あの家電でドライフラワーをあっという間に作り上げるDIY術
ユーモアに溢れ、機能美まで追求するアレキサンダー・リー・チャン氏のDIYプロダクト。その製作の一部始終を追いかける企画の第3弾。今回は2パートにわたり、最高にクールなペンダントライトを作ってくれました。もちろん同氏にまつわるアイテムを盛り込んでいるのでお見逃しなく。
公開日 2016.10.19
更新日 2022.01.07
過去に紹介してきたDIYプロダクトは【RECYCLED SKATEBOARD STOOL】や【蚊取りどうぐ】など、リー・チャン氏のバックボーンとも言えるスケートボードカルチャーを落とし込んだアイデア。今回はその要素ではなく、リー・チャン氏のショップ『2[Ni]』のディスプレイでもよく目にするドライフラワーにフィーチャーします。
ということで、まずはドライフラワーの作り方をレクチャーしてもらいました。今回は、吊るして自然乾燥させるスタンダードな方法ではなく、シリカゲル(乾燥剤)と電子レンジであっという間に作る裏技をご紹介します。
材料と道具
■ドライフラワーにする花
■シリカゲル(乾燥剤)
■耐熱タッパー
■電子レンジ
作り方
STEP.01
ドライフラワーにする花をタッパーに入るサイズにカットします。
STEP.02
タッパーにシリカゲルを1/4ほどの深さまで敷き詰め、花を入れていきます。
STEP.03
花が見えなくなるまでシリカゲルをかけます。
STEP.04
蓋はしないまま、500Wのレンジで1分30秒〜2分ほど加熱。火傷に注意して、しっかりと冷ました後に花を取り出せば完成です。
なんとこれだけで出来るから不思議。シリカゲルは水分を吸うと色が変化しますが、フライパンに入れ、弱火でじっくり温めると機能が復活、再利用できるんです。
そして、このドライフラワーをペンダントライトの何に使うかというと、電球に入れて装飾に。次のページでは、電球を解体し、ドライフラワーをインする方法をレクチャーしてもらいました。
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材料と道具
■白熱電球(クリア)
■カッターの刃
■ニッパー
■金属用ハサミ
■ペンチ
■ドライバー
■棒やすり
■ピンセット
■軍手
作り方
STEP.01
電球の底にある黒い部分の上にある丸い金具をカッターの刃とペンチで外します。万が一電球が割れてしまう可能性もあるので手袋を着用しましょう。
STEP.02
黒い部分にペンチやニッパー、ハサミを押し込んで穴を開けます。開いたらニッパーを使って黒い部分を取り出します。
STEP.03
金属の部分にハサミを使って切り込みを入れ、穴を大きくします。
STEP.04
ドライバーを穴に挿して、少し力を入れながら中のフィラメント類を壊します。勢いよくやりすぎると電球の外側を割ってしまうので、慎重に作業を進めてください。また、フィラメントが割れる際にガラスが飛び跳ねる可能性があるので、防護用にメガネの着用をオススメします。
この時に力をかけすぎると割れてしまうのでご注意を。
STEP.05
フィラメント類が壊れたら、棒やすりを使って穴を広げます。その後にピンセットを使って、中身を取り出します。
STEP.06
口部分を内側に織り込みキレイに整えます。鋭利になっているので怪我をしないように気をつけてください。
STEP.07
電球の準備ができたらドライフラワーを入れていきます。ドライフラワーは崩れないようにカット。
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電球が器へと変わったこの時点でもワクワクする仕上がり。ぜひ自分好みのドライフラワーを作って、入れてみてください。このまま飾っても素敵なところですが、次回はこの電球を使ったペンダントライトを仕上げていきます。
ご期待くださいませ!
PROFILE
アレキサンダー・リー・チャン
‘75年サンフランシスコ生まれ。
プロスケーターとして活躍し、アパレルブランドのディレクターを経て、’03年にChang co.,ltdを設立、’04年SSより自身のブランドAlexaderLeeChangを立ち上げる。
ストリートを軸にしながらも独特のセンスから生み出される洋服は、様々なアイデアが凝らされたものも多いが自由で自然体な服には根強いファンが多い。
撮影協力
レインボー倉庫3
住所:東京都世田谷区北沢2-19-5
電話番号:03-5787-6882
営業時間: 10:00〜22:00(平日)、10:00〜20:00(土日)*貸切の場合は変動あり
定休日:不定休
WRITTEN BY
Japan
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