2×4材(ツーバイフォー材)で作る!驚きの作品集と知っておきたい基礎知識

ホームセンターなどで手頃に入手できるうえ、規格が決まっているので何を作るにも設計がしやすい2×4材。DIYerにはおなじみのこの木材のみを使って作られた本格的なDIYプロダクトをまとめました!

公開日 2016.10.06

更新日 2023.09.11

2×4材(ツーバイフォー材)で作る!驚きの作品集と知っておきたい基礎知識

ホームセンターなどで手頃に入手できるうえ、規格が決まっているので何を作るにも設計がしやすい2×4材。DIYerにはおなじみのこの木材のみを使って作られた本格的なDIYプロダクトをまとめました!

 

それぞれの詳しい作り方は、タイトルか画像をクリックしてくださいね。

 

2x4材だけで本格的なL字ベンチの骨組みをDIY!

SNSで見かける海外の住宅にあるような、大きなL字型のガーデンベンチ。2×4材のみで作られているとは思えない、しっかりした作りです。クッションを並べればソファに早変わり!

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2x4材を使って簡単ソファをDIY!

2×4材をジェンガか積み木のように重ねて作るという、ありそうでなかった発想のソファ。設計が苦手でも、これなら大丈夫です。背もたれ部分は、同じ厚みの2バイ材を差し込むと飾り棚にもなる仕様。

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オール2×4材で本格的なガーデンベンチをDIY

シンプルなデザインなので、ペイントや合わせる小物次第でどんなテイストの空間にもマッチ。斜めカット部分は全て15度なので、見た目ほど難しくありません。室内でもソファ代わりに使えそう。

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2WAY! 2×4材でピクニックテーブル兼ベンチをDIY

背もたれ部分が、およそ2秒でテーブルにトランスフォームする、ユニークで便利な2WAYファーニチャー。複雑に見えて、こちらも2×4材オンリーでできています。華麗に変身する様は動画でチェック!

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2×4材オンリーでガーデンベンチをDIY

こちらもガーデンベンチですが、斜めカットや背もたれなどがなく、ホームセンターでカットしてもらえば、あとはビスで組み立てるだけ!のさらにシンプルなもの。でも安定感はバッチリです。

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2×4材を使って本格的なベンチをDIY!

ありそうでなかった発想!厚みが一定な点を最大限活かし、互い違いに組むことでどっしりとしたベンチに。重さはかなりのものになりそうですが、しょっちゅう動かさない使い方なら無問題ですね。

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ベンチやソファを中心に、それだけで本格的な家具を作れる2×4材。アイデアが広がりますね!さらに、これらを作った後で余った端材だって、いろいろ使えるんです。

 

残った2×4材で簡単デスクアクセサリーをDIY!

ドリルで穴を開けて、ペン立てに。厚みと重量があるからこその、活用術です。

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DIYで余った2×4材の有効活用法!

キッチンの棚にこんな風に置いて…

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2×4材(ツーバイフォー材)で作る!驚きの作品集と知っておきたい基礎知識

スパイスを並べればスッキリ!奥まで見やすいスパイス棚の出来上がりです。既製品を買わなくても、今あるスペースを使い切れますよ。

 

余ってもなお、便利な2×4材。今後もさまざまな使い方を探求していきたいです。

 

【2×4材の基礎知識】サイズや寸法の規格とは?

2×4材は、国際的にその寸法の規格が決まっています。2×4材の「2」は2インチ、「4」は4インチ。つまり2×4材は、切り口の厚みが2インチ、幅が4インチの木材です。

1インチは約2.5cmですから、単純に計算すると約5cm×10cm。しかし、実際に販売されている2×4材のサイズは、38mm×89mmです。木材は加工の際に乾燥させることでサイズが変化するため、規格化の際にこの数字で決定されたといわれています。
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また2×4材は、長さについても定められており、3フィート/6フィート/8フィート/10フィート/12フィートのものがあります。メートル法に直すとそれぞれ、910mm/1820mm/2438mm/3050mm/3650mmというサイズです。

2×4材の塗装に使える塗料とは?

2×4材は加工しやすい素材ですが、そのままではあまり見栄えするとはいえません。2×4材を使ってDIYをする場合は、ぜひ塗装にチャレンジしてみましょう。自分好みのルックスに仕上げることも、DIYの楽しさのひとつですよ!ここからは、2×4材に使える塗料についてご紹介します。
2×4材(ツーバイフォー材)で作る!驚きの作品集と知っておきたい基礎知識
・塗膜ペンキ
不透明なペンキで、木目を隠す効果があります。木目があまり気に入らない場合や、色味を効果的に出したい場合に使いましょう。重ね塗りでアンティーク調に仕上げたり、派手な色使いでポップに仕上げたりすることも可能です。

・ステイン
元の木材を活かしたい場合は、木目を塗り潰さないステインで塗装します。薄い色から濃い色まで多くの種類があり、自然な風合いから高級感を感じさせる仕上げまで、多彩なアレンジが可能です。
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・ニス
光沢感を出したい場合に使います。耐候性が弱いステインを補うための上塗りとして使うことも可能。材料によりいくつかの種類に分けられますが、DIYの塗装で主に使われるのはウレタンニスです。

・ワックス
ニスと同じく素材感を引き立て、ステインの上塗りにも使えます。蜜ロウや米ヌカなど自然系のワックスがオススメです。

初心者が塗装するのにオススメの方法!

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塗装初心者の人には、塗膜ペンキよりも塗りやすく、木目が活かせるステインがオススメです。余分に塗ってしまった部分も拭き取れるので、塗りムラが解消できて、重ね塗りも簡単です。高級感を出したいときは、ウォールナット調など濃いめの色を使うとよいでしょう。塗装後はニスやワックスで上塗りして、光沢感を出してもOK。なお、ステインには水性タイプと油性タイプがありますが、素材との相性は油性のほうが優れています。ただし臭いが多少ありますので、敏感な人には水性タイプがオススメ。水性タイプは塗装後に毛羽立ちやすいため、ペーパー掛けが必須です。

DIY初心者にオススメのSPF材

2×4に使われる木材で代表的なものがSPF材です。「SPF」は、Spruce、Pine、Firの頭文字をとったもので、それぞれ、えぞ松、松、もみの木を指し、これらを使った混合材を総称してSPF材と呼んでいます。産地は主に北米です。
SPF材は住宅や家具などに広く使われています。強度がありながらも比較的柔らかい材質なので、カットや穴あけなどの加工がしやすく、釘を打つ場合も下穴を開けずに直接打ち込めるのが特徴。軽量なので移動や運搬も苦にならず、DIY初心者にはオススメの木材です。ホームセンターなどでも入手しやすく、価格が安いことも、初心者にとっては嬉しいポイントですね。
ただし、SPF材にはあまり耐水性がないため、屋外での使用には向きません。屋外用のウッドデッキやベンチ、テーブルなどを作る場合は、事前にしっかりとした防腐処理を行う必要があります。

高級グレードの2×4材

2×4材には他の木材も使われます。SPF材によく似ていますが、より高級グレードとされているのがホワイトウッド。マツ科トウヒ属の白木針葉樹の総称で、北欧・スウェーデンが産地です。厳しい寒さの中で育った質のよい木を、まだ若いうちに製材。非常に柔らかいことが特徴で、SPF材よりも節が小さく、白味があるため高級感があります。ただし、SPF材よりも耐久性や強度が劣るため、屋内用と割り切ったほうがよいでしょう。
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屋外で使う2×4材としてオススメなのはレッドシダー。中でも北米産のウエスタンレッドシダーは、ウッドデッキ材として人気です。温暖多雨な地域で育つ高さ50〜60m、直径も1〜2mという大木で、耐久性があり、腐りにくく、白蟻などへの防虫性も持っています。その代わり価格はかなり高めで、まさに高級グレードの2×4材です。

2×4材を活用するならディアウォール!

ディアウォールは、2×4材にはめ込むだけで強固な柱を立てられる画期的なアイテムです。仕組みは突っ張り棒と同じ。内部にバネが仕込まれており、それを木材の端に差し込み天井と床の間に取り付けるだけ。1,000円程度の本体と2×4材だけでDIYに活かせるため、コストパフォーマンスも上々です。
画像はRoomCripで紹介されていたSACHIさんのアイデア。天井まで届く飾り棚もディアウォールを活用すれば手軽に作ることができます。
基本的な設置方法ですが、まずは設置する場所に合わせて2×4材をカット。例えば天井までの高さが240cmであれば、そこからディアウォール分の高さ、40〜45mm程度を引いた長さにカットします。長すぎると垂直に立てられず、短すぎるとバネの強度が活かせず安定しないので注意してください。バネ側を木材の上部にはめて天井に押し付け、そのまま床側を所定の位置まで持っていけば設置完了です。壁に穴を開ける必要もないので、賃貸暮らしのDIY初心者にとっては、とっておきのアイテムですよ!

今回ご紹介した基礎知識や作品例を活かし、ぜひ自宅でも好みに合った家具を2×4材でDIYしてみてくださいね!

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