ショップの中にまたショップ!?DIYで売店作り！

ニコアンドの目線で、”使い古されたもの”　”普遍的なもの”　”いまどきなもの”　”ユニークなもの”　などを実際に現地で選び買い付けてきた雑貨や洋服など150点。これらをどう面白く展開するか、お店作りの計画を立てます。

いつも施工前に頭で思い描くイメージ設計図。このイメージスケッチをもとに資材調達と仕込みを様々な角度から考え、予測と準備をします。

骨組みとなる柱の設置。図面上と実際のお店の空気感、お客様の導線の流れは違うもので、この配置で全てが決まるので数センチ単位で慎重に。入口に対して正面で受けたり、斜めに受けて空間を広めにとってみたり、前に出したり、奥に引っ込めてみたり。

結果、今回は入口に対して正面で受けて３面の買い場がしっかりと活かせることのできる場所、そして、お店全体のバランスとしても最適と考えられる場所で確定。

庇（ひさし）の角度の確認と3方向に取り付けた場合の仕上がりのサイズ感を確認し全体感のイメージをさらに膨らませます。

天井部の骨組みを組み立てて

天井上部にペイントしていた板を取り付けます。

ビジュアルタペストリーを取り付ける壁は、計画時は木素材そのままの色の予定でしたが現場で見てみると色の纏まりがおかしかったのでその場で赤色に塗り替えてみました。

天井部の枠にあたる部分も2×4材にそのまま塗るのではなく、全体の素材感に合わせてコンパネをサイズカットし、その上にペイントしてみました。

真っ赤な壁を背負った、櫓（やぐら）が完成。

タペストリーを取り付けて。

ここでスタッフを入れてフォトジェニック感を確認します。赤と水色のタペストリーのコントラストに人が入っていい感じ♪

さらにDIYは続きます。強度を確認しながら、庇（ひさし）を取り付けて。

それぞれの場所に蝶番を取り付け、庇（ひさし）を固定していきます。

なかなかいい感じ。普通のお店では体感できない感覚。

ブース内はお店のライトが届かないので、IKEAさんで買ってきたスポットライトを取り付けます。全体感の中でのライトの配置場所の見え方も計算しつつ各箇所3灯ずつにしてみました。

商品棚ももちろんDIY。（ここは素材の色をそのまま活かして）コンパネで作った箱ですが、こちらもライトが届かないのでダウンライトを取り付けることに。

上部にバランス良く振り分けて３灯を固定。配線を裏側に隠すため、ドリルで穴を空けていきます。

とてもいい感じの明るさ。これで商品のよさもグッと引き立ちます。

お客様が見やすいようにまた、商品の分類がしやすいように上段の棚には帆立を入れて３当分に。

角材に穴を空けて、パイプを突っ込みラックの取り付け。パーカーやＴシャツをかけたり畳んだり。雑貨を陳列しながら猥雑感を加えコーナー感を持たせます。

仕上げにニューヨークの地下鉄で実際に使われていた吊り革（こちらも販売してます。笑）を上部に取り付けて。

ブース内には中に入るスタッフの為に少しステージを作って底上げし、売店ぽくなるように仕上げました。もともとお店にあったアンティークキャビネット（写真左）とDIYで作ったシェルフがいい感じにまとまりました。クランプを使っていたるところにトートバックをぶら下げて、売店感が更に増しました。

こんな感じで作られた「HELLO! NIKOYORK!! ～メトロで巡るニューヨーク～」は、２月１５日（木）～３月４日（日）までニコアンドトーキョーの１階入口で開催中。お近くに来られた際は、是非是非覗いてみてください。 東京都渋谷区神宮前6-12-20 「明治神宮前」駅 7番出口から徒歩3分 営業時間 11:00～22:00