氷上ワカサギ釣りは自作の竿でチャレンジ!
本格的な寒さが身にしみる冬まっただ中。 その寒さに負けて休日もついつい家に篭ってしまいがちですが、この時期にしか味わえないアクティビティーがあるんです。 そう、それが氷上ワカサギ釣り。 実は以前から、筆者の私もいつかやってみたいと思っていたワカサギ釣り。釣ったワカサギをその場で天ぷらにして食べる!想像しただけでも楽しくなってきます。これまでいくつか釣りに関連するDIYもご紹介してきましたが、ワカサギ釣りについては一度もない!そうだ、DIYでワカサギ釣りに行こう! ということで、編集部が作った竿を実際に使ってみようツアーを今回レポートします。
公開日 2016.02.03
更新日 2022.01.07
それではまず場所決めから。
勝手なイメージでワカサギ釣りは北海道でしか味わえないものだと思い込んでいましたが、調べてみるといくつか都内から車で行けそうな場所もあるんです。
その中でも今回は、都内からもアクセスしやすい長野県南佐久郡小海町にある湖「松原湖」を選びました。
【松原湖情報・地図・アクセス・ワカサギ釣りができる時期についてはこちら】
色々情報収集をした上で、今回のプランは17時頃都内を車で出発し、松原湖の湖畔にある宿に泊まり、翌朝からワカサギ釣りをスタート。そして仕事の都合上15時までには会社に戻るプランを組み立てました。
* 1日目17:00 都内弊社スタジオ前で集合
今回のメンバーは、私含む編集部4人とフォトグラファー山城氏の5人。
お泊り道具やカメラ、ワカサギを調理するための器具、また前日に作り上げた“DIY竿”などを車に積み込み、いざ出発!
※ワカサギ釣り用DIY竿の作り方はこちら
【必要なものリスト】
〈釣り〉
■ワカサギ釣り用DIY竿
■餌
■防寒着一式
■穴あきお玉
〈天ぷら用〉
■コンロ
■鍋
■ステンレスボウル
■箸
■油
■卵
■薄力粉
■調理用酒
中央自動車道「永福」の入り口まで多少混雑はしていたものの、トイレ休憩を2回、超安全運転で「長坂」の出口まで約2時間ちょっと。そこから下道で約50分行けば松原湖到着です。下道はずっと雪景色で幻想的ですが、路面はたまに凍結しているのでかなり慎重に。スタットレスタイヤもしくやチェーンを必ず装備してください。
実は天ぷら用の油を忘れていたことに途中気づき、急遽「長坂」出口を降りたところにあるスーパーに買い出しに。ちょうどよく「長坂」出口周辺にホームセンターや大型スーパーがあるんですが20時閉店。なんとか買えたからよかったんですが、必要な物は前もって購入しておいたほうが間違いないですね。
* 20:10 松原湖湖畔の宿に到着
雪の影響と多少道に迷ったことも含めて、結果的に出発から3時間ちょっとで到着。
今回お宿は、佐久屋旅館さんにお世話になりました。
【佐久屋旅館情報】
到着した安心感もあり、お腹もペコペコ。
大漁を祈念して早速宴会スタート。
翌朝についての打ち合わせやDIYer(s)の今後について盛り上がり、最終的には恋愛や失恋話をしつつお開き。
各々お風呂に入ったり夜空を見たり、そのまま各自由行動。
* 23:00 就寝
部屋はもちろんみんな同室。大部屋の中、各自布団にくるまっておやすみなさい。
* 2日目5:50 起床
前日少し飲み過ぎた感はありましたが、予定通り起床。外はマイナス14度。
しっかり防寒着を着こみ、撮影用の機材や釣り道具、調理道具をチェック。
ちなみに、防寒着はスノーボードやスキーに行くときのイメージで良いと思います。
筆者自身は、保温性のある下着にホッカイロを貼り付け、フリースの上にダウン、その上にゴアテックス製のジャケット。ダウンパンツの上に防水性のパンツを重ね着しました。そしてニット帽に耳あて。
* 6:30 宿を出発
佐久屋旅館の大将に絶好ポイント情報を伺い、いざ出発。想像以上の寒さでしたが、フル装備で臨んだおかげで問題なし。
旅館でお借りしたソリに荷物を載せ、ポイントまで湖面を歩きます。
太陽も徐々に顔を出し、光が湖面に灯ってくる様子はとても幻想的。この景色を見られるだけで既に満足感はたっぷり。
* 6:45 ポイント到着・準備
大将に教えてもらったポイントに到着。
旅館でお借りしたアイスドリルで湖面に穴を開けます。5分ほどグリグリ回すと20センチほどの氷が貫通します。
結構な運動になり、体も温まり寒さを忘れることができるので一石二鳥。周辺を見渡すと、電動ドリルで穴を開けている方も多かったです。そんな光景を見ると次回はDIYドリルを企画できたら楽しそうだなと思いました。
また、貫通後に残った細かい氷を取るのに、穴あきお玉を使うととても便利です。
* 7:00 釣り開始
各自旅館でお借りした野外用小型ヒーターとお風呂場で使うプラスチック製の椅子を準備し、DIY竿にワカサギ用の餌(※紅サシ)を針につけ、穴にそっと投入!
重りが底に着くと糸がたるむので、少しだけ糸を引いたところで多少の上下をさせながら、ひたすら待ちます。
じっくり待っていると......釣れた!!!
感動の瞬間です。記念すべき1匹目は驚くほど小さなワカサギでしたが、とにかく釣れました。3時間程釣り続けた結果、各自数匹ずつ。大量に釣れるイメージをしていましたが、そんな簡単なものではありませんでした。ただ、間違いないことはワカサギ釣用DIY竿が機能したということ!
* 10:00 天ぷら開始
そして待ちに待った天ぷらタイム。
ステンレスボウルに卵1つ、調理用酒を150ml、薄力粉120gを混ぜあわせてんぷらの衣を作ります。手がかじかむ中なので、かなり大雑把な目分量で作りました。そしてコンロで熱した油で揚げます。美味しそうな色になったところで取り出し、少し冷まして食べます。寒い中なので一瞬で冷めますが、とにかく美味い!!
釣った喜びも相まって最高の味でした。
* 10:30 片付け
天ぷらを堪能したところで帰りの準備へ。
片付けの際、天ぷらで使用した油を持って帰るのに、「固めてテンプル」のような油処理剤を持っていくと便利です。
どんな小さなゴミも忘れていないことを確認し、宿へ帰還。
* 11:00 遅い朝食・帰宅
宿で用意して頂いた遅い朝食をいただき、足早に帰宅。
* 15:00 会社到着
無事日予定通りの時間に到着。
弾丸のようなスケジュールでしたが、自然に囲まれていたせいか大きく疲れることもなく、最高な時間を過ごせました。週末は多少混み合っているようですが、まだまだシーズン中です。思い切ってワカサギ釣りを体験しに行ってみるのはいかがでしょうか。
きっと良い思い出になることと思います。
WRITTEN BY
Japan
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