ハイエースをセルフエイジング!?車の内装・外装をDIYカスタムしよう!
我々DIYer(s)も日頃社用車として活用している、ハイエース。とにかく積載量があって、パワーのあるなんとも頼れるクルマです。そんなハイエースがセルフエイジングによって、大幅にカスタムされた一台があるとの情報をキャッチ。ということで、早速現場へ急行です。
公開日 2018.06.18
更新日 2020.03.02
古材xスチールによるカスタム内装空間
こちらがハイエースのインテリア。古材が男前な雰囲気をふんだんに醸し出しています。
外装だけではなく、ドアを開いてからも素晴らしいカスタムが施されているこちらのハイエース。世界中のインテリアマテリアルを販売するGALLUP協力のもと、数十キロの古材をたっぷりと使用しています。
天井からはファクトリーを連想させるライトが灯されています。
こちらの扉を開けると、ディスプレイ棚がレイアウト。
反対側にはメタルラックが配置されています。フックには吊るすようにして、電動ドライバーなどの工具がぴったりと収納可能です。
車内にはLIZEworksのお家芸でもある、古材xアイアンによるテーブル、スツールが積まれています。こちらを使えば、即席オートキャンプも楽しめます。
ステップに残された足跡。実はこちら作業時に間違って踏んでしまったそう。それすらもアジになるのは、クルマ全体が秀逸なエイジングを施されているからこそですね。
外装・内装ともに、見事なDIYが施されているハイエース。なんとこちらの作業時間は、4人で約10日間とのこと!実際にエイジング加工や木工DIYの経験がある方からしたら、その作業の早さにも驚く方もいるんじゃないでしょうか?佐田工務店ではこちらのハイエースカスタムのほかにも、住宅リノベーションなどの依頼も絶賛募集中とのことですので、興味ある方はぜひお問い合わせください。
ハイエースの内装のDIYに用意したい道具たち
ハイエースなどクルマのDIYは、小物や部屋のちょっとしたインテリアなどとは違いそれなりに大掛かりなものになるため、一般的な工具類に加え、専用の道具を揃える必要があります。ここでは、クルマのDIYによく使われる道具類をご紹介しましょう。
まず、素材を直線的に、そして正確にカットするために使うのが「丸鋸」や「パネルソー」です。例えば車内にベッドボックスを作る場合は、がたつきを起こさないために直線的で正確な切断作業が求められます。丸鋸やパネルソーなら、この作業をスムーズに行えるのです。素材に合わせて刃を替えられることも特長です。
直線ではなく曲線で切断する場合は「ジグソー」を使います。ジグソーは振動が大きいため、上手く扱うにはコツが必要ですが、熟練するとくり抜きなどの作業も行えます。
そして細部の仕上げに使うのが「トリマー」です。細かい調整が可能なので、モールを打ち込む溝を作ったり、角の部分をきれいに処理したりと、刃を替えることでいろいろな用途に使えます。
直線ではなく曲線で切断する場合は「ジグソー」を使います。ジグソーは振動が大きいため、上手く扱うにはコツが必要ですが、熟練するとくり抜きなどの作業も行えます。
そして細部の仕上げに使うのが「トリマー」です。細かい調整が可能なので、モールを打ち込む溝を作ったり、角の部分をきれいに処理したりと、刃を替えることでいろいろな用途に使えます。
電装を作り込むなら定番の工具
DIYに凝ってくると、内外装だけではなく、電装周りにも手を出したくなるものです。用途に合わせて使い分ける、電装用の定番工具をご紹介しましょう。
まずは電線を切るために使う「ニッパー」です。オススメは、電線に付いている被膜を剥く機能が付いたもの。この機能がないと、そのために別の工具を使うことになるので面倒です。はんだ付けで使う「ラジオペンチ」も定番。小さなネジを取り付ける場合にも重宝します。さまざまな端子に電線をつなぐ時に使う「電工ペンチ」も外せません。屋内のコンセントの配線などにも使われますが、車用のものは先端の形状が波型になっているのが特徴です。
また「検電テスター」も必須です。電気をどこから取るかという判断に使います。高価なものは必要なく、数百円程度で入手できるもので十分です。通常はクルマのキーがオンになった時に電気が通る線を利用しますが、フォグランプやイルミネーションなどの灯火系のみ、ライトがオンの時に電気が通る線を利用します。
また「検電テスター」も必須です。電気をどこから取るかという判断に使います。高価なものは必要なく、数百円程度で入手できるもので十分です。通常はクルマのキーがオンになった時に電気が通る線を利用しますが、フォグランプやイルミネーションなどの灯火系のみ、ライトがオンの時に電気が通る線を利用します。
ベッドもカスタムで作ってみよう
クルマいじりで内装をカスタマイズするなら、ぜひ試して欲しいのがベッド作り。荷室のスペースに土台を作り、そこにコンパネとマットレスを載せれば快適空間の出来上がり。ベッドの下は引き続き収納として使えますし、大きな荷物を載せる時はベッド部分を取り外せばOKです。
via 48rider.com
実際にベッドを作る際は、あらかじめ床貼りをしてフラットな状態を作っておきます。そこに支柱を立ててネジで固定。さらにその上にコンパネと同じ長さの角材を載せます。支柱は、住宅用の鋼製束というパーツを使うのがオススメ。上部がL型の金具になっていて、そこに角材を載せられるからです。荷室の左右と中央、3列になるように支柱を配置し、角材を渡せば土台が完成。
via 48rider.com
ここに載せるコンパネは、荷室の左右の形状にぴったり合うように加工します。コンパネを2枚に分けて作れば、片面は外して荷物を入れ、もう片面はそのままにしてベッドとして使うことも可能です。その場合は中央の角材の上に2枚が均等に載せられるよう、正確に測ってカットする必要があります。48rider.comで紹介されていた内装カスタムのアイデアです。
確実にエイジングができるカーラッピング
今回ご紹介したハイエースは、エイジングペイントを重ね、外装をこれ以上はないほどに渋く見せています。ただ、これはかなり難易度の高い作業。一般人の我々には真似のできない神業です。しかし、ほかにもエイジングの方法はあります。それはカーラッピングです。
カーラッピングは、クルマをフィルムでラッピングすることにより、塗装したかのようにデザインやカラーを変更する方法。直接車体を塗装するよりもはるかに安価で、あらかじめデザインを確認できるので、仕上がりがイメージと大きくズレることがないというメリットがあります。車体をフィルムで包むので、雨風や石、紫外線などからクルマをガード。またフィルムを剥がせば、すぐに元の状態に戻せますので、下取りの際も価値が下がることがありません。
カーラッピングのやり方や注意点
カーラッピングで使うフィルムはプラスチック素材で、各社から出来合いのデザインも販売されていますが、オリジナルのエイジング処理をしたい場合は、専門業者に相談してデザインを起こしてもらうとよいでしょう。
カーラッピングをDIYで行う場合は、シートを切るカッター、空気を押し出すスキージー、強い温風を送り出すヒートガンなどが必要です。
作業は、ボディの下処理から始めます。きれいに洗車し、脱脂用スプレーで油分を落とし、マイクロファイバータオルなどで丁寧に拭きとりましょう。フィルムは、貼り付ける際に引っ張りながら熱を加えるので大きめに切り出します。貼り付け作業は、スキージーで空気を押し出しながら慎重に。特に凹凸がある場所は、ヒートガンで熱を加え、フィルムを引っ張りながら貼るといいでしょう。折り目はヒートガンを当てて伸ばしながら形を合わせ、最後に余分な部分をカッターで切り落としたら完成です。ただ、工具の扱いや作業を行うこと自体に不安がある場合は、素直に専門業者に任せましょう。
作業は、ボディの下処理から始めます。きれいに洗車し、脱脂用スプレーで油分を落とし、マイクロファイバータオルなどで丁寧に拭きとりましょう。フィルムは、貼り付ける際に引っ張りながら熱を加えるので大きめに切り出します。貼り付け作業は、スキージーで空気を押し出しながら慎重に。特に凹凸がある場所は、ヒートガンで熱を加え、フィルムを引っ張りながら貼るといいでしょう。折り目はヒートガンを当てて伸ばしながら形を合わせ、最後に余分な部分をカッターで切り落としたら完成です。ただ、工具の扱いや作業を行うこと自体に不安がある場合は、素直に専門業者に任せましょう。
DIYやクルマいじりする場所はどうする?
車のDIYを行う場所には、広い作業スペースや、工具を使うための電源などが条件として求められます。自宅にこのようなガレージがあれば理想的ですが、別の場所に駐車場を借りていたり、ガレージが狭くて作業スペースが取れなかったり、という人がおそらく多数派でしょう。そんな人には「レンタルピット」がオススメです。
レンタルピットは、作業スペースや工具などを自動車整備工場で借りられるサービスです。レンタルピットでは、DIYだけでなく、オイル交換などのメンテナンスや、レースのための車体調整なども行えます。特に、高価な工具を自分で揃えるのは大変ですから、自宅にガレージがある人にとっても便利なサービスと言えるでしょう。
毎日の移動手段や荷物の運搬として欠かせない、クルマ。一緒に過ごす時間が多いクルマだからこそ、DIYで思いっきり自分好みにガラリとカスタムしてみると愛着が湧いてくるはず。もちろん既製品のままでも、プロに頼んでカスタムを行っても、カーライフを楽しめることに違いはありません。多様性が受け入れられる社会だからこそ、それぞれのライフスタイルに合ったクルマとの暮らしを楽しんでくださいね。
毎日の移動手段や荷物の運搬として欠かせない、クルマ。一緒に過ごす時間が多いクルマだからこそ、DIYで思いっきり自分好みにガラリとカスタムしてみると愛着が湧いてくるはず。もちろん既製品のままでも、プロに頼んでカスタムを行っても、カーライフを楽しめることに違いはありません。多様性が受け入れられる社会だからこそ、それぞれのライフスタイルに合ったクルマとの暮らしを楽しんでくださいね。
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Japan
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