2万円ぐらいで車を刷毛やローラーで全塗装できる商品の開発秘話

当店、タカラ塗料では2万円ぐらいで車を自分で刷毛ローラーで塗り替えられるセットを全国通販しております。 その非常識なセットがどうやってできたのかを書いていきますね。

公開日 2018.07.26

更新日 2018.09.01

2万円ぐらいで車を刷毛やローラーで全塗装できる商品の開発秘話

当店、タカラ塗料では2万円ぐらいで車を自分で刷毛ローラーで塗り替えられるセットを全国通販しております。
もちろん仕上がりはそれなりですし、下取りもとってくれない車になってしまいますが、車の色を変えることは何事にも代えがたい喜びがあります。
ちなみにですが、新車を買う人へのアンケートでほとんどの人が車の色を納得して買っていないというデータがあるそうです。

そんな意図を組んでできたセットですが、ジーパンにペンキつけてはいているようなイメージで、わかる人にしかわからないおしゃれとして一部の方々に指示いただいております。

その非常識なセットがどうやってできたのかを書いていきますね。

刷毛で車を塗るってどういうこと??をご説明します

まず刷毛塗り全塗装セットはどういうセットかといいますと、こういうセットです。

・特別な設備がなくても自分で塗れる
・ムラのできにくい艶消しである
・目立ちすぎず地味過ぎない色のラインナップ
となっております。
まぁ他にも書ききれないこだわりがあるのですが、こんな感じです。

今回はなぜこんな商品ができたのか、を書かせていただきます。

塗料店としての悩み・・・車は真っ白でいいのか?

ほんの5年前、車は白く、店も白かった時代のタカラ塗料

当店の配達の車はダイハツのハイゼットカーゴ。
なんとなくよさそうと思って買いました。

白ダイハツハイゼットカーゴ どこにでもある

で、例えばですよ、
散髪屋さんの店主の髪がボサボサだったり、
工務店さんの事務所がダサかったり、
WEBデザイナーさんのHPがなかったりしたら、
そこに頼むのを少し(いや、もう少し)ためらわないですか?

まあ結構灯台下暗しでそういうことってよくあるのかもしれません。
そしてもしかしたらその延長に、色を扱う塗料屋さんが白い車ってどうなん?と思いだしたらどうにもこうにも止まりません。

車の色を変えたい!って思ったんです。

板金屋さんに全塗装してもらったらどうなのか?

最初考えたのは近所の板金工場に持ち込んで全塗装してもらうことでした。
でもどんなに安くても15万ぐらいします。

看板的な効果を狙っての15万ってどうでしょう?
自己満足でするのならいいのですが、15万を回収できるだけの投資効果があるのかどうかはその当時すごく悩みました。

板金屋さんで車を塗るだけで、初めてのお客さんが押し寄せて15万円分以上の利益が出るだけ集まるでしょうか。。
それならきんでん(サーモンピンク)とかホワイト急便(ピンク)とか郵便局(赤)とか消防車(赤)はとっても儲かってるのか?!

もんもんと考える日々が続きます。

赤い消防車は儲かっているのか?!

ちなみに上等な赤い消防車はただの赤ではなくって視認性をよくするために蛍光色を使っております

悩めるおっさんの背中を押してくれた3つの出来事

そんなとき背中を教えてくれた3つの出来事がありました。

近所の自動車屋の先輩社長の言葉

もう板金塗装の見積もり出そうかなーと思ってい、近所の自動車屋さんの社長に相談したら
「そんなん塗料屋やねんから自分で塗りーや!」
と軽く肩をたたきながら言われました。

「うーん、確かに。塗った経験がのちのちお客さんへの説得力につながるかな」と思いました。

鉄道博物館でSLを見たこと

悩んでる折り、京都の鉄道博物館に行ったときに気づかされました。

改装前の京都の鉄道博物館

SLに乗れて楽しいところです。 移動するのに今では考えられないエネルギーを使っているところにかっこよさを感じます。

メンテナンスされ続けて塗料がごつごつになるまで塗られ、そしてその塗料が熱で艶消しになっている部分がかっこよかったのです。
車をむしろこんなメンテナンス自分でできて、ごつごつになるまで塗り続けたらかっこいいかもって思いました。

艶が消えてしまっている塗装 ごつごつ感がかっこいい

生贄(軽トラ)を差し出してくれる奇特な人がいた

最後の一つは、SLをみて艶消しで塗ったら見れるようになるかも、実験してみたいって思っているところに現れた変なおしゃれ工務店藏家さんが、
「うちの軽トラで実験してもいいで ぼこぼこやし、車検で捨てるし」
って言ってくれたことでした。
そして彼も全塗装で色を変えることに興味があったのです。

ならばやってみようか!とあれよあれよと日程が決まり、有志を募り、実行してみました。

一応ぶっつけ本番は怖いので実験もしてみたりしました

前に乗ってた車のフェンダーが転がっていたので、それを塗ってみました よくわからん。。

生贄の車と藏家の社長

軽トラの顔面は残念なことになっています

いよいよ塗っていきます 正解はだれにもわからない・・・

色は大昔の車の見本帳から選んだ「ローデシアブラウン」という色を艶消しにアレンジした色です。この色は藏家さんが選びました。

塗りあがり 予想外のかっこいいものに

これがとてもかわいい軽トラに大変身! 桜舞い散る頃でした

予想外、予想以上の仕上がりで一同大満足!
その時の様子をくどくどとブログに書いてみたところ、お客様から自分でもやってみたいから塗料を売ってほしいという声や、うちの車を塗りたいという友人からの声も上がり、大変慌てふためき、自社のハイゼットカーゴを塗り替えました。

あれだけ迷っていた予算感が大崩壊し、大幅な投資対象に・・・

ただ塗るだけでは面白くないし、これはデモカーになるんだから、と以前から気になっていたキャルステージさんのフレンチバスキットを購入。

顔を張り替えてしまって全く別の車になるキットを購入

全塗装するのに15万円かかるのを渋っていたくせに、フレンチバスフルキット38万円を購入。

デザインもお金を払ってデザイナーさんに依頼

顔の張り替え工事 これをDIYでするのは大変・・・

藏家の軽トラを塗ったメンバーがここに集結

お盆休みに塗ったので、みんなヘトヘト

完成図

ツートンとか顔の張り替えとか内装とかも塗ったので2ヶ月かかった

単色で塗るなら2人ぐらいで1日で塗れたりしますよ。

それから「刷毛ローラーで車をDIYで全塗装しよう!」のホームページを立上げ、今ではタカラ塗料の人気コンテンツになっておるわけです。

そして宣伝!

そして今!その刷毛塗り全塗装では、
カーメイクアップコンテスト2018
を開催しております!

どしどし塗装事例をお送りください!

こちらは応募いただいたピクチャーからシャレオツでクールな塗り替えイグザンプルの中からナンバーワンを決めるというフェスになっており、7月頭から募集を始めてワンハンドレットオーバーのイグザンプルがあつまっております!

その一部のイグザンプル

皆様もこの機会に、夏休みに塗り替えて応募してみませんか?!

タカラ塗料 大野

WRITTEN BY

タカラ塗料 大野

Japan

大阪市西成区で塗料屋をやっております。塗料を売っています。
オリジナルの塗料とかオリジナルの商品とか作ったり、車を刷毛とローラーで塗ったりすることを勧めたりしています。