Purveyors

群馬県桐生市に2017年に誕生した、Purveyors。アウトドアアイテムを中心に、アパレルや暮らしの道具など、オーナーである小林さんが旅の中で出会ったもの中心に取り揃え、デンマークのアウトドアメーカーNORDISKのアイテムがフルラインナップで展開されています。そんなモダンセンスを感じるこのショップ、実はDIYで生み出されていたんです。

Purveyors

鉄工所をDIYでモダンなショップ空間に!

アウトドアだけじゃないアイテムセレクト

もともと鉄工所だった天高の建物をセルフリノベーションした空間。インダストリアルな雰囲気は残しつつも、白塗りされた壁面や随所にレイアウトされたウッドの什器によって醸し出されるモダンテイストがバランスよく共存しています。

東京から高速道路を経由して車を走らせること、約2時間ほど。繊維・織物・染色工場などが盛んな群馬県桐生市に店を構える、セレクトショップPurveyors。“調達人”や“御用達”を意味する店名を掲げる通り、店内にはアウトドアにまつわるプロダクトを中心に、街・フィールド問わずに着用したい機能的なアパレルや毎日の暮らしに取り入れたい質の高いライフスタイルアイテムが取り揃えられています。

右手に見えるのが、アパレルラック。代官山を拠点とし、優れたデザイン性と高い機能性を両備したO(オー)のほか、MeanswhileやDEEPER'S WEARといったフィールドxシティの境界線を感じさせない機能的な服作りを実践するブランドを取り揃えます。

食器類や鉄道具、レザープロダクト、コーヒー器具など、どこかクラフツマンシップを感じるライフスタイルアイテムをセレクト。

セレクトされた商品の中には、オーナーの小林さんが実際に旅をした際に出会ったブランドも並んでいます。「日常生活で使え、経年変化を楽しめるプロダクトを意識してセレクトしている」と、小林さん談。

もちろん、ショップの中核を担うアウトドアアイテムも充実のラインナップ。デンマーク発のアウトドアブランドであるNORDISKがフルラインナップで取り揃えられており、一般的な店舗では収納された状態でしかお目にかかれない大型のテントなども実際に設営された状態で展示されています。最大10人まで収容可能なAsgard 19.6と呼ばれるテントが設営された様子は、圧巻の一言。テント内には、テーブルやシェルフがコーディネイトされており、実際にフィールドへ出たかのような雰囲気が味わえます。こちらは全て購入可能で、アウトドアでの様子をイメージしながらの買い物が楽しめます。
さらには修理やメンテナンスといったアフターサービスを行う、カスタマーセンターNordisk BASEという側面も持ち合わせています。

まず外階段から2Fへ上がり、店内へ入る店舗設計であるPurveyors。店内に入り、ギャラリースペースを抜けるとダイナミックにレイアウトされたNORDISKのテントが目に入ります。

一番奥に見えるテントは、Asgard 19.6というモデル。実際に設営された様子は、都内ではなかなかお目にかかることができません。

テント内にはテーブルやカーミットチェア、ラグにシェルフと、実際にフィールドで使用した時の様子が感じられるディスプレイ。

続いて店舗入り口のある2Fから1Fへ。NORDISKのアイテムを中心とした1Fには、カフェスペースも併設されています。

2Fから1Fへ階段で降りていきます。実際に設営された状態で展示されているNORISKの6人用テントReisa 6の全貌に心躍ります。

1Fには大きなウッドテーブルがレイアウトされており、併設されたカフェスペースではコーヒーを提供。

NORDISKのアイテムは基本的に1Fで展開されています。

テントやタープだけではなく、カトラリー類も充実。フルラインナップされているだけあって、不足のない商品構成です。

カフェスペースでは、地元の湧き水で淹れるPACAYA COFFEEのコーヒーを楽しめます。ほかにもWORLD FAVORITE SANDWICH CENTREのサンドウィッチメニューも。

幾重にも積み上げられた薪が印象的なカフェカウンター。

挽きたての豆で淹れたアイスコーヒーは、NORDISKのアルミニウムマグで提供されます。

わざわざ足を運んでもらえるショップ作り

1Fの売り場から2Fを見上げた様子。広々とした空間を贅沢に使えるのは、東京から離れた場所だからこそ。

続いて紹介したいのが、ショップの空間作りについて。元鉄工所だった空間を生かして、インダストリアルな雰囲気とホワイトの壁、ウッドの什器といった洗練された雰囲気をミックスして作り上げた店内レイアウト。実はこの内装、ほぼDIYによるもの。
キッチンとトイレなどはプロによる施工ですが、壁の塗装や什器の製作などはDIYで製作されているんです。スクエアの端正な面持ちの棚やラックは、ラーチ材をカットし、サンディングを行い、それぞれのパーツをビス止めしてDIY。ここまでの数を作ったことに、素直に脱帽した編集部員です。

鉄工所で使用されていたクレーンやレールはそのままに。

無骨な梁と、白い壁のコントラストが印象的。

これらの什器はPurveyors Staff によるDIY。小林さん曰く、ショップが手作り感満載の空間にならないように、DIYの部分とプロによる均整の取れた部分のバランスを意識したとのこと。

アルマイト素材を使用した食器などのアウトドアギアやレザープロダクトは、ウッドの什器と好相性。自宅のインテリアの参考にしたい組み合わせです。

歴史を感じさせる手すりの擦れも、タフなアウトドア環境を想起させるスパイスに。

カフェスペースに設置された大きなロングテーブルもスタッフによるハンドメイド。キズやダメージが残る表情から、どこか山の雰囲気を感じます。

元鉄工所を選んだ背景について伺うと、「鉄工所という場所にこだわったのではなく、県外からお客さんを呼べるお店作りができる場所がたまたまここだった」と小林さんは答えてくれました。確かに、2Fから入店させることで眼下に広がるショップ空間や、ダイナミックにレイアウトされた大きなテントが目に入る空間は唯一無二。実際にその空間に感激するお客さんも多く、撮った写真がSNSにアップされ、それが口コミとなって新しいお客さんが来店するんだとか。東京ではできないお店作りを考えた時に、鉄工所の広々としたスペースが最適だったようです。
また、県外からもお客さんを集めるということについて意識したのが、商品の売り方。Purveyorsでは、“ちょっとした工夫で生活が豊かになる”アイテムをセレクトしており、その代表格がドイツ製の鉄製フライパンであるTURK。値段だけ見てしまうと、普通のフライパンよりもやや割高。しかしPurveyorsでは、そんなTURKを使って作る料理が実際に楽しめるフードイベントを開催。ショップで実際にプロが作った料理を振る舞い、その美味しさを知ってもらうことで、商品の良さだけではなく、購入後に家族とTURKを使って料理を楽しむというストーリーまでを伝えるようにしているんだとか。ほかにも大きなテントが実際に設営しているのも、ネットではなくお店まで足を運んでもらって、その魅力を感じてもらうのが狙いの一つ。
こういった“東京では作れない売り場”“東京ではできない売り方”を追求した結果、国内でも類を見ないアウトドアを感じながら買い物が楽しめるショップとなりました。

ショップの入り口は、外階段を上がった2Fに。

天井に届きそうなほどの高さを持つAsgard 19.6は、実際に見ることでその魅力が伝わります。

鉄製フライパンのTURK。ものの魅力だけではなく、その後ストーリーを伝えることも大事と、小林さん。

Recommend Item

COOLER BOX

サンドカラーでラッピングされた高機能クーラーボックスは、アウトドアブランド 「OUTPUT LIFE」と「ICELAND」のコラボレーションモデル。ビジュアルはもちろんのこと、最長で5日間も氷が溶けずにキープできる圧倒的な保冷力を備えています。

右下から時計周りに¥35,000+tax/18.9L、¥36,000+tax/42.6L、¥49,000+tax/71.9L(OUTPUT LIFE × ICELAND)

LANTHANUM with ELECTRIC POWER SUPPLY

1990年代にリリースされた、熱発電ランプThermotronのデッドストックモデル。ランタンについた火の熱で発電するという機能面のほか、クラシックながら現代のキャンプ、インテリアスタイルにもマッチするカラーバランスが魅力的。

¥17,900+tax(Thermotron)

SHOP INFORMATION

2017年7月28日〜31日の期間中、東京の3会場にてPurveyorsがキュレーションする合同展示会「Purveyors Show」が開催されます。アウトドアプロダクト、ファッションアイテムのほか、ライフスタイルアイテム、フードと幅広いラインナップ。詳細は下記リンクからチェックしてみてください。
Shop Name
Purveyors
Tel
0277-32-3446
Address
群馬県 桐生市仲町2-11-4
Business Hour
平日12:00 ~ 19:00、土日10:00〜20:00
Closed
月・火(祝日の場合は営業)
URL
http://purveyors2017.jp/
*掲載商品は完売の場合がございます。事前に店舗にご確認の上お出かけください。
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