手作り 洗濯物干し用 雨よけ庇(ひさし)

公開日 2015.10.19

更新日 2017.03.26

手作り 洗濯物干し用 雨よけ庇(ひさし)

 我が家の南面の窓を出たところは、洗濯物の物干し場になっております。物干し場の上部は軒先はあるものの、雨が降ると干している洗濯物にかかり、乾燥前にいちいち取り込む必要がありました。  ホームセンターに行くと、支柱を立てて、設置する本格的なポーチもありますが、なにぶんにもお値段も高価になるので、自分で簡易な雨よけ庇(ひさし)を自作し、設置することにしました。  この庇の設計にあたり、固定式は避けたいが、軽量かつ、ある程度の風に耐えるものが必要なので、いろいろと部材等の検討と設計を考えて・・・  そして結論として、紫外線に強いポリカーボネートとアルミステーとL字アングルを組み合わせた、庇を作成することにしました。幸い、我が家の軒先裏面は、鉄製であり、磁石も有効に活用できました。

材料と道具

  • 養生ポリカ-ボ板 幅330センチ☓奥行き40センチ
  • ステンレスステン金具 6本
  • アルミL字アングル 300センチ☓2本
  • エの字プラアングル 40センチ☓3本
  • マグネット 10個
  • アルミ鎖 150センチ☓4本
  • コーキング剤 適量
  • 固定ネジ、テープ 各種

作り方

STEP.01

●設計図の作成と部材の準備
-うちの物干し場の雨よけとして必要な幅を採寸してみると、横幅は3.3m必要と判明。
-その他の部材数量を算出するために、自分で設計図を作り、ホームセンターで部材の調達
-プラ板は、直射日光に強いポリカーボネート板を採用

STEP.02

●ポリカ板カットと天板部分の作成
-横幅3.3mのポリカーボネート板にするには、横通しのポリカ板接合が必要なので、エの字プラアングルを利用し、シーラー剤で接着。後はアルミテープで端部の補強と防水処理

STEP.03

●天板部分の組み付け等
-天板補強のため、横方向にアルミL字アングルを2本設置。それに縦方向のステンレスステン金具をネジ止め

STEP.04

●天板上部の防水養生
-ステン金具と天板のポリカ部分にスキマが発生し、水が滲入するので、シーラーで防水養生を・・・指に勝るヘラは無し・・・

STEP.05

●天板上部のアングル曲げ
天板の上部に貼り付けたアングルを家の壁面に沿って折り曲げ、2階からの吊り下げ用ステーとして活用

STEP.06

●取り付け用マグネットの設置と仮付け
下敷きをカットして、100均で購入したマグネット(使用材:1個当たり耐荷重1.5㌔を8個と耐荷重10㌔の強力マグネット2個を取り付け。これだけでマグネット12個の耐荷重合計値は32㌔なので、十分なはず・・・この状態で、鉄製の軒先裏面に貼り付けて・・・最後の仕上げに・・・

STEP.07

●吊り下げ補強チェーン等の調整
強風であおられると、当然マグネットだけではもちません。よって、2階ベランダの手すり部を利用して、鎖を取り付けます。そうすることで、庇本体の落下防止対策に もなります

STEP.08

●取り付け調整
アルミチェーンが接触する二階の金属製手摺り部などにゴム緩衝剤を設置して、完成

完成写真

FINISH.01

FINISH.02

作り方のコツ

風にも強く、軽さもあり、なおかつコストも下げるという、大きな制約がありましたが、ホームセンターに足繁く通うと、あるときふと閃きます。妻からも「これで出掛けていても安心して、洗濯物を干したまま外出できるわ!」というお褒めの言葉もDIYの醍醐味です。

据付固定式ではないので、とにかく素材の軽さを第一に考えることがコツです。

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