しておいた方が良いです。(ドアもビス止めされているだけなので、上下のビスをドライバーで外してください)
入り口を通すのに試行錯誤。バスタブの向きを変えてなんとか搬出できました。
側面や底面は経年の汚れで凄いことになっているので、触れないよう慎重に運んでいます。

金具を外して壁を解体

ビスを外したら壁が外れると思っていましたが、外側の壁をくわえ込むように金具が固定されていたのでバールで引き剥がしました。
(底面はコーキングで保護されているので、もしひっかかるようであればバールを差し込むと解体しやすくなります。)

壁の1つ1つが凄い重さなので、慎重に解体を進めています。

お風呂の床を撤去

壁を撤去したら、最後にお風呂の床を解体します。
壁が固定されていた時は、ビクともしなかった床ですが、全て解体した後だと簡単に持ち上げることができました。
ただし、排水管部分はガッチリ固定されているのでバールで固定部分を壊しました。

お風呂のパーツは不燃材として処分するので、おそらく軽トラ持ち込み1回で約2万円。
2往復すると4万円の処分費になると思います。
結構な重労働で処分費もなかなかの値段なので、お風呂の解体作業はプロに任せた方がいいなと思いました・・・
お風呂の床部分は重くて持てないので、グラインダーを使って切断します。
半分に切断すれば持てると思い、真ん中あたりに刃を通しますがカバーが当たって上手く切断できなかったので裏側から刃を通しました。

裏側も格子状になっているので綺麗に刃は通りませんが、部分部分に切れ目をいれます。
画像左側が今回使った刃。
右側の新品刃と比較すると半分くらいの大きさまで消耗しています。

丸ノコの刃はそこまで消耗しないので、今まで刃に無頓着でした。
ディスクグラインダーの刃は消耗が激しいので小まめに交換する必要がありますね。
また、色々な種類の刃が用意されているので、用途に応じて使い分けるので多めに持っておこうと思います。

※ここまでの作業を動画にまとめています。

【中古マンションDIY】#8 セルフでお風呂を完全撤去!自力で解体した手順と方法。

洗面化粧台を外す

洗面化粧台はよくある既製品。
この洗面化粧台も30年使われたと思うと、しっかりした造りだなと思います。

洗面化粧台の解体は比較的簡単。鏡部分と洗面台部分の2分割で解体していきます。
まずは壁に固定してるビスが数カ所あるので外します。(今回は電球の横に2ヵ所ありました)
古い洗面鏡の場合、照明の電源を横側から取ってる事が多いです。
比較的新しいタイプの洗面鏡であれば、鏡の裏側にコンセントが隠してあるので外すタイミングでコンセントを抜いてください。(新しく洗面化粧台を取り付ける時にコンセント位置は変更したいですね。)
洗面台の解体は配管を触ることになるので事前によく調べてください。
まずは玄関付近にある元栓を閉めて水がでないようにします。
蛇口をひねって水が出なければ作業開始です。

モンキーレンチを使って排水管を外します。
その次に給水管を外したら洗面台を動かせます。
今回は床から給水してるタイプの洗面台でしたが、背面から給水するタイプもあります。
基本的には同じ手順で対応できるので、DIYで行う場合は慎重に作業を進めて下さい。

※ここまでの作業を動画にまとめています。

【中古マンションDIY】#9 片付け+洗面化粧台の解体

お風呂と洗面台の解体が終わったので、残りは洗面所とトイレと廊下になりました。
次回はササっと洗面所の解体をして、トイレを撤去したら、廊下とリビングキッチンのクッションフロアを剥がして片付けたいと思います。

これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 3軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。