ランドリールームのメリットとは?作る時の注意点も紹介

この記事では、ランドリールームのメリット・デメリットを紹介します。また、ランドリールームに必要な設備や広さ、オススメの間取りなどに触れながら、設計の注意点をまとめました。家事効率のよい住まいをつくりたい人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2022.06.17

更新日 2022.06.17

ランドリールームのメリットとは?作る時の注意点も紹介

雨の日でも快適に洗濯ができる、ランドリールーム。家事効率をアップしたい人や、洗面所のスペースを広げたい人などに人気がありますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。この記事では、ランドリールームの特徴に触れながら、オススメの間取りや導入の注意点などをまとめました。マイルームの建設を検討している人や、家事がしやすい間取りを取り入れたい人などは、ぜひ参考にしてください。

ランドリールームとは?

ランドリールームは、洗濯にまつわる家事をまとめて行う部屋です。「洗う・干す・取り込む・アイロンをかける・たたむ」といった洗濯に関する流れをひと部屋で行えるため、家事導線を短縮し、洗濯の時短につながるメリットがあります。

ランドリールームに設置するべきものは、「洗濯乾燥機・室内干しのスペース・換気設備・アイロン台・収納スペース」です。洗面所を兼ねたランドリールームをつくることも多く、広さは4人家族で2〜3畳ほどを目安とするとよいでしょう。

近年、多くの住宅に取り入れられるようになったランドリールームですが、その背景には共働き家庭の増加が挙げられます。夫婦どちらもフルタイムで働いていると、暗くなる前に帰宅して家事をしたり、朝洗濯物を干す時間を確保したりするのが難しいかもしれません。ランドリールームがあれば、時間を気にすることなる部屋干しができ、ゆとりをもって家事に取り組めるでしょう。

ランドリールームのメリット

ランドリールームによって洗濯の効率化を行うことで、家事全般の時短にもつながります。通常の住まいと比べて、「ランドリールームがある住まい」のメリットを確認してみましょう。

効率的に洗濯ができる

「ベランダが2階にあるため、洗濯のたびに階段を上がる必要がある」「重い洗濯物を持ったまま物干しまで移動するのが大変」など、導線にまつわる悩みを抱えている人は案外多いものです。子どものいる家庭では洗濯物も溜まりやすく、子どもも頻繁に動き回るかもしれません。こうした状況では、導線の不備が大きな負担に発展しやすいでしょう。

ランドリールームは、「洗濯機・物干し・収納」など洗濯に必要な設備がすべてひと部屋に揃っているため、移動距離を最小限に抑えられます。家事の時間を確保しづらい時や、明るい時間に洗濯ができない時なども、効率よく快適に部屋干しができるでしょう。

梅雨などの悪天候でも困らない

ランドリールームのメリットとは?作る時の注意点も紹介
普段、洗濯物を外に干している人でも、梅雨や雪などの悪天候が続く時は、どうしても部屋干しに頼る必要があります。しかし部屋干しのスペースが確保できない場合などは、洗濯を先延ばしにしてしまうケースも多いでしょう。

ランドリールームは部屋の中で洗濯から乾燥まで完結できるため、天候の影響を受けることがありません。「季節に関わらずいつでも快適に洗濯を行いたい」「リビングや寝室など、住居スペースに部屋干しをしたくない」といった人は、ランドリールームの設置がオススメです。

洗濯物に汚れなどが付着しない

敏感肌の人やアレルギーがある人などにとって、洗濯物に付着した大気汚染物質は、健康に影響を及ぼしかねない危険なものです。外で洗濯物を干すと、砂やホコリといった汚れのほかにも、PM2.5・黄砂・排気ガスなどの有害な物質が付着することもあります。

ランドリールームで部屋干し中心の生活を送ることは、有害物質による健康被害を防ぐことにもつながります。また、2~4月のスギ花粉のほかにも、アレルギーを引き起こす花粉は年間を通して飛散しているため、花粉症対策としてランドリールームを活用している人も増えています。小さな子どもの安全性を考えても、ランドリールームの効果に期待できるでしょう。

ランドリールームのデメリット

家事効率アップや健康被害の防止などのメリットがあるランドリールームですが、一方で注意すべきデメリットもあります。ランドリールームを設置する時は、メリット・デメリットの両方を理解したうえで対策を取り入れることが大切です。

作るためのコストがかかる

ランドリールームには、洗濯機を置いたり室内干し用スペースを設けたりするため、ある程度の広さが必要です。生活スペースを狭くすることなく、ランドリールームに面積を割こうとすると、どうしても建設費用が高くなりやすいでしょう。

ランドリールームには、「最低でも1坪ほど」の広さが必要です。建設費用と設備費用を合わせると、50万円以上のコストがかかるケースも少なくありません。「ランドリールームによってほかのスペースが狭くならないか」「目指したいライフスタイルとコストのバランスはどうか」などを考慮したうえで予算を組むことが大切です。

条件を満たさないと十分な効果が期待できない

ランドリールームのメリットとは?作る時の注意点も紹介
「良いランドリールーム」には、ほかの部屋と異なる独自の条件があります。例えば「広さ・通気性・湿度」また「ほかの部屋との位置関係」などです。それら条件の内ひとつでも軽んじると、利便性の低いランドリールームになってしまいかねません。

よく見られるのは、「通気性が悪く、生乾き臭やカビが発生する」という失敗です。基本的にランドリールームは湿度が溜まりやすいため、換気・湿度管理システムなどを導入し、「洗濯物が乾きやすい空間」をつくる必要があります。このためには、ランドリールームの施工実績のある業者に依頼し、設備や間取りなどを慎重に決めることが大切です。

使いこなすのが難しい場合がある

ライフスタイルや生活の好みなどによって、ランドリールーム設定に「向いている人・不向きな人」がいます。設置したものの、「子どもの成長とともに使わなくなった」「整理整頓が不得意でうまく使いこなせない」などの失敗も少なくありません。

そのような失敗を防ぐには、住宅の設計段階で、「自分にとってのランドリールームの必要性」を何度も確認することが大切です。ランドリールームは家事の時間を短縮したい人や、部屋干し派の人などには効果を発揮します。一方で「湿度管理が苦手な人」「設備・広さなどの条件を満たせない人」などは、使いこなすのが難しいかもしれません。加えて、ライフスタイルの変化とともに使わなくなるケースも多いです。将来の暮らしを考えたうえで導入を検討するとよいでしょう。

快適なランドリールームの間取りとは

ランドリールームの導入にあたっては、家事の手順を考えたうえで、「ほかの部屋との位置関係」を熟考しつつ、広さを決めていくことが大切です。ここでは、ランドリールームの間取り設計を成功させるポイントを紹介します。

洗濯機から物干しまでの距離が短い

洗濯機から洗濯物を運ぶ作業は、負担になりやすい家事のひとつです。広いランドリールームをつくる場合でも、洗濯機と物干しはなるべく近くに設置し、ほかのスペースに収納や作業台などをつくるとよいでしょう。

特に将来まで長く使用できるランドリールームをつくるには、作業導線を考慮した間取り設計が欠かせません。洗濯機と物干しの距離に関わらず、「収納はどれくらいのものが必要か」「どの設備をどこに配置するか」などを業者に相談しながら慎重に見極めることが大切です。

通気性が高く日当たりがよい

ランドリールームの間取りを決める時は、「通気性と日当たり」に着目するとよいでしょう。「風が通り抜けやすく採光のよい場所」にランドリールームを配置できれば、換気・除湿システムなどの設備導入を最低限に抑えられます。湿気が溜まりやすい場所に配置してしまえば、カビも増殖しやすくなり、掃除の手間などが増えてしまうので注意しましょう。

また、通気性・日当たりをアップするために、天窓やサンルームを取り入れることもあります。立地や間取りの都合上どうしても湿度が溜まりやすい場合は、こうした特殊な窓の導入を検討するとよいでしょう。

家族構成を考えた広さ

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ランドリールームの平均的な広さは、家族4人で2〜3畳ほどです。部屋干ししやすいようにある程度の広さは必要ですが、「必要以上に広くし過ぎて無駄なスペースが生まれてしまった」などの失敗も多く見られます。
例えば家族2人で使える簡易的なランドリールームなら、洗面所に半畳ほどのスペースをプラスするだけでも実現可能です。設計段階で必要な広さをしっかりと見極めることが大切です。

とはいえ、家族が多い場合は、無理にランドリールームの面積を削る必要はありません。将来的に収納が足りなくなる可能性もあるため、子どもの服やタオルなどをしまう収納スペースは余裕を持って確保しておくとよいでしょう。広さの平均を参考にしつつ、家族構成に合った面積を選ぶことが大切です。

ランドリールームを作る時の注意点

ここでは、快適なランドリールームをつくるための注意点を紹介します。下記のコツを押さえた設備選び・間取り決めで、限られたスペースを有効活用しましょう。

ドアは引き戸にする

ランドリールームのメリットとは?作る時の注意点も紹介
引き戸なら、扉を開閉するスペースを確保する必要がないため、狭い部屋でも設置しやすいでしょう。少しだけ開けて目隠しとして使ったり、通気性を確保するために普段は開けておいたり、といった柔軟な使い方も可能です。引き戸を工夫して利用することで、使い勝手のよいランドリールームが実現します。

また、引き戸は段差がなく間口を広くつくれるため、「バリアフリー住宅をつくりたい」という人にも人気があります。「年齢を重ねても安全に使用していきたい」「将来バリアフリーリフォームを検討している」という場合は、引き戸の導入が適しています。

洗面所も兼ねた部屋にする

独立したランドリールームは、万一不要になった時にスペースが無駄になってしまうこともあります。ライフスタイルや同居する人数などの変化に対応しやすく、長く使えるランドリールームをつくるには、洗面所を兼ねた部屋にするのがオススメです。しかし、設備を詰め込み過ぎると雑然とした空間になりやすいため、移動や作業に必要な空間はしっかりと確保しましょう。

ランドリールームとは、洗濯に関わる家事をまとめて行える部屋のことです。家事導線を短縮し、選択をスムーズ化します。しかし設備・間取り上の条件を満たせなかったり、ライフスタイルとあっていなかったりすると、メリットを発揮しないこともあります。
ランドリールームの設置で失敗しないためには、「目指したいライフスタイル」や「将来の家族構成」などを考慮したうえで、必要性をよく考えることが大切です。
ランドリールームの間取りや費用、設備などについて詳しく知りたい人は、住宅設計のプロ「カシワバラ・コーポレーション」にお気軽にご相談ください。

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