The Door Inn インテリアデザイナーが作る台北のリノベホテル
台湾・台北市内に構えるリノベーションホテルThe Door Inn。築年数の古い建物が多く立ち並ぶ台北市内において、趣ある雰囲気を残しつつも、洗練された室内空間へリノベーションを行った注目のモダンホテルです。
公開日 2017.07.25
更新日 2022.01.11
全体的に築年数の古い趣のある建物が立ち並ぶ台北市内。このエリアもそれにもれず、築50年以上の物件に多くの方が暮らしています。そんな中で目を引くのがThe Door Inn。
大稻埕(ダーダオチェン)の様子。撮影当時は朝早くでしたが、昼過ぎに戻ると多くの人で賑わっていました。
こちらがThe Door Innの入り口。大きく設計された窓ガラスに入る白い格子が印象的です。
The Door Innのロゴモチーフ。スチール製のモチーフとそこにかけられたグリーンは、実はこのホテルの重要なエレメンツです。
見上げると開放的なバルコニーが。台北市内には格子のかかった窓が多く、このような建物は珍しい印象です。
また、窓に格子のかけられた建物が多い中で、こういった開放的なバルコニーは数少ないデザイン。
ホテルの1Fはエントランスに。棚や壁面の有孔ボードはオーナー自身でレイアウトしたもの。このスペースでは、宿泊客同士がコミュニケーションを取っている姿も見受けられました。
エントランスから続く階段。決して広い空間ではありませんが、効果的に配置された窓とホワイトの壁面が開放感を感じさせます。
踊り場に設置された窓から覗く風景は、台北の街並みをどこかドラマティックに演出します。
当時から残るコンクリート造りの階段はそのままに。
登った階段を振り返って見ても、やはりフォトジェニック。随所に配置されたグリーンに心癒されます。
また、客室へと続く階段には随所に観葉植物をレイアウト。これは宿泊客に毎日の小さな変化を感じてもらいたく、ゆっくりと成長する植物を取り入れているとのこと。
最上階のダブルルームの様子。窓際にベッドが設置されているため、爽やかな目覚めが期待できます。
窓から優しく入る自然光が、昼間は照明代わりに。
ソファサイドにはウッドとスチールを組み合わせたサイドテーブルが。
天井に設置されたスチール製の照明。
客室を見てみてより強く感じられたのが、ホテル全体が直線と曲線がバランスよく取り入れられたコーディネイトということ。これにより洒脱でありながらも、リラックスのできる空間作りを叶えています。
こちらは最上階の客室に隣接したバルコニー。高さのある建物ではないですが、バルコニーからは大稻埕(ダーダオチェン)エリアが見渡せます。
ブラックのカウンターテーブルと、ホワイトの内装による美しいコントラスト。そこへ植物のグリーンが差し色として取り入れられています。ホワイトのクリーンさをベースに、インダストリアル、ナチュラルなどの要素がミックスされています。
ブラックのカウンターテーブルと、植物のカラーバランスが秀逸です。
屋根裏へ続く鉄骨製の階段もホワイトアウトすることで、モダンな佇まいに。台北のリノベ物件はフルリノベーションというよりも、建物の大枠を生かしたリノベーション物件が多く見られました。
こちらは2階にあるダブルルームの客室。
普通のホテルではなく、台北市内のリアルな地元の雰囲気が感じたい、オリジナリティのあるホテルに泊まりたい、そんな方はぜひThe Door Innを訪れてみてはいかがでしょうか?
HOTEL INFORMATION
- Hotel Name
- 門草行旅 The Door Inn
- Tel
- 02-2557-7045
- Address
- 台北市大同區安西街23號
WRITTEN BY
Japan
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