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誰もが憧れるヴィンテージものは入手方法が難しい…
ブルックリンスタイルや男前なインテリアって憧れますよね。こうしたヴィンテージテイストのお部屋作りには、サビのあるアイテムや古びた家具が不可欠。とは言え、使い古したような味わいのかっこいい棚を作りたくても、ホームセンターにはピカピカの木材しか売っていないことが多いのではないでしょうか。
でも、おしゃれショップで買うと結構なお値段…。
ヴィンテージ風の家具をそろえるのって、意外と難しいんですよね。
だったら、年月が経ってサビた風合いも含めて、いっそ自分で作ってしまうのはいかがでしょうか。
なんと、ヴィンテージのあの使い古した感じを、DIYすればたった2日で出せちゃうんです。
ここでは、新しい木材を古材っぽく加工する方法をご紹介します。
アメリカはアイオワ州に住むベス&ニック夫妻によるアイデアです。簡単&楽しくできるので、早速トライしてみましょう。
手順
SPF材など、ホームセンターに売っている一般的な木材を用意します。SPF素材とは、「Spruce(スプルース=トウヒ)」「Pine(パイン=マツ)」「Fir(ファー=モミの木)」の頭文字を取ったものです。価格が安くて加工が簡単なので、DIYにおすすめの木材です。
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まず、カンナで角を取ります。写真のような専用のマシンがなくても、金ヤスリなどで十分でしょう。角に丸みを出すことで、経年変化した古い木材の雰囲気を演出することができます。根気がいる作業ですが、より本物っぽくするためにはとても重要な工程です。最初の頑張りどころですね。
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そして、いよいよペイントしていきます。
仕上げたい雰囲気に合わせて、数色の塗料を用意します。ここで用意したのは、ミント、ターコイズ、チャコール、ホワイトの4色。くすんだグリーンを基調としたペイントは、ノスタルジックでシャビーなインテリアにぴったりです。
どんな色を使ってもよいのですが、ホワイトを入れたほうが古びた風合いをうまく出しやすいので、慣れないうちは入れておくようにしましょう。また、テカテカし過ぎるとヴィンテージ特有のサビ感が薄れてしまうので、半ツヤなど光沢のないものが理想です。
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刷毛で、写真のようにラフに塗っていきます。1色目を塗ったあと、乾かないうちに次の色をのせ、完全に混ざりきらない程度に刷毛で塗り重ねる感じです。ベタ塗りではなく、ササッと塗っていくのがポイント。2色だけ・3色だけにしたり、パーツごとに色のバランスを変えたりと、偏りを意識すると自然なランダム感が出ます。
刷毛がない場合は、台所用スポンジを使ってもOK。使いやすい大きさに切ったスポンジに塗料を含ませて、ラフにペイントしていきます。使い終わったスポンジはそのまま捨てられるので、後片付けも楽チンです。
そして、塗り終わったら、1日しっかり乾燥させましょう。
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次に、サンダーで塗装面をラフに削ります。サンダーとは、ヤスリがけをして木材や金属を研磨するための工具で、DIY に欠かせないアイテムの一つです。
ここでは塗料を落とすように軽く表面をこすり、木目が見えるくらいまでサンディングしていきましょう。
木材のエイジング加工にはこのサンディング作業がとっても重要です。これを行ってペイントした面を削ることで色むらができ、長年使い込んだような味のある風合いが出せるのです。強めにサンディングすれば色褪せた雰囲気が出て、よりヴィンテージ感あふれる仕上がりになります。
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まるで本物の古材のようになってきましたね。これだけでも結構いい味が出ますが、もうひと手間加えると、さらにかっこよくなります。あと一息がんばりましょう!
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サンディングで出た木粉をきれいに拭き取ったあと、ミディアムブラウンのステインを塗ります。ステイン塗料は、DIYに慣れていなくても扱いやすい塗料の一つ。塗料が木の内部に染み込んでいくので、木目の美しさを生かしたナチュラルな仕上がりになる点が特徴です。
布を使い、素早く拭き取るような感じで、着色し過ぎないようにするのがコツ。ライトな感じに仕上げたい場合は、ブラウンの色味を明るくするなど、カラートーンを調整しましょう。ここで使っているのはMinwaxのWOOD FINISH 211番です。
また、この工程でも台所用スポンジが活躍します。小さくカットしたスポンジにステインを含ませて、木材のフチをポンポンとすれば、サビ感のある古びた質感を出すことができます。アイアン素材のドアノブやネームプレートなど、本物のヴィンテージパーツとの相性も抜群です。
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実際の作業の様子は動画でチェック!
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いかがでしたか?意外と簡単に、サビ感のあるおしゃれな木材をDIYできてしまうんです。このテクニックを身につければ、イメージ通りの材料が手に入らなくても大丈夫。それに、エイジング加工を施したオリジナルのパーツを使えば、DIYがより楽しくなりますし、より愛着もわきますよね。色味のアレンジも、いろいろ試してみてください!
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Japan
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