金華山復興〜桜の柵編〜

公開日 2017.06.04

更新日 2018.01.20

金華山復興〜桜の柵編〜

東日本大震災の震源地に最も近かった金華山という島の復興。2017年4月の今回は、シカから桜を守るための柵を作りました。
東京から17名で向かい、いつも通り石巻の門脇小学校周辺で手を合わせ
石巻市の鮎川港で船に乗り出発。
実は今回、ある撮影で出会ったBOSCHさんが復興支援の力になれればと、電動工具をご支援してくださる事になりました。
金華山の工具は津波や潮風で故障しながらもだましだましでやってきたので、BOSCHさんの温かいお気持ちに本当に感謝します。
金華山に到着後、間のなく桜の植樹祭に招いて頂き参列し、作業に取り掛かります。
金華山にとって桜は重要なものですが、土砂で崩れてしまったものも多く、苗木を植えても鹿が食べてしまうので、木が大きく育つまで柵で守ります。
ですが、鹿もなんとか食べようと倒したり、穴を開けたりするのでそれを補修します。
ただ、木材や網などの資材が不足しているため再利用が大前提です。
今回の作業監督は右手前から仙台で建築業を行う堀内さん、地元の金物屋の三上さん、木工のプロの白井さんの3名です。
まずは鹿に壊されたものを解体し、
倉庫に余っていた木材をノコギリでちょうど鹿が届かない長さに切り、地面に刺す側を鋭利に裁断します。折れている木材などは長目のネジでつなぎ合わせます。
四つ角を決め、ハンマーで打ち込み、
上の部分を木材で繋ぎ、柵の枠は完成です。
網は、二重に巻き、木材に針金で頑丈に留めていきます。
下の部分も、鹿が入れないように、ペグを打ったり、木をペグがわりに打ち込み完成です。
松苗木の柵も補修。
シカさんには諦めてもらいましょう。
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<なぜ、このプロジェクトが大切か?>
本土より離れていてなかなか支援が行き届かないですが、とにかく前向きに復興して欲しい!
復興支援については、継続持続な支援が必要だということ。
支援とは、何をしているのか?という事実をそのまま伝えていく事が重要だということ。
もし、地震や何か天災などがあった時にココで学んだコトをいかせる若いリーダー達を養成したい!
ココへ来れば、自然の素晴らしさを満喫でき、すばらしい環境が存在していることを知って欲しい!

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Shogo

Japan

東日本大震災復興支援団体this is a penの代表です。
いつもは雑誌や広告などのモデルのお仕事をしています。