植物をインテリアへ変える。陰影が美しいプランターカバーをDIY
陶器やガラスなどさまざまな材質のものがあるプランターですが、お部屋の雰囲気に合うものを選ぶのって難しいですよね。そこで今回は、プランターをそのまますっぽりと入れることのできるプランターカバーをDIY。他のDIYしたインテリアとトーンを合わせることで、グリーンもお部屋に溶け込むこと間違いなし!ぜひお試しあれ。
公開日 2022.10.25
更新日 2023.02.24
INDEX目次
ボンドで固定し終わったらこの通り。ギザギザとしたテクスチャがついて、とてもかわいいビジュアルになってきましたね!ちなみに今回は▲型の木材をいくつかサイズ違いで使ってみました。こうすることでランダム感が生まれ、少しこなれた印象に。
はじめに
みなさんこんにちは!なんだか夏の空気がすっかり入れ替わり、夜には肌寒い季節がやってきましたね。夏仕様になっていたお部屋のインテリアも少し見直そうかなと思っていた矢先、最近気になって仕方ないのが植物を入れているプランターです。バラバラといくつも買い揃えたからというのもありますが、デザインや質感にまとまりがなく、なんとなくお部屋の中で浮いた存在になっているような気がしていました。
今回は、そんな悩みを解決するDIYレシピをご用意!なんとなく植物を飾るのはやめて、上級者への道を切り開きましょう。
今回は、そんな悩みを解決するDIYレシピをご用意!なんとなく植物を飾るのはやめて、上級者への道を切り開きましょう。
作るもの
今回作っていくのはこちらのプランターカバー。決まったサイズはなく、お手持ちのプランターのサイズに合わせて作ればこの通り。水を入れた状態で手軽に出し入れできる上に、ナチュラルな雰囲気が植物とも相性抜群のプロダクトです!デザインも2パターンご用意しましたので、お好きな方か、もしくは両方を作ってみてください。
材料
パターンその1
木材A 900×12×▲mm
笠木 900×30×6mm
底板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
側板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
パターンその2
面材 900×10~30(ランダム)×1/2mm
出隅材 910×12×12mm
笠木 900×30×6mm
側板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
底板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
木材A 900×12×▲mm
笠木 900×30×6mm
底板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
側板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
パターンその2
面材 900×10~30(ランダム)×1/2mm
出隅材 910×12×12mm
笠木 900×30×6mm
側板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
底板 お手持ちのプランターが入る大きさ 2枚(12mm厚の合板を使用)
STEP.01 箱組み
それでは、早速作業に入っていきましょう!
まずは基本的な箱組みから。お手持ちのプランターに合わせてみて、それがすっぽり入る大きさ(少し余裕を持たせる方がオススメ)の底板と側板をそれぞれ用意し、それらをビスで連結させていきたいと思います。
まずは基本的な箱組みから。お手持ちのプランターに合わせてみて、それがすっぽり入る大きさ(少し余裕を持たせる方がオススメ)の底板と側板をそれぞれ用意し、それらをビスで連結させていきたいと思います。
この時、ポイントはいきなりビス打ちをしないこと。例えば、今回の場合は写真のように側板が底板の外側にくるような形で連結していきます。なので、まずは底板の板厚がどの程度なのかをマークしてください。
そのマークに合わせて、このように外側からビス打ちしていきます。こうすることで板の中心を捉えることができ、さらに下穴を開けておくことによって板割れの心配も少なくなります。
同様の手順を繰り返し、この通り2つの箱を組み上げることができました。ちなみに、この上からテクスチャとなる木材を貼り付けていきますので、ビスは極力頭が飛び出てしまわないよう、深めに打ち込んでおくように意識してください。
STEP.02 テクスチャを貼り付ける
今回は2パターンのテクスチャを用意していますが、まずは三角型の部材を使った方から。側板の長さに合わせて木材Aをカットして、並べることでこのような模様を作り出すことができます。最終的にはボンドで貼り付けるのですが、まずはどの程度の本数が必要か考えながら並べて見ることをオススメします。
ボンドで固定し終わったらこの通り。ギザギザとしたテクスチャがついて、とてもかわいいビジュアルになってきましたね!ちなみに今回は▲型の木材をいくつかサイズ違いで使ってみました。こうすることでランダム感が生まれ、少しこなれた印象に。
STEP.03 フチを作る
この段階でビジュアルはほとんど完成しましたね。ですが、より完成度を高めるためにもうひと工夫していきたいと思いますので、お付き合いください。まずは笠木を側板と同じ長さ(今回の場合175mm)に2本カットしてから、両端を45°にしておきましょう。
長さを確認したら、側板と内側を揃える形でボンドで固定します。カットした2本の出隅材は、写真のように向かい合う形で配置してください。
ボンドだけでは不安という方は上からビス打ちしていただいてもOK!ですが今回は秘密兵器“隠しクギ”を使いました。これをハンマーで打ちつけてから、ピンクの頭を横向きに飛ばすとあら不思議!打ち込んだ跡がほとんど残らないというスグレモノです。
お家の巾木などにも使われているこちらのアイテム、ホームセンターで安く手に入れることができるので、ご興味のある方はぜひ探してみてくださいね。
お家の巾木などにも使われているこちらのアイテム、ホームセンターで安く手に入れることができるので、ご興味のある方はぜひ探してみてくださいね。
あとは残りの2面に入る長さに出隅材をカットし、同じく両端を45°にすることでぴったりと収めることができます。少しはみ出てしまったりした分は、やすりなどを使って簡単に整えてあげてください。
次に、微妙に空いてしまっている木材同士の隙間を埋めるために、秘密兵器第二弾が登場!
先ほどからのカット作業で出ている木屑をボンドに混ぜ、端材でまとめていきます。
先ほどからのカット作業で出ている木屑をボンドに混ぜ、端材でまとめていきます。
それをこの通り!上手く接合できなかった隙間に塗り込むことで、まるで最初から1枚の木だったかのようにくっついてくれます。これは同じ木材の木屑で行うからこそ、色が同じで目立たないというDIYの小技です。
別パターンの場合
材料をご用意いただいていた別パターンのテクスチャについても、簡単にご紹介します。
まずは組み上げた箱に、カットした面材 を横向きにして側板に貼り付け、角に出隅材をボンドで固定しておきましょう。
まずは組み上げた箱に、カットした面材 を横向きにして側板に貼り付け、角に出隅材をボンドで固定しておきましょう。
四隅に出隅材を配置したら、引っ越しなどでお馴染みの荷締めバンドでギュッと固定して、10分ほど放置しておいてください。こうして角に角材をつけることで断面を隠すことができますし、形に安定感も生まれて見た目のクオリティアップも期待できます!
完成
あとは先ほどと同様にフチを取り付けたら、完成です!この通りテクスチャの違う2パターンのカバーができましたが、どちらも雰囲気があって良い感じですね。ただ、このままではイメージも湧きづらいと思いますので、早速お部屋に設置してみましょう!
設置
実際に設置してみた様子がこちら。いかがでしょうか、カバーのナチュラルな風合いが植物を引き立てている上に、統一感があってとてもスマートですね。一昔前の、クラシックなプランターという感じがして、古家具やDIYで統一している部屋にはぴったりのプロダクトになりました。
そして、何よりのポイントは凹凸のあるテクスチャによるこの立体感です。陽が傾いてくると側面には美しい陰影ができ、プロダクトにより味わいをプラス。もちろん木ですので手触りもよく、つい撫でたくなる魅力を持ったプランターカバーとなりました。
もちろん、あくまでカバーですので簡単に中身は入れ替え可能。水やりの時や、模様替えの際はサッと違うプランターを入れてしまえば完了。この手軽さが愛せるポイントですね。
また、隠しクギと木屑を使ったフチの部分は美しく仕上がっているのが伝わるかと思います。細かい部分ではありますが、とても目立つ箇所にもなるのでぜひこだわってみてくださいね。
また、隠しクギと木屑を使ったフチの部分は美しく仕上がっているのが伝わるかと思います。細かい部分ではありますが、とても目立つ箇所にもなるのでぜひこだわってみてくださいね。
“プランターをカバーに入れる”という発想がない方も多くいらっしゃるかも知れませんが、使ってみるとそのデザイン性の高さの虜になること間違いなし。植物をインテリアに昇華させるこちらのDIY、ぜひお試しあれ。
まとめ
今回はお部屋に馴染む木製のプランターカバーをDIYしましたが、いかがでしたでしょうか。今回は手持ちサイズで作りましたが、大きめの木を入れるカバーにしてみたりするのも面白そうですね。また、塗装やオリジナルのテクスチャにすることで全く違う風合いにすることも可能ですので、チャレンジしてみてください。それでは、また次のDIYで。
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Japan
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