【DIYでキャンプギア】900円で作れる携帯用コーヒードリッパーをDIY

普段はWEB&グラフィックデザイナーをしているキャンプ好きなSYUJIと申します。 永らく四駆を愛用していたんですが、2013年にSUZUKIのジェンマを購入し、今はバイクでのシンプルなキャンプを楽しんでいます。キャンプ歴は30年ほどになります。

公開日 2023.04.21

更新日 2023.04.30

【DIYでキャンプギア】900円で作れる携帯用コーヒードリッパーをDIY

僕が今まで飲んだコーヒーで一番美味しかったのは、キャンプで友人がその場で豆を挽いて煎れてくれたコーヒーでした。
それ以来その味を追い求め、キャンプへ行く際は必ずコーヒーミルとドリッパーを持って行くようになりました。
僕はキャンプへはバイクで行くので、荷物は出来るだけ軽くて小さい方がいい。
そして出来るなら道具は自作のものを使いたい。そんな経緯から作ったものです。
組み立て式の軽量ドリッパーの作り方をご紹介します。

材料

・A4サイズのアルミ板(厚さ0.5mm)× 一枚
※ホームセンターで、一枚400円前後です。

道具

・マジックペン
・定規 (15cm測れる長さのもの)
・ハサミ ※『固いものも切れるハサミ』という商品。
・鉄工用ヤスリ
・紙ヤスリ(120番と1000番くらいのもの)
※全て100円ショップの商品です。
ハサミは『固いものも切れるハサミ』がオススメです。
このハサミは固いもでも切れるよう刃が細かいギザギザになっていて、そのおかげで切り口が鋭くならなず、手袋などをせずに作業できて安全です。バリ取りも簡単に済みます。

STEP.01 型紙作成

いらなくなったダンボールなどで型紙を作成します。
まずは14×8cmの長方形に切ってから、図のように切り抜きます。
上の写真には横線や縦線を入れていませんが、型紙を実際に作る際はそれぞれの寸法の所に線を引くとやりやすいです。

STEP.02 型取り

型紙をアルミ板に当て、マジックペンで型を写します。
切る部分がなるべく少なくて済むよう、四隅の角に当てて書いていきます。

STEP.03 切り取り

書き写した線にそってハサミで切り、同じ形のものを三枚作ります。
少し力はいりますが、このハサミで簡単に切れます。
『固いものも切れるハサミ』を使えばエッジが鋭くならないので手袋はいりませんが、角などは立っているので心配な方は手袋をしてやってください。
ここが一番難しいところです。
0.5mmの厚さが入るよう、組み合わせる箇所を切っていきます。
アルミ板を入れてみて、入らないようであれば、また少し切ってみて調整します。
切り込みの幅は0.6mmくらいです。

STEP.04 ヤスリがけ

三枚とも切り込み部分が出来たら、ヤスリがけをします。
鉄工用ヤスリで角に丸みを付け、バリを取って綺麗に仕上げます。
次に、粗めの紙ヤスリ(120番)を使って、切り込み部分が滑らかになるように磨きます。

完成

最後に細かめの紙ヤスリ(1000番以上)で全体を軽く磨いて完成です。
制作時間は2時間ほどです。

組み立て方

写真のように、上下の切り込み部分を組み合わせます。
三枚目も同じように組み合わせます。
三枚組み合わせてこの形に。
直径5.5cmのカップから直径10cmのエバニュー400FDのような大きめのカップまで使用可能です。
ちなみに重さは35gです。

作成過程は動画でもご覧いただけます。

【手作りキャンプ道具 コーヒードリッパー】

使用感

アルミは熱伝導率が高いことから、通常のドリッパーよりは少し固めの味となります。
このドリッパーに合わせた豆の量や挽き具合、湯の注ぎ方を見つけていくのも一興です。
自分で作った道具を使うのは楽しいですね。
トータル1,000円以下で作れるDIYコーヒードリッパー。
生活を少し豊かにしてくれるひと品はいかがですか?

SYUJI@moto_camping

WRITTEN BY

SYUJI@moto_camping

Japan

キャンプツーリングのWEBサイトを運営しています。
DIYで自分だけのキャンプギアを作るのが好きです。