オーナーとキャンパーが一緒に作り上げる、進行形キャンプ場

2018年7月に山梨県北杜市にオープンした「The Camp & Garden amanayu」。 元々は経営コンサルタントだったオーナーさん。40歳を機に脱サラして土地を購入。造成、小屋、炊事場の建設。キャンプ場のほぼ全てを1人で作り上げた。 実際に2回キャンプをしてきましたので、写真とともにレポートをお届けします。

公開日 2018.10.18

更新日 2022.01.07

オーナーとキャンパーが一緒に作り上げる、進行形キャンプ場

静寂とエアストリームがお出迎え

都内から中央道を走らせること約2時間。チェックインの正午を少し過ぎたくらいに到着しました。キャンプ場に入ってまず目に飛び込んできたのは堂々たる姿のヴィンテージエアストリーム。かなり年代物のモデルだが、こちらはなんとオーナーさん自ら買い付けを行ったとか。エアストリーム以外に気づいたのが、森林特有の心地よい静寂。「あ、ここは絶対に良い時間を過ごせる」と確信した瞬間でした。

エアストリーム1号機

キャンプ場内にはアメリカから海を渡ってきたエアストリームが2台鎮座しています。どちらも内部は綺麗にリフォームが施してあり宿泊することが可能。写真は場内の入り口付近にある1号機。

細部に宿るこだわりとホスピタリティ

こちらの水場も全てオーナーさんによるDIY。見るだけで気持ち良さが伝わってきます。

スタイリッシュなだけではなくお湯もしっかりと出る。寒い日の水洗いへの配慮と優しさが感じられます。

水場からはエアストリームが。見える風景が素敵なだけで水洗いも楽しくなりそうですね。

シックな外装の建物はトイレで、反対側にはシャワールームが6個完備されています。緑と赤のランタンサインがかわいい。 こういった小屋は場内に2棟あって、いずれも「ハーフビルド」の方法を用いて建設、ボランティアで集まった有志のキャンパーさんの手を借りて一緒に作ったとのこと。参加者の中には子供もいたようで、良い経験になったでしょうね。

トイレ内の洗面台。合板をそのまま使用することで綺麗になり過ぎず、適度なラフ感が残っています。

通路沿いには一定間隔で照明が配置してあり、夜のキャンプ場内も安心して歩くことができる。これももちろんオーナーさん自らの手によるもの。

自然との調和が図られたキャンプサイト

ひととおり散策を終えたところで、テントの設営に。
サイトは全部で10区画ほどで大小様々。全体的に一般的なキャンプ場に比べてだいぶ広い印象。一区画にテントを2、もしくは3つくらいは張れそうなほどの面積があるところも。
どのサイトも自然との調和が見事に図られていて、サイトごとに高低差があるため他のキャンパーさんがあまり視界に入らないような設計になっています。

画像は2回目の訪問時の我が家のサイト。友人4家族でのグループキャンプでしたが、息子が前日に熱を出してしまったため、思いがけず娘との初デュオキャンプとなりました。 我が家は2人なのでサイトはコンパクトに。

キャンプを初めて2年目の友人ファミリーが新幕としてチョイスした小川のアポロン。発売以降、今も品薄状態が続いている人気のドームテント。この日はフィールドでの初張りでした。

他の友人の手も借りつつ30分ほどで設営完了。そのサイズと堂々とした姿は目を引くものがあります。自然に馴染むカラーながら、どこかミリタリーテイストが漂っていて男心をくすぐります。

木立に囲まれた心地の良いサイトが完成しました。

初めて訪れた時のサイト画像。大型シェルター、4人用ドームテント、車を入れても余るほどの広さ。

テントサイト内にあるファイヤーピット。こちらもオーナーさんのDIYによるもの。ワイルドな焚き火を楽しむにはもってこいです。

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tomotech

Japan

キャンプ2年目。恵比寿で小さな会社を経営しながら、隙あらばキャンプを楽しむ2児の父です。
基本的に四六時中キャンプのことを考えています。