布にライブの様子を記憶させる!!?(後編)

去年7月に開催したライブ、ささきりょうた/大福「ほらだんだん」レコ発ツアー。その様子と、その様子を記憶させた布がどのようにできたかのお話です。

2018.01.21

あけましておめでとうございます!以前の記事からだいぶ経ってしまいました!ごめんなさい!今年もよろしくお願いします!

oops ウップスという名のアップサイクルプロジェクト

当アトリエPh.D.では「oops」ウップスという名のアップサイクルプロジェクトを主宰してます。
様々なクリエイターとともに端切れなど不用品を使い新たにone offな商品にするプロジェクトです。
そんな活動の一つがこちらの端切れを柄のように配置しニードルパンチという技法で加工したテキスタイル。テキスタイルデザイナー氷室友里さんを始め様々な方にご協力いただき様々な製品を製作しています。
家具の張替えにもその布を使ったりしているわけですが、そんな技術を使ってライブの様子も布に保存できないのかと閃いたのです。
とても素敵な場面って心にしっかり残っているはずなのですが、ふと思い出すとぽわーっとしてるし、何かきっかけがないと鮮明に思い出せない。そんなライブの痕跡を後々見ることができてその時の感動や情景がパッと蘇ったら素敵だなーと。
そんな気持ちでこの本物の花を布に閉じ込めてみたんです。
演者がこぼしたジュースの跡、少しくすんだ足跡、目には見えないけどだらだらかいていた汗も全て一緒に保存して、ライブに参加してくれた人や見てくれた人が後々この布で喜んでもらえたらと。
そして何しろ自分も参加者なもので、それをコレクションとして引き継ぎつつほしい方がいたらお譲りしています。結婚式などでもやらせていただいたり、今後もoops. recollection lineとして様々場所で続けていこうと思っています。

WRITTEN BY

chanarai

Japan

長野県東御市を拠点にヴィンテージ家具の販売、修理、張替えを行う「Ph.D.」の代表です。
端切れなどを使用し独自の手法を用いて修復した家具を作品として発表するとともに、製品の製造過程で発生する副産物(ゴミ)を原料に物作りをするアップサイクルプロジェクト「oops」を主催しています。
様々なクリエイター達とともに今の時代に適したコミュニティを形成したいと考えています。