ビンテージソファの張替えを大公開!(下張り編)
今回も前回に引き続きソファの張替えを大公開いたします!
公開日 2017.07.30
更新日 2017.08.01
下張りってなんですか!?というかどこまで細かくやるつもりYOっ!!?
前回の剥がし編にて紹介したまるまる丸裸になったソファ。剥がしてみて初めて壊れてしまっていることが分かることも。今回のソファもよく見るとは足の付け根がパッカリ割れてしまっているではないですか!?
でも大丈夫!割れてしまったところにのりを注入してクランプでガッチガチに圧着してあげることで元通りに。クランプはいろんな方向から圧力をかける必要が多い為様々な形状のクランプを用意してあります。
次は下張り作業に入っていきます。まず使うのはバネと緩衝材の間に仕込む、ヘッシャンという天然の麻の繊維で織られた材料。オリジナルを忠実に再現したいため今回は目の詰まったヘッシャンを使います。現代の家具では普通使われていない材料の為仕入れるのも一苦労。
バネにヘッシャンを敷き端を手で縫いつけて「土手」を作ります。アンティークの椅子やビンテージの椅子などに見られるこの土手は形を崩れなくしたり緩衝材の型崩れを防いだりしてくれる重要な役目を果たしています。
そしてその上に麻繊維、黒綿を糸を使い仕込んでいきます。麻繊維は元々入っていたものを再利用。天日干しをすることで再び使うことができます。天然素材を使ったものはそんな意味でもエコだなーっていつも思うんです。
そしてさらにヘッシャン、白綿を仕込み、座面の下張りが完了です。
背中も同様に麻繊維と綿を使い仕込んでいきます。
そしてようやく生地を張っていきますが今回はここまで!次回をお楽しみに〜。
背中も同様に麻繊維と綿を使い仕込んでいきます。
そしてようやく生地を張っていきますが今回はここまで!次回をお楽しみに〜。
WRITTEN BY
Japan
長野県東御市を拠点にヴィンテージ家具の販売、修理、張替えを行う「Ph.D.」の代表です。
端切れなどを使用し独自の手法を用いて修復した家具を作品として発表するとともに、製品の製造過程で発生する副産物(ゴミ)を原料に物作りをするアップサイクルプロジェクト「oops」を主催しています。
様々なクリエイター達とともに今の時代に適したコミュニティを形成したいと考えています。
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