オシャレな北欧風空間を作る!洗面台選びのコツと参考実例

朝の身支度や歯みがきなど、毎日必ず使う洗面台。この場所をオシャレにしておけば、自然と気分もよくなることでしょう。この記事では洗面所をオシャレな北欧風にするコツや、参考になる取り入れ方についてご紹介しています。北欧風に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

2022.01.07


インテリアや雑貨をはじめとした、オシャレなカフェなどでもよく使われる「北欧風」というワード。そもそも北欧風とは、一体どんなテイストを指すのでしょうか?この記事では北欧風の説明に加えて、北欧風の洗面所を作るポイントや実際の取り入れ方についてご紹介します。洗面台そのものの選び方についても解説しますので、自宅の雰囲気を変えてみたい方はぜひ参考にしてみてください。

ヨーロッパスタイル「北欧風インテリア」の特徴

北欧風インテリアとは、主に北ヨーロッパで愛されているインテリアのことです。日本の畳や障子、ふすまが独自の伝統的なインテリアであるように、北ヨーロッパにも気候や暮らしに根付いた特有のインテリアがあります。北ヨーロッパといえば寒さが厳しく、必然的に室内で過ごす時間も多くなる環境です。外の景色が暗いので部屋を明るめな雰囲気にして、とにかく居心地をよくすることが、北欧風インテリアの基本になっています。

ここでは、北欧風インテリアの特徴として挙げられる6つのポイントについて解説していきます。

1.ホワイト&アースカラー
一般的に、北欧風インテリアは白を基調としています。これには室内を明るく見せ、ほかの家具や雑貨を引き立たせる狙いがあります。白だけでなくグレーやブルー、ブラウンなどもよく使われる色です。このようなアースカラーと呼ばれるナチュラルな色味で濃淡をつけながら、インテリアを揃えていくのがポイントです。

2.木材
自然が豊かな北ヨーロッパでは、インテリアにも木材がよく取り入れられます。木目調の壁や床、木でできたテーブルやイスなどが代表的です。そのほか、木製の小物などでナチュラルな温もりを取り入れると、北欧風インテリアに近づきます。

3.タイル
北欧風のキッチンや洗面所によく使われるのがタイルです。壁や調理台、洗面台をタイル張りにすることで、一気に北欧感が出てきます。賃貸など、リフォームでタイル張りにするのが難しいなら、タイルシールを使ってDIYするのもオススメですよ。

4.挿し色
北欧風インテリアで欠かせないのが、挿し色です。ベースをホワイトやアースカラーでまとめたインテリアに、アクセントとしてビビッドなカラーを取り入れることで、部屋全体がグッとオシャレな印象になります。

5.照明
日照時間が短く外から採光するのが難しい北ヨーロッパでは、多くの人が照明にもこだわります。部屋にいる時間が長いので、求められるのは安らぎのある柔らかな明かり。蛍光灯でらんらんと照らすのではなく、スタンドライトや間接照明などを使って優しく照らすのがポイントです。

6.シンプル
快適に過ごすことができるよう、ものをごちゃごちゃ置かないのも北欧風インテリアの特徴の1つです。収納スペースを増やして片付けてもよいですが、できる限りものを減らした暮らしこそが北欧流といえます。

洗面所をオシャレな北欧風空間に仕上げるには?

北欧風インテリアの基本を抑えたところで、続いては洗面所を北欧風に仕上げるポイントを確認していきましょう。

1.シンプルなウォールミラー
日本ではよく、収納ラックのついた三面鏡の化粧台が使われています。しかし北欧スタイルでは、シンプルさが大切。収納がついていないシンプルなウォールミラーを使用し、洗面所で使うものは洗面台の周りに置くようにすることで、素朴な北欧風の空間を作り出すことができます。ウォールミラーの縁取りを木製のものにすれば、さらに北欧感が増すでしょう。画像はSUVACOに掲載されている空間社さんの事例です。

2.木製のチェスト
北欧インテリアには、ナチュラルな木製の家具が欠かせません。洗面所に取り入れるなら、チェストや窓枠などを木材にするのがオススメです。チェストには洗面所で使うものを並べて、小さめの観葉植物を合わせて置くと、ナチュラルな空間を演出できます。

3.タイル
先ほども紹介したとおり、北欧風の洗面所にタイルを取り入れることでオシャレな雰囲気がグッと高まります。タイルを洗面台正面の壁に貼っておけば、水などが飛び散った際の掃除がサッと一拭きで済む利点も。白いタイルで統一するのもよし、カラフルなタイルで華やかにするのもよしなインテリアパーツは、洗面台の雰囲気に合わせて設置してみましょう。最近では100円ショップでもタイルシールが販売されているので、気軽に貼り付けることも可能です。シールによっては自由にはがせるタイプもあり、気分によって貼り替えられます。リフォームするより費用が安いのも嬉しいポイントです。画像はRoomClipで見つけたmashleyさんのアイデアです。

北欧風オシャレな洗面台の参考実例

ここからは、北欧風洗面台の取り入れ方をご紹介します。どういった部分に気をつけるべきなのかポイントも解説していきましょう!

北欧の温もりとナチュラルさが魅力の洗面台

RoomClipに投稿されている、白とブラウンを基調にしたyu.iさんの洗面台。ミラーとチェストに同色の木材が使用されており、やわらかな雰囲気と温もりが感じられます。洗面台の周りに敷き詰められたブラウンのタイルも洗面台を北欧風に演出する大事なポイント。ほかにも、ミラーの上に置かれた観葉植物やライトにもこだわりが光ります。

白い陶器の洗面器×タイルのアクセントが素敵な洗面台

のほぽんさんによってPinterestに掲載されているのは、シンプルにこだわった北欧らしい洗面台です。木製テーブルの上にはシンプルな白い陶器の洗面器が置かれ、正面の壁には木製の枠がついたミラーが設置されています。下部には、アクセントカラーになるブルーのタイルが貼り付けられているのがポイントです。

機能的で心地よい空間を演出する北欧風洗面台

こちらは、InterDecoHausさんがRoomClipに投稿している、たっぷり収納できそうな木製の棚が印象的な洗面台です。薄いブルーと白を基調に、木製の家具を使用した北欧風。収納部分をしっかりと確保することで、機能的な洗面台となっています。北欧インテリアのポイントを抑えながら生活に合わせてアレンジすることで、より使いやすい洗面所を作ることが可能です。

ヴィンテージ感がオシャレな洗面台

ホワイト×ブラウンを基調とし、ウォールミラーやシェルフの木材にダークブラウンを使用した例です。アンティーク調の蛇口を使用することで、大人な雰囲気を醸し出すことができます。北欧風インテリアの特徴として紹介したとおり、タイルや観葉植物を取り入れられており、家具の色合いにこだわりが感じられます。こちらはRoomClipで見つけたtomatoさんのアイデアです。

北欧デザインが素敵な手洗い器がある洗面台

せっかく北欧風にイメージチェンジするなら、手洗い器にもこだわってみましょう。一般的な手洗い器は白などの単色が多いですが、ポップな柄を取り入れることで、個性的な北欧風スタイルに。手洗い器から独立した蛇口を使用すれば、ほかにはない個性が引き立ちますよ!

タイル張りの手洗い器がアクセントの洗面台

壁や洗面台の上だけでなく、手洗い器自体がタイル張りになっているものを使用すれば、よりオシャレな北欧風洗面台を作ることができるでしょう。タイルの取り入れ方はいろいろですが、このように美しいタイル張りの手洗い器を設置してみるアイデアはいかがでしょうか?

失敗しない!北欧風洗面台選びのコツ

ここまで北欧風の洗面台の実例をいくつかご紹介してきました。しかし実際に取り入れるとなると、サイズや利便性などが気になってなかなか足を踏み出せない、という人も多いのではないでしょうか。そこで最後に、洗面台選びのポイントについてご紹介します。

洗面台の高さと幅

まず考慮したいのが、洗面台本体の高さと幅です。洗面台が高すぎると、顔を洗う時に腕に水が伝って不快な思いをすることが多く、低すぎると腰が痛くなってしまうことも。理想的な洗面台の高さは「身長÷2」だといわれているので、その数値をぜひ参考にしてみてください。また洗面所の広さを考えて適切な幅の洗面台を購入しなければ、洗面所に入らなかったり、逆に隙間が生まれて寂しい印象になったりしてしまいます。事前にメジャーで高さと幅をきちんと測ってから、模様替えしましょう。

洗面ボウルの大きさ

洗面ボウルの大きさや深さは、メーカーや商品によって異なります。ボウルが小さすぎたり浅すぎたりすると、水はねがひどく掃除が大変なことも。またライフスタイルによっては洗面器でも洗髪したいなど、通常のものより大きなサイズを選ぶ必要があるかもしれません。丸や四角など、ボウルの形もさまざまです。インテリアにこだわるなら見た目ももちろん大切ですが、使い勝手のよさも重要になってきます。

収納スペースと利便性

北欧風の洗面台を目指すなら、収納は少なめに抑えたいところです。ただ、やはり洗面所には化粧品や掃除用具など、収納すべきものがたくさんあります。特にシンプルなウォールミラーを使用する場合は収納が少ないため、別の場所に収納スペースを設けた方がよいでしょう。例えば、ウッドテイストのシェルフを洗面台近くに設置すれば、北欧風の雰囲気を壊すことなく、収納スペースを増設できます。また洗面台下の収納も、引き戸より引き出しにすることで、無駄なくスペースを活用可能です。

使い勝手のよさや掃除のしやすさなど、利便性への配慮も欠かせません。タッチレス水栓を取り入れるなど、使いやすさにもこだわってみましょう。ボウルとカウンター部分に隙間がある設計だと、そこにほこりが溜まりやすく掃除も大変になってしまいます。掃除しやすい洗面台にするなら、隙間をなくし、排水口の作りにもこだわるとよいでしょう。

その他の注意点

上記以外にも、洗面台を作る際に注意しておきたいことがあります。例えば、洗面所では、ドライヤーやヘアアイロンなど、電化製品を使う機会が多いものです。そのため電源の数は、少なくとも2つ以上確保しておくとよいでしょう。また、洗面台で木製のウォールミラーなどを使用する時も、注意が必要です。水場に近い場所で木製インテリアを使用すると、水はねによってカビが生えてしまうことがあります。水がはねない位置に使用したり、防水加工したりするなどの工夫をしてみましょう。画像はRoomClipで見つけたkirarinchoさんの事例です。

今使っている洗面台も、ホワイトやアースカラーをベースに、シンプルを基調とした木製のインテリアを取り入れることで北欧風に変身させられるはず。この記事を参考にしながら、ぜひオシャレな洗面台作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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DIYer(s)

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