楽しく作れて面白く遊べる!ペーパークラフト「カミカラ」/CIRCLE of DIY Vol.30
編集部が注目するDIYerやスポットを紹介する本連載。今回は、最近SNSなどを通して世界中に驚きを与えているペーパークラフト作品、紙のからくり「カミカラ」をピックアップ。作者の中村開己さんに、創作の魅力を伺いました。
2018.04.16
糊もハサミも使わずに出来上がる!「アデリーペンギン爆弾」を作ってみました。
実際に「アデリーペンギン爆弾」を作ってみました。キットに入っている物は、パーツが組み込まれた台紙3枚。サイズの違う輪ゴムが2つ。説明書1枚です。
それでは、早速作っていきましょう。一度、説明書にすべて目を通し、流れをつかんでから始めて下さい。
それでは、早速作っていきましょう。一度、説明書にすべて目を通し、流れをつかんでから始めて下さい。
まず、すべてのパーツを丁寧に台紙から外して下さい。下の列、左から2番目のパーツは「ペンギン爆弾」のからくりを担うストッパーになります。特に大切に扱って下さい。
すべてのパーツの山折り線と谷折り線をしっかりと折り、曲げ癖をつけます。折る方向を間違えると紙が弱くなります。気を付けましょう。
パーツに書いてある番号同士を合わせ、組み立てていきます。
続いて、「ペンギン爆弾」のしかけを作る大切な工程をご紹介します。まず、6枚の花びらが開いたような形をしているパーツは、頭を作るためのものです。次に、写真のまん中あたりにある三角の突起は、冒頭で紹介したストッパーです。このストッパーを、頭頂部の裏側に取り付けます。
説明書通りに組み立てていきましょう。体と頭が出来ました。右下のパーツは、しかけのタネとなる輪ゴムを取り付けるための道具です。これも台紙から切り取って作ります。
短い輪ゴムは、頭の中に仕込んでいきます。
もう1つの長い輪ゴムは、胴体の中に取り付けます。これで組み立てはおしまい。
出来上がった「ペンギン爆弾」を折り畳み、ひっくり返します。足裏から飛び出ている三角の突起をしっかりと引っ掛けると、ペンギンが潰れたままの状態になります。この突起が、最初に頭の裏に仕込んだストッパーです。
上から落とすと反動でストッパーが外れ…。
一瞬でペンギンに変形します。約30分で完成しました。出来上がると、つい周りの人に披露し、驚かせたくなりますよ。
作って楽しい、遊んで面白い、そして周りの人たちを笑顔にする。「カミカラ」は、そんな素敵な作品です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみて下さい。
作って楽しい、遊んで面白い、そして周りの人たちを笑顔にする。「カミカラ」は、そんな素敵な作品です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみて下さい。
PROFILE
中村開己(なかむらはるき)
自称カリスマペーパークラフター。
1967年富山県生まれ。27才の頃「ペーパークラフトの技法百科」という本を見てペーパークラフトに目覚める。その後、2000年頃本格的に作品の制作を始める。2003年アートマーケットに出展し、人に受ける楽しさを知り作風が変わる。
作品のコンセプトは、“人を楽しませる事”。“一度見たら一生忘れられない作品を作ること”が目標。
1967年富山県生まれ。27才の頃「ペーパークラフトの技法百科」という本を見てペーパークラフトに目覚める。その後、2000年頃本格的に作品の制作を始める。2003年アートマーケットに出展し、人に受ける楽しさを知り作風が変わる。
作品のコンセプトは、“人を楽しませる事”。“一度見たら一生忘れられない作品を作ること”が目標。
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Japan
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